男なのに奢ってくれない!?彼に不満なら考えたいことは?
付き合っているのに、なかなか奢ってくれない。こんな悩みを抱えている方も多いでしょう。とはいえ、意外にも男性側は「デート代は男が負担するもの」という意識をしっかりと持っているようです。
そんな話を聞くと、奢ってくれない彼の対応に余計腹が立ってしまいますよね。でも、実は奢らないからといって愛情が無いとは限らないのです。
今回は、奢ってくれない彼にうんざりしそうな時に思い出したい点について見ていきましょう。
自分の価値観は過去の恋愛で作られている!
付き合っている男性に食事代を奢ってもらえないと悩んでいるのなら、まず見直してみたいこと。
それは、過去の恋愛から自分がどのような影響を受けて来たのか、ということです。もちろん、食事代を全く奢らず、むしろ女性に払ってもらっているような状態であれば、男性側に問題があるかもしれません。
しかし、見落としてはならないことは、「奢ってくれる=愛がある」というわけではないということです。その場合は、まず自分の持つ恋愛とお金の″ものさし″を確認する必要があります。
今まで付き合った男性が毎回奢ってくれる人であった場合、きっと自分の中には″デートの度に女性に奢るべきだ″という図式が出来上がっているはずです。
しかし、今までに付き合った男性が皆割り勘派であった場合、「割り勘デートは当たり前」という価値観が自分の中に出来上がっているはずです。
私が以前お付き合いした男性は割り勘派だったので、「割り勘は当たり前だ」と思っていました。そのため、デートで奢るのは当たり前、という男性とお付き合いした時には、正直驚愕してしまいました。
それほどに、自分の価値観は過去の恋愛によって形作られているのですね。過去の恋愛経験で染みついた金銭感覚が、今の彼への不満を作り出しているのではないかと疑ってみましょう。
彼が奢らない理由を考えてみよう
自分の価値観について振り返った後には、お付き合いしている彼が奢らない理由について考えてみましょう。
たとえば、彼が直接「まだ学生で貧乏だから、奢れなくてごめんね。仕事で稼ぐようになったら、ご馳走するからね」と言ってくれるのであれば、理由ははっきりしており、納得できますよね。
しかし、奢らない理由を自分から伝えてくれる男性は少数です。奢らない理由として考えられるものは、たくさんあります。特に、恋愛経験の少ない男性は、″男が奢るもの″という暗黙のルールさえ知らないことがほとんどです。
また、恋愛経験の多い男性であっても、過去に付き合った女性が寛容で、いつも割り勘していた場合は、割り勘デートが彼の常識です。このように、彼側の恋愛経験を推測してみることで、なぜ奢ってくれないか、その理由が見えてくるのです。
また、彼のお財布事情を見ても、奢らない理由を突き止めることができます。本当にお金がない彼であれば、女性側の「奢って欲しい」という催促はかなりの重荷です。
そのうえ、「お金のない男」と認識されることは、彼にとって屈辱的なことなので、奢れない理由を自分から伝えることは到底できません。
一方、お金持ちの彼であっても、「お金を持っている自分を好きになって欲しいのではなく、人としての自分を見て欲しい」と考える男性も少なからず存在します。
男性の数だけ、奢らない・奢れない理由がありますが、奢らないからと言って愛情がないというわけではないのです。
愛情は奢りでは計り知れない!
ここまで見てきたように、「奢ってもらえない」と不安に思う原因は、男性側にも女性側にも求めることができます。女性が持つ過去の経験、男性が持つ経済的な事情の2つが複雑に絡み合っているのですね。
「奢ってくれないなんて、男らしくないし、大事にされていない気がする」と腹が立ってしまいそうになってしまうかもしれません。でも、もしかすると彼は本当にお金がなくて奢れないのかもしれません。
つまり、ある程度は相手の気持ちを忖度してみることが大切なのです。奢ってもらえなくても、自分のお金で好きなものを楽しんでみせるというマイペースさを持って、相手と分かち合う時間に幸せを感じてみましょう。
普段なかなか奢ってもらえないのであれば、「誕生日には、思い切り御馳走して欲しいな!」と愛嬌たっぷりにおねだりしてみても良いでしょう。