衝撃!オーガニックだからといって安全だとは言い切れない
「オーガニック」と言えば、どういったイメージを思い浮かべますか?
「オーガニック」と言うのは、「有機栽培」を意味しています。
化学肥料や農薬には頼らずに栽培をする方法で、有機肥料だけで栽培をする農法のことです。JAS規格をクリアできる加工食品や農産物のみ、JASマークがつけられて「有機」と書いて販売することが許可されます。有機栽培には生産者にとって大変な苦労も多く、生産者や企業は「オーガニック商品」であることを強調して販売をしています。
ですからオーガニックといえば、「環境や人、生物に優しくて健康的」というイメージを思い浮かべるでしょう?オーガニックといえば安全と思ってしまいますが、実はそうとは言い切れないことをご存知でしょうか?
オーガニックは本当に安全だと言い切れますか?
「有機野菜」は、完全無農薬でしょうか?
実は完全無農薬というわけではありません。
JASが認定をしている31種類の農薬については、使うことが認められています。
「低農薬」ということで、完全無農薬という意味ではありませんから、見方を変えなくてはいけません。また生産者のモラル上の問題で、いかほど農薬が使われているかというのはわかりません。ですから納得できる生産者から購入することが大切です。
オーガニックについての「落とし穴」ですが、JAS認定されていなくても「広告」には「オーガニック」と表記することが許されています。これはJAS企画では、広告等に「有機栽培」「無農薬」という表記をすることに規制をしていないからです。
販売時商品に「オーガニック」と書いて販売できるのはJAS企画から許されたものだけで、広告には販売者の意思で使用できるって、矛盾したお話だと思いませんか?
オーガニックコスメは安心できるのでしょうか?
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有機食品について、上記の驚きの事実をお伝えしました。少しでも肌の負担にかからないオーガニックコスメを選びたいところですが、貴女の使っている「オーガニックコスメ」って本当に安全でしょうか。
◎ 日本のオーガニックコスメ事情
日本では、1種類だけ植物原料のオーガニック成分が配合されていたら「オーガニックコスメ」と表記ができます。防腐剤・パラベン等の表示指定成分、その他の成分が全て化学成分でも「オーガニックコスメ」です。コスメによってオーガニックのレベルは様々で、絶対の安全で安心できるなんて言えそうにはありません。
配合量に関しては、製造元企業のモラルが問われる部分です。自分の目がしっかりしていないと、粗悪なオーガニックコスメを使うリスクが高くなりますから注意が必要です。
日本にはオーガニックコスメを認定する基準や団体がありません。たった1パーセントのオーガニック成分が配合されているだけで、「オーガニックコスメ」と表示されても全く問題がない事実を知ってから購入するようにしましょう。
海外のオーガニックコスメ事情は日本と違うの?
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・フランス エコサート
・オーストラリア ACO
・ドイツ BDIH
海外では認定団体での厳しい条件でクリアしないと、オーガニックコスメとして認可されません。上記のような認定団体で基準をクリアした製品のみ、オーガニックコスメとしての証明をしてもらえるのです。
本当に信頼できる「オーガニック」に巡り合うために。
こう言ったことって日本って厳しそうなのに、海外の方がしっかり規制されているなんて意外ですよね。オーガニックと聞けば安全で安心できると思いがちですが、本当に信頼できる「オーガニック」を手に入れるには選択眼が必要です。
・全成分のチェックができる(全成分開示)
・信頼できる機関・認定団体での基準をクリア
・製造元の納得できる企業理念
・国内・海外の特許があり、科学的根拠がある
・信頼できる研究機関がバックについている
わざわざ調べるというのはとても面倒なことですが、体に優しいものを使いたいと思ったら疑いの目で見るということも必要です。上記のようなことをチェックをして、本当に信頼できる「オーガニック製品」を見つけ出して、食事として摂取したり、化粧品として肌につけたりしたいものですね。