肌を紫外線から守るためには、日焼け止めを使うだけで完璧?

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肌を紫外線から守るためには、日焼け止めを使うだけで完璧?

海水浴やプール、登山などのアウトドア、日常の生活でもガラスやコンクリート、路面からの照り返しで、知らず知らずのうちに紫外線を肌に浴びています。春先からの強くなる紫外線には十分配慮して、日焼け止めはきちんとしているし、直射日光を浴びる時には長袖や手袋を身につけて防御するようにしているという方でも、うっかり防御を忘れる部分があります。

 

それは、「目を守る事」です。

 

実をはマウスを使った実験によると直接肌に紫外線が当たっていないのに、目から入った紫外線の影響でマウスの肌のメラニン色素が増加したという研究報告が出ています。人も目に直接紫外線を浴びるとその量を目が感知して脳に紫外線量の情報を通知します。そうすると脳は体を紫外線から守るために、メラニン色素を増産しろと命令を下すのです。

 

UVケアの意識が高くてもこの情報をご存知な方は約50%、その中で肌のUVケアをしている方は約90%なのに対し、目を守る方は約35%しかいらっしゃいません。本気で色白な美肌を目指すには、目を守る事が必要不可欠になってきます。

 

 

 

【photo by kabegami.org】

 

目が紫外線を浴び続ける事で起こるリスクは?

・ 角膜が炎症を起こします。

 

紫外線を浴びると角膜が炎症を起こします。急激に紫外線を浴び続けた時、例えばスキーや海水浴に行った日の目を思い出してください。雪山や海ではサングラスをしている方も多いのですが、していない方も沢山いらっしゃいますよね。そんなシーンで長時間紫外線を浴び続けると、肌が赤く日焼けするだけではなく目も赤くなります。症状がひどい場合は「雪目」と呼ばれる状態を起こし、目が痛くて開けられない事もありますから。そんな場合はなるべく早く眼科の受診をしましょう。

 

 

・ 白内障・翼状片と言った慢性疾患になりやすくなります

 

漁師・交通整備員・現場作業員・バスやタクシーの運転手というような仕事で長時間紫外線を浴びる方は、特に発症リスクが高くなります。水晶体が濁って「白内障」になったり、白目が三角形に黒目にかぶさる「翼状片」が発症する疾患の代表です。白内障は特に紫外線が原因で起こる目の病気の代表で、若い間から防御しておく癖をつけておくといいですね。

 

 

 

【photo by item.rakuten.co.jp】

 

 

目を守るために具体的な対策方法は?

日焼け止めを塗る事+目を守る事、ダブルで紫外線を防御する事の大切さをご理解いただけましたでしょうか?白い肌とアンチエイジングを実現するためにも目を守る意識を持つことが大切です。

 

 

・ サングラスで目を守りましょう。

 

日差しの強い季節や場所では、必ずサングラスをかけましょう。理想的なサングラスはレンズが大きく色の白っぽいレンズを選ぶ事です。色の濃いレンズでは、瞳孔が拡るので紫外線が目に入る量が激増します。もちろんUV加工されたものを選び、ちょっとショッピングという時にも忘れないようにしましょう。

 

 

・ UVカット効果のあるメガネ・コンタクトレンズ、つばの広い帽子や日傘を使用しましょう。

 

目に入る紫外線の量を緩和するのはサングラスばかりではありません。サングラスはUVカット効果があるのはわかっているけれど、鼻横のメイクが崩れるのも悩みどころです。そんな方の場合は上記グッズを活用して対策をするといいですね。

 

 

・ 目薬を使いましょう。

 

紫外線を浴びる機会の多い方は、目も乾燥すると覚えておきましょう。そんな場合には、抗炎症成分(硫酸亜鉛 ・グリチルリチン酸二カリウム・イプシロン-アミノカプロン酸)の配合されたものを使うと炎症が抑えられます。

 

 

肌を紫外線から守るために日焼け止めはしっかりしているけれど、目を守るなんて考えた事もなかったという方には、とてもお役に立つ情報かと思います。サングラスを選ぶ時にファッションの一部分として考えると色んなタイプを準備するのも楽しいですよね。しっかり目を紫外線から守り、今までよりも日焼けをしないようにするために、この情報を有効活用なさってください。

 

【photo by eye-media.jp】

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