韓国コスメはなぜ安い?信用できないと言われるその理由に驚愕

メイク ライター:

「韓国コスメはお好きですか?」という問いに、YESと答える女性は多いのではないだろうか。韓国コスメといえば、流行をとらえたカラーのラインナップ、パッケージのかわいさ、そしてお手頃なお値段など、若い世代からアラフィフ世代まで幅広い層に人気があることはご存知の通りであろう。しかしその裏で、韓国コスメが「信用できない」と囁かれていることも確かだ。というわけで今回は、韓国コスメが信用できないと言われる理由、そしてなぜ安いのか?という点にスポットを当てて韓国コスメの魅力を探っていくことにする。韓国コスメを安心して使いたい人たちの参考になればうれしい。

韓国コスメは信用できない?怖い!不安!と言われる理由


それではまず最初に韓国コスメが「信用できない」と囁かれはじめたきっかけ、そして韓国コスメを購入する際に気をつけるべきポイントをまとめていこう。危険性があるならそれを知っておくことが大切だし、先入観だけで決めつけてしまうのはなんとももったいない。「信用できない」「怖い」など漠然とした理由で片付けてしまうよりも、リスクをしっかりを把握し、素敵なコスメたちと出会ってほしいと思う。

韓国コスメの危険性が囁かれる理由

最初に、韓国コスメが信用できない、怖いと囁かれるきっかけとなった話をしておこう。2016年10月6日、韓国消費者院がおこなったサンプリング検査報告を中国メディアが報じた。その内容は「韓国の化粧品用顔料から、発がん性のある成分が基準値の5倍含まれる商品が多数見つかった」というもの。これだけでも「信用できない」というには十分だろう。しかし問題はそれだけに留まらず遡ると同年、禁止されているはずの殺菌剤化粧品が流通、クロロメチルイソチアゾリノン(CMIT)、メチルイソチアゾリノン(MIT)など肌への毒性が強い成分がベビーローションにも使われていたことが確認されたのだ。ベビーローションといえばこの世で一番優しい成分で作ってほしいものと言って良いくらい安全性には気を遣ってほしいものだが、それすら危険に犯されていたと思うと、もう「発色が良い」くらいの話で韓国コスメに手を出すことはできなくなる。これらが韓国コスメは信用できないと世間に思われてしまった主な出来事なのだ。確かにこの部分だけをみると怖い、不安、危険と判断されるのは当然であろう。しかし、この問題から数年経った現在も韓国コスメは右肩上がりで日本での需要を増やしている。以下の表をみても韓国コスメだけは群を抜いて輸入が増え続けていることがお分かりいただけるであろう。


【化粧品の輸入額】
(出典:JCiA日本化粧品工業連合会

韓国コスメで気をつけるべき危険一覧

前述したとおり信用できないという部分があるのにも関わらず、右肩上がりで増え続ける需要。本当に危険なのか?と疑問に思う人も多いことだろう。そこで現在において韓国コスメを購入する際に気をつけておきたい点をご紹介しておこう。

1.怪しげなサイトから購入しない
人気の商品などはなかなか手に入らないこともあり、ネット上で若干高値で取引されることも少なくない。そしてその人気に便乗し偽物が混じることもしばしば。ネット上で購入する際には変な日本語が使われていたり、説明が怪しい、なぜか安価な設定になっているなど少しでも「??」と思ったサイトには注意すべきである。

2.日本語対応が可能なサイトから購入する。
ギリギリ理解できる日本語サイトから購入した場合でも、その後の問い合わせにしっかり日本語で対応してくれるのか?という点にも注意を払っておくと良い。やはり何かあった時にヘルプできる場所があるのは心強いものだ。返品や返金等、店舗側がしっかり対応してくれないというケースも見られる。翻訳ツールを使えば外国語自体は理解できたとしても、日本のような丁寧な対応をしてもらえない可能性もある。よって日本語対応をしてくれるサイトから購入するのが安心ということになる。不安なら購入前に問い合わせページから何点か質問を送ってみても良いかもしれない。念には念を、である。

3.並行輸入品という名の偽物に注意する。
ネットで買い物をしていて「あれ?これずいぶん安いな?」と思ったら【並行輸入品】だったという経験はないだろうか。本来、並行輸入品というのは海外ブランドと正式な輸入販売契約を締結していない第三者が、直営店や正規代理店などで購入できる「正規輸入品」とは違うルートで製品を輸入することである。しかし並行輸入品という名の偽物が出回っているケースは非常に多い。やたらと安い価格設定の商品などは粗悪品が混じっている可能性があるため特に注意が必要である。

韓国コスメは信用できない!本当にいいのか知りたい!


ここまで、韓国コスメが信用できないと言われる理由をまとめてきた。ここからは韓国コスメは本当にいいのか知りたいという人々に向けて信用できないと囁かれる韓国コスメの安全性について掘り下げていこう。

韓国コスメの安全性はどうなの?

まずコスメというのはその国独自の規制をクリアするものが流通しているはずである。日本でも薬事法に基づいて厳しい規制のもと化粧品が販売されている。薬事法とは、日本における医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器及び再生医療等製品に関する運用などを定めた法律である。韓国の化粧品規制は日本の規制を参考として作られているため日本における規制の内容と類似する部分が多い。その上、韓国の化粧品法は2007年からの8年間で合計16回も改正されている。以上のことから「韓国コスメは危険」とも言い切れず、安全性は確保されていると言っても良いであろう。近年の韓国コスメの人気具合を見ても下手なものは発売できないというプレッシャーもあるに違いない。

安心して使える韓国コスメブランドってどこ?


1.CNPラボラトリー

(出典:CNPラボラトリー公式

CNPラボラトリーは、日本において非常に知名度が高い。皮膚の専門家が製品開発に携わっているブランドであるため、成分的にも安心して使うことができるだろう。日本語での成分表示もしっかりあるため敏感肌のひともあらかじめ成分を確認してから購入することが可能。日本国内の正規販売店は「銀座ステファニー化粧品株式会社」である。製造販売元に同社の名前が入っていれば正規販売店であるため、購入の際にはぜひチェックしてほしい。

2.イニスフリー

(出典:イニスフリー公式

イニスフリーといえばバカ売れしたフェイスパウダーが有名だろう。コンパクトでくすみカラーがかわいいパッケージ、そして一度使ったら手放せなくなる使用感の良さが最大のウリだ。2022年現在、国内では店舗を15箇所まで増やしその人気の高さを証明している。人気ゆえに偽物も出回っているという話もあるため購入する際には、店舗で購入するか、イニスフリー公式サイトからの購入をおすすめしたい。

3.スキンフード

(出典:スキンフード公式

スキンフードも言わずと知れた人気韓国ブランドである。「食べもの」から生まれた素肌にやさしい化粧品がウリだ。良質な原料のために世界中を探しまわり、安心してお肌に使えるよう研究者たちが自らの肌を使いテストを行うという徹底ぶり。パプリカ、アスパラ、ケール、ブロッコリーなどが使用されたフェイスマスクなどちょっとしたプレゼントなどに使えそうなオシャレな製品が揃っているのもうれしい。正規品を見分ける法定ラベル(商品紹介シール)の内容が以下と同様か確認しておこう(2022年現在)。

【パターン1】
販売元:株式会社フードコスメ
製造販売元:株式会社アイケイ

【パターン2】
販売元:株式会社フードコスメ
製造販売元:株式会社ブルーム

ここまでご紹介で【韓国コスメ=信用できない】ではないということをご理解いただけたと思う。前述した3ブランドのように信念を持って真摯に取り組むブランドもたくさん存在するので韓国コスメと一括りにして毛嫌いするのはもったいないと言えそうだ。それでは最後に韓国コスメブランドが「コスパ良し!」と言われる理由をご紹介して締めたいと思う。

なぜ安い?韓国コスメを信用できないもう一つの理由。

韓国コスメは発色の良さ、パッケージの可愛さに続きコスパの良さも人気の理由である。しかし人間とは勝手なもので「安い」のはうれしいくせに「安すぎる」と不安になるのである。「どんな成分が入っているの?」と勘ぐってしまうからだ。このように韓国コスメはコスパの良さゆえに「逆に信用できない」という現象が起きている。よって、最後は韓国コスメのコスパの秘密を探ってみた。

韓国コスメが安い理由に納得!

韓国コスメ安さの秘密は、安かろう悪かろうの原料を使っているからではない。答えはブランドの運営方法にあるのだ。まず韓国のプチプラコスメブランドはインターネット上での販売をメインとし、実店舗を持たないケースが多い。これにより毎月かかる固定費、人件費、光熱費等のコストを大幅に抑えることができる。広告についてもTVCMを使わず、SNSを利用して宣伝するなどしてコストを抑えている。SNSが主流となった現代では莫大な費用がかかるTVCMを打つよりも、人気のインフルエンサーに紹介してもらった方が費用対効果が高いと判断しているのであろう。このような企業努力によりできる限りのコストを削減、その上で商品の価格に反映させているというのがカラクリなのである。

【まとめ】韓国コスメは「信用できない場所で購入しない」が鉄則!



いかがだっただろうか。韓国コスメは「信用できない」と思われる過去があるものの、現在では法規制されているため、安心して使えるコスメと言って問題ないだろう。しかし、購入する際には注意が必要。怪しげなサイトで購入しない、やたらと安い場合は疑ってみる、日本語で問い合わせができるサイトから購入する、偽物に注意するなど自衛策は必要である。韓国コスメを使ったことがないという人はひとまず有名所の「CNPラボラトリー」「イニスフリー」「スキンフード」などからはじめてみると安心かもしれない。韓国コスメは安さゆえに不安になるという点も拭えない。しかし韓国コスメの安さの秘密はブランドの運営方法にあるのだ。実店舗を持たずに固定費や人件費等のコストをかけない、広告はTVCMをうたずにSNSを活用するなどして抑えたコストを商品に反映させている。消費者としてはうれしい企業努力である。コスメ界の韓国旋風は当分続くであろう。なんとなく「信用できない」ではせっかくの出会いを逃してしまう。しっかりとした認識を持って「韓国っぽメイク」を楽しんでほしいと願っている。

この記事を書いた人

たんの さやか

たんの さやか

子育て真っ只中、肌の悩みが尽きないアラフォーです。筋トレが肌に良いということでパーソナルトレーニングでの身体づくりに目覚めました。しみ、シワ、ほくろ除去問題など体験をもとにわかりやすく情報をお伝えしてまいります。

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