キレイな人は油を摂っている?!油抜きダイエットの落とし穴
『キレイな人は油を摂っている?!油抜きダイエットの落とし穴』
脂質である油はカロリーが高く、ダイエット中には出来るだけ控えるべき。というのが常識ですよね。しかし、油抜きダイエットをすると体重は減ったとしても、キレイに痩せることはできません!実は、キレイな人は油と上手に付き合っています。油抜きダイエットの落とし穴と上手な付き合い方についてご紹介しますので、極端に油を控えていると言う方は食生活を見直してみましょう。
油抜きダイエットの落とし穴とは?
人間の体にとって必要とされる三大栄養素は、「炭水化物・タンパク質・脂質」です。油抜きダイエットをすると1日に必要な脂質が足りずに、思わぬトラブルを引き起こしてしまいます。
①お肌のハリや潤いが失われる
まず、油抜きダイエットをするとお肌に潤いやハリがなくなります。ガサガサとゴワつき実年齢よりも老けた印象の肌質に変化してしまいます。脂質を摂り過ぎるとニキビなどの肌荒れを引き起こしますが、良質な油分はお肌の潤いを保つために必要な成分です。脂質と肌は、密接な関係にあるため上手に付き合うことが美しさを保つコツです。
②生理不順になる
脂質はホルモンバランスを保つために必要な栄養素です。脂質が足りずにホルモンバランスが崩れてしまえば、毎月の生理が遅れるなど生理不順を引き起こします。生理不順が続けば不妊の原因にもなるため、女性は脂質不足に注意が必要です。
③太りやすくなる
”脂質は太る”とされていますが、脂質が足りなければ空腹を感じやすくなります。お腹が空いた状態が続けばダイエットを挫折しやすく、油抜きダイエットはリバウンドを招く結果となりやすいデメリットがあります。
【photo by www.aftersupper.com】
油との上手な付き合い方とは?
キレイな人は良質な油を摂るようにしています。揚げ物やジャンクフードに含まれる油は、「トランス脂肪酸」と呼ばれる体にとって必要のない脂質です。このトランス脂肪酸を摂取しすぎると健康や美容に悪影響を及ぼします。
一方、良質な油とは「必死脂肪酸」であるリノール酸を代表するオメガ3やαリノレン酸を代表するオメガ6と呼ばれる脂質です。
植物油にはリノール酸が豊富に含まれ、エゴマ油、アマニ油、キャノーラ油、大豆油などには、αリノレン酸も含まれています。また、植物油以外では、イワシ、サバ、ニシンなどの魚にリノール酸が豊富に含まれています。
●リノール酸の働き・・・皮膚のバリア機能をアップさせお肌の保湿力を高めます。
●αリノレン酸の働き・・・脂質の中でも脂肪になりにくく、中性脂肪やコレステロール量を調節して代謝アップを促進させます。
ダイエット中の食生活に油を取り入れる方法
オメガ3は熱に弱いという特性を持っていますので、加熱調理に向いていないため、酸化しにくいオリーブオイルなどのオメガ9を摂ると、良質な脂質を効率良く摂取できます。ダイエット中には、ビタミンやミネラルも積極的に摂りたい栄養素のため、サラダのドレッシングなどにオイルを活用すると無理なくバランスの良い栄養素が摂取できます。
芸能人やモデルさんたちの間では、スプーン1杯のオイルを飲む習慣を心がけている方もいますが、スプーン1杯とは言えども油をそのまま摂取するのは飲みにくいため、お味噌汁に入れるのもおすすめです。
お茶碗にお味噌汁を注いで、飲む前にスプーン1杯程度のオイルを入れれば、お味噌汁にコクが生まれて美味しく摂取することができます。ゴマ油なら香ばしさもアップして風味が良くなります。
良質な油は太るどころか脂肪の燃焼を助けて、美肌効果ももたらしてくれます。ダイエット中でも油を食生活の中に上手に取り入れ、キレイに痩せる事を目指しましょう。