シカパックは効果ない?シカパックをおすすめしない人

スキンケア・美容法

みなさんはシカパックをご存知だろうか。シカパックは美容大国である韓国で生まれたコスメで、ツボクサという植物由来の成分であるシカがたっぷり含まれている。韓国では昔からシカは肌再生の効果があるとされ、傷を治す薬として使用されてきた。それから現在では、シカはニキビや肌荒れを改善してくれたり、肌のキメを整えてさまざまな肌トラブルを防いでくれる効果があるとして話題となっている。

シカの成分を使って肌をケアすることを“シカケア”という。シカケアシリーズはシカパックだけでなく化粧水やクリームなどさまざまあり、それぞれが自分の好みやライフスタイルに合ったものを選んで使っている。シカを使用したコスメは韓国をはじめいろいろな国のメーカーから発売されており、街のドラッグストアやロフト、東急ハンズ、ドン・キホーテなどでも見かける。テレビやSNS、雑誌でもたびたび取り上げられているため誰しも見聞きしたことはあるだろう。しかし中には「私は敏感肌だから使えない。」「シカパックが合わなかったらどうしよう」と悩んでいる人はいないだろうか。

シカ成分が摂れるツボクサは、WHO(世界保健機関)が保護するべき重要な薬用植物に認定し、その効果が世界的に認められて注目されるようになった。シカは肌の鎮静化をしてくれるため、敏感肌の人でも使えると話題となっているが、それを信じて実際にシカパックを使った人の中には「肌が荒れた」「肌がヒリヒリする」と訴える人も少なからずいる。
今回はシカパックがおすすめできない人、シカパックの効果的な使い方を紹介する。敏感肌だけどシカパックを使えるか心配な人、シカパックを使ってみたい人はぜひ参考にしてほしい。

シカパックは効果ないと感じている人の口コミ

シカパックはシカ成分がたっぷり含まれているシートパックを顔に貼ることで、肌に潤いを与える。特に、『VT COSMETICS』の“シカデイリースージングマスク”をはじめとした大容量のシートマスクは大人気で、SNSで投稿している人も多い。
ここでは、シカパックを実際に使っている人が“効果がないのでは?”と感じた投稿を紹介する。

シカパックの成分は?

まず、シカパックにはどんな成分が含まれているのか調べてみた。一番人気のVT COSMETICSのシカデイリースージングマスクの成分を見てみよう。

引用:VT COSMETICS 
ツボクサ由来の成分は、ツボクサエキス、アシアチン酸、アシアチコシド、マデカシン酸、マデカッソシドである。これらはいずれも肌を整える効果があり、低刺激のため敏感肌の人でも使えるとされる。よくあるコスメは美肌に対して即効性を求めるあまり、刺激の強い成分が使われていることが多く、それによって敏感肌の人が使用すると肌荒れを起こしていたのだ。一方でシカパックに含まれるツボクサ由来の成分は即効性はないが続けることでじっくりと肌に作用する。これが敏感肌の人でも使えると言われている理由だ。
シカパックを使って効果を得られている人は多い。肌荒れが治まったという人もたくさんいる。そんな中でシカパックを使って逆に肌荒れをしたという人もいる。敏感肌でも使えるとされているのになぜだろうか。次からはシカパックを使用して肌荒れを起こした人の口コミを紹介する。

シカパックで肌荒れた

シカパックで肌が荒れてしまった人の主な症状としては、プツプツができた、肌の赤み、痒みがあるようだ。これらの症状が出た人は、シカパックの使用を中止し、保冷剤で冷やしたり、皮膚科で処方された薬で改善している。

シカパックで肌がヒリヒリする

シカパックを肌につけてしばらくすると肌がヒリヒリしたと感じた人もいる。こういった症状の人は、シカパックの使用を中止すると治る。

シカパックが効果ない人の原因と対策


シカパックは敏感肌の人でも使用でき、肌の再生化をはかれるとても優秀なコスメであることが話題となっているが、中には肌に合わずに逆に肌荒れを起こしてしまい、「効果が感じられない」と感じる人もいる。ここでは、シカパックで肌荒れを起こしてしまう原因やシカパックの効果が感じられない人、シカパックを使ってみたいけど自分の肌に合うかどうか不安な敏感肌の人におすすめの使い方を紹介する。

敏感肌の人はシカパックは使えない?

シカパックの主成分であるツボクサ由来の成分は、昔から傷の治癒に使われてきた成分である。肌荒れ、ニキビを改善、肌のキメを整える効果があり、低刺激であるため敏感肌の人でも使えるとされる。
しかし、シカパックを使って肌荒れをしてしまった人が一定数いる。これはどういうことなのだろうか。実はシカパックで肌荒れを起こす原因はツボクサエキスのせいではない。シカパックに含まれる、ツボクサ由来の成分以外の成分に肌が反応しているのだ。

例えば、化粧水などのスキンケア用品に含まれるエタノールや石油系合成界面活性剤、グリセリン、シリコン油、人工香料などの添加物は少量であっても敏感肌の人は肌荒れを起こす可能性がある。スキンケア用品に記載されている成分表を確認すればわかるが、カタカタでつらつらと何行にも渡って書かれており、ほとんどの人はこの成分が一体何の役割があるのかわからないだろう。
スキンケア用品に限らず、成分表や原材料が書かれている欄では、含まれている割合が多い順番で記載されている。肌荒れを起こす危険がある成分を知っておくと、スキンケア用品を購入する際に成分表を見て自分が使えるかどうか確認できる。また、すべて覚えるのは難しいため、成分表のはじめの5、6つくらいを見て危険なものが含まれていないか確認する方法は手軽で良いだろう。
敏感肌の人の中には、スキンケア用品を買ったものの、使ってみたら肌に合わなかったということもあるだろう。そういったときは、そのスキンケア用品に含まれる成分のはじめの5、6つくらいを控えておき、次に買うときは前回失敗した成分の中で刺激性のある成分が含まれていないものを購入するようにすると失敗する確率が減る。さらには、これを繰り返すことで、自分の肌に合わない成分が明確になってくる。こうなるとスキンケア用品選びもかなり楽になるためおすすめだ。

シカパックはお試ししてから使おう

シカパックのツボクサ由来の成分は敏感肌の人でも使用でき、肌荒れを改善し、肌のキメを整える効果があるため、ぜひ使ってみたいという人は多いだろう。しかし買ったシカパックが自分の肌に合わなかったらショックは大きい。肌荒れを治したくて買ったのに、逆に肌荒れを起こすなんて…そんなことを考えたら怖くて買えないし、残ったシカパックが無駄になるのも避けたいものだ。
特に敏感肌の人はシカパックが自分の肌に合っているかどうか試してから使ってほしい。シカパックはさまざまなメーカーから出ており、それぞれツボクサ由来の成分の他にヒアルロン酸や植物由来のエキスなどを独自に配合している。シカパックといえば大容量のものが人気だが、数枚だけ入った少量タイプもある。少し割高にはなるが、肌に合わなくてシカパックが無駄になるよりは、まずは少量のものから試すことをおすすめする。
また、シカパックを肌に貼る前に、シカパックの液を腕の目立たない部分に少し塗って赤みや痒みなどが出ないかパッチテストを行うようにしよう。パッチテストを面倒くさがって省いてしまい、もしも肌荒れを起こしたら荒れが治るまで外に出るのも億劫になるし、皮膚科に行って余計な出費もかさむしで元も子もない。
デリケートな肌のために手間を惜しまないようにしよう。

効果的なシカパックの使い方を紹介

シカパックは韓国で火がつき、日本でも爆発的な人気を博してるスキンケア商品である。シカパックを毎日肌に貼るだけで肌が潤い、キメが整ったとのうれしい悲鳴が多い中、効果が感じられずにモヤモヤしている人もいる。ここではシカパックの効果を最大限に得られるための方法を紹介しよう。

まず前提として、シカパックを貼る前には化粧を落とし、しっかりと洗顔をしよう。肌の表面や毛穴に古い角質や皮脂、ほこりなどの汚れが残っているとせっかくの美容成分が肌に浸透していかない。また、入浴の後だと体が温められて毛穴が開き、美容成分がぐんぐん浸透するためおすすめだ。
シカパックを貼る前に化粧水をたっぷりと塗ろう。化粧水を塗ることで、次に使うシカパックの成分を肌に浸透させやすくする効果がある。シカケアシリーズの大手メーカーである『VT COSMETICS』や『Dr.Jart+(ドクタージャルト)』の公式サイトにも、シカパックを貼る前に化粧水で肌を整えるよう記載されている。この工程をしっかり行うことが、美肌への近道なのだ。
シカパックは美容成分がしっかり浸透するまで貼っておこう。特に朝に使っている人は時間がないからといって手短に済ませる人もいる。しかしそうするとせっかくの美容成分が肌に浸透し切らずにパックに残ったままになってしまう。それはかなりもったいない。シカパックは10分〜20分程度肌に張っておく必要がある。ただし、長ければ長いほど良いわけでもない。シカパックのメーカーがそれぞれ推奨する時間よりも長く貼っていると、今度は肌の水分が蒸発していってしまう。すると潤うどころかどんどん乾燥していってしまうのだ。あくまでも推奨された時間でシカパックを終える必要があるのだ。
最後に、しかぱを剥がしたあとで、肌についたシカパックの成分を優しく肌に馴染ませよう。その際はこすらずに手で軽く押し込むように浸透させよう。手の温度も相まってシカ成分が肌にじっくりと浸透する。手に残ったものを首などに塗るのも良い。
仕上げにクリームを塗って肌の潤いをキープしよう。美肌には毎日の積み重ねが大切だ。面倒な日もあるだろうが、キメの整った美肌を手に入れるためにスキンケアはしっかりと時間をかけて丁寧に行うことを心掛けよう。

「シカパックは効果ない?シカパックをおすすめしない人」まとめ

今回はシカパックは効果ない人、肌荒れをしてしまった人の原因と解決策について紹介したが、いかがだっただろうか。シカの成分は昔から人々使ってきた有効成分であるために絶大な人気を誇るスキンケア用品である。話題になりすぎて、使ってみたいと思う人がいる一方で、敏感肌の人の中には効果を得られずに逆に肌荒れを起こしてしまうという残念な事例もある。
シカパックの力を効果的に、そして少ないリスクで使用するためには、肌に合わない成分が含まれているものを買わない、シカパックの使用前にパッチテストを行う、そしてメーカーが推奨する使い方を守るといったことが重要なのだ。
この記事が、シカパックの効果を得られていないと感じる人、敏感肌だけどシカパックを使っても良いか悩んでいる人の役に立てば幸いである。

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