30代からの”朝ヨガ”の効果は?
30代に突入すると、10代や20代とは違う心や体の変化が訪れます。
中には「プレ更年期」と言って、本来なら日本女性の平均閉経年齢である50才を挟んだ、40代中盤から50代前半に掛けて起こる更年期が30代の後半から起こる方もいらっしゃいます。
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また近年、女性は家庭のみに留まらず、男性同様仕事に励んでいるケースも多いことから、ストレスに晒される機会も多くなっていますよね。
そのような中、心と体の安定を求めてヨガを始める方が増えています。特に、ヨガは朝行うことで効果が高まると言われていることから、「朝ヨガ」に取り組んでいる女性は数多くいらっしゃいます。
そこで今回は、30代から始める朝ヨガの効果をご紹介したいと思います。
<朝ヨガのここが凄い!>
1.自律神経の切り替えがスムーズになり、心身ともにすっきりとします。
朝は、寝ている時に優位に働く副交感神経と活動時に優位に働く交感神経が切り替わる時です。しかし、ストレスを感じていたり疲労が溜まっていると、この切り替えがなかなかスムーズに行われません。
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深い呼吸を繰り返すヨガは、幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」の分泌を活性化にし、自律神経の切り替えをすみやかにすることで、目覚めのよいすっきりとした気持ちにしてくれます。
2.スタイルの維持に役立ちます。
朝は、一日の中で骨盤が最も閉まりやすい時間と言われているため、このタイミングでヨガを行うと骨盤の開きを修正できるので、理想のスタイルを保つことができます。
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また、ヨガにより股関節や肩甲骨の柔軟性がアップするので、正しい姿勢を保ちやすくなり、それによって引き締まったスタイルを維持することができます。
3.痩せやすい体に生まれ変わります。
30代になると、若い時のように食事を抜いたくらいでは簡単に痩せなくなりますよね。かと言って、極端なカロリー制限やハードな運動はしたくないという方も多いと思います。
ハードな運動とは程遠い印象のヨガですが、実は有酸素運動になります。このため、毎日続けることで代謝が上がり痩せやすい体になります。
また、朝はお腹に何も入っていない状態なので、そこで有酸素運動を行うと蓄積されている脂肪が効率よく燃えて、より痩せやすくなるのです。
4.自分を見つめ直す時間が持てます。
ヨガでは深呼吸やポーズと共に、「瞑想」が行われます。
瞑想とは、自分の呼吸に意識を集中させながら、頭をからっぽにすることを言います。雑念が生まれたら、それを追い払おうとせず受け流すことで、本音や本心を隠さず自分と向き合うことができるようになります。
このような時間を一日の始まりに持つことで、その後のモチベーションにも大きな違いが生まれ、より積極的に意欲的に過ごすことができるようになります。
5.女性ホルモンが活性化し、若々しさや女性らしさを保ちます。
30代後半から女性ホルモンの分泌量が減っていき、40代になると急激に下がると言われています。ヨガのポーズにはリンパ腺を刺激するものが多いため、リンパ液の流れを促進することで女性ホルモンの分泌が活発になり、女性らしい体つきをキープします。
また、女性ホルモンが活性化されると生理痛の軽減にも役立ちますし、更年期障害の症状を軽くしたり、気持ちを安定的に保つことができると言われています。
ヨガには体の柔軟性が必要ですが、柔軟性がないからといって諦める必要はありません。むしろ、毎日ヨガを行うことで必ず体に柔軟性が生まれてきます。
こり固まった肩や背中は、それだけで大きなストレスを生みますが、そのコリをヨガによって少しずつ解すことで、やがて心にも余裕が生まれてきます。
心と体の健康を保つために、是非今日から〝朝ヨガ〟を始めてみませんか?