芸能人にも多いビニール肌とは?原因と対策を紹介

スキンケア・美容法
あなたは『ビニール肌』ということだをご存知だろうか。ビニール肌とはその名前の通り、肌にビニールを張ったような状態のことをいう美容業界で使われる言葉である。ビニール肌は、なんらかの理由で肌のキメが失われて角質層が薄くなっている状態で、肌のバリア機能は機能していない。
ビニール肌になると、紫外線や肌の摩擦といった外からの刺激がダイレクトに伝わってしまい、シミ・シワ・たるみ・くすみといったさまざまな肌トラブルを引き起こす。
今回は、ビニール肌の原因と解決策を紹介したい。スキンケアが大好きな人、普段からスキンケアに時間をかけている人、肌が弱い人、ビニール肌になりたくない人はぜひ参考にしてほしい。

芸能人もビニール肌に?

ビニール肌は芸能人にも多い。芸能人は見られるのが仕事であるため、特に美容には気を遣っている。しかし、スキンケアもやりすぎは禁物。過度なスキンケアは肌がもともと持っている力であるバリア機能を壊し、角質層をどんどん薄くしてしまう。そうすることで肌のキメが失われ、ビニール肌になってしまうのだ。ビニール肌は、常に美容に気を遣っている芸能人のように、特に普段から美容に力を入れて、時間をかけてスキンケアをしている人が陥りやすいと言われる。ここでは、ビニール肌になってしまった芸能人や、私たちもついついやってしまっているビニール肌の原因となる間違ったスキンケアを紹介したい。

ビニール肌ってどんな顔?芸能人に多いのはスキンケアのやりすぎ。

ビニール肌はビニールを張ったようなツルッとした肌のことで、一見するとツルツルとしていて美肌に見えるため、気づくのが遅れてしまうことが多い。しかしこれはただキメが失われてツルッと見えているだけなのだ。芸能人は美容に気を遣っていつためにスキンケアをやりすぎてしまう傾向にある。画面越しに見ると美しいが、実はビニール肌だったという芸能人が多い。不自然なテカリを感じたら、その人はビニール肌の可能性が高い。

赤ら顔はビニール肌の特徴!

赤ら顔とは、文字通り皮膚が赤っぽくなっている状態のことである。赤ら顔の原因はいくつかあり、主に、激しい運動をした後などに毛細血管が拡張して赤くなる場合やおでこや小鼻の周辺の皮脂による脂漏性皮膚炎が原因の場合、両頬の毛細血管が拡張して透け、その周辺がポツポツと炎症を起こしている“酒さ”という皮膚炎が原因の場合、ニキビや乾燥などが原因の場合がある。ビニール肌である人はこの中の乾燥が原因で起こるものである。よって赤ら顔の人はビニール肌である可能性が高い。赤ら顔になるのは、皮膚が薄くなってしまって肌の奥の血管が透けて見えてしまっているためである。

“レチノール”はビニール肌の原因になる?

レチノールとはビタミンAの一種であり、角質層の新陳代謝を促進することで、肌のターンオーバーを正常に戻してシワやたるみを改善する、アンチエイジング効果が期待できる成分である。さらに毛穴の詰まりやニキビといった悩みの改善にも効果が期待できるため、ほとんど全ての肌の悩みに効く嬉しい成分なのだ。一方で、レチノールが含まれているクリームを使う際には注意が必要である。レチノールを使用することによる副作用をレチノイド反応といい、肌の新陳代謝が急激に促進されることによって肌が乾燥したり、赤みを帯びたり、かゆみが出たりといった症状が現れる。これらはビニール肌へと続く道であるため、レチノイド反応を起こさないようにしなければならない。レチノイド反応が起こる原因は、レチノールの頻回使用である。新陳代謝を促進させて肌を生まれ変わらせたいからといって毎日使用していたら、美肌どころか一気にビニール肌になってしまう。レチノールは多くても週2、3回の使用を推奨されているが、もともと肌が弱い人や、レチノイド反応が心配な人は週1回からはじめてみると良い。また、レチノールは紫外線や温度に弱く、すぐに効果を失ってしまうため、夜の洗顔後の使用がおすすめだ。加えて、レチノールを使用している期間は紫外線に敏感であるため、いつも以上に紫外線対策は必須である。レチノールの効果をしっかりと得るためには、レチノールを塗って満足せずに、保湿ケアをしっかりしてビニール肌から守ろう。

“れんげ化粧水”でビニール肌に?


引用:れんげ研究所
れんげ化粧水はれんげ研究所から発売されている化粧水で、生のレモンを主成分とし、保湿成分を配合することで、肌本来の力を引き出すことを目的としている。れんげ化粧水にはサリチル酸が含まれているが、これはピーリング効果がある成分である。れんげ化粧水を使うことで肌がツヤツヤになると言われるのはピーリングをすることで古い角質を剥がしているからだ。このれんげ化粧水には、“れんげ洗顔”という使い方がある。れんげ化粧水を顔にのせるようにつけて30秒ほど待つ。洗面器などにぬるま湯を張り顔を5秒ほど2回以上つける。ガーゼなどの柔らかい布で水分を吸い取る。れんげ研究所の公式サイトでは、化粧水を手で塗ったり、浸透するようにと押し込んだりすることは極力控えるように記載されている。肌に触れる回数を減らすことで、れんげ化粧水の効果が発揮されるとのことだ。SNSやネットでは「れんげ化粧水を使っていたらビニール肌のようになった」と投稿している人がいるが、これはれんげ化粧水に含まれるサリチル酸のピーリング効果のためである。れんげ化粧水は日中もこまめに塗り直すことが推奨されており、これがれんげ化粧水の頻回使用によってビニール肌に近づいてしまう原因とひとつであると言えよう。れんげ化粧水はこれだけでスキンケアが完了するとのことだが、保湿が充分にされているのかという点で不安が残る。

ビニール肌注意!“血みどろピーリング”のやりすぎ

引用:Amazon
The Ordinaryから発売されている『AHA 30%+ BHA 2% Peeling Solution』という商品は通称『血みどろピーリング』と呼ばれているピーリング剤である。文字通り真っ赤な薬剤を顔に塗ることで、まるで血みどろになったような気分になる。『AHA 30%+ BHA 2% Peeling Solution』は、エステやクリニックなどでピーリング剤として使われているAHA(アルファハイドロキシ酸)が30%という超高濃度で配合されているのが特徴である。しかも価格が安い。お手頃価格でしっかりピーリングができるとあって人気を集めている。『AHA 30%+ BHA 2% Peeling Solution』にはAHAの他にBHA(ベータヒドロキシ酪酸)が2%含まれており、これが肌の奥まで浸透し、毛穴に詰まった老廃物を排出してくれるのだ。『AHA 30%+ BHA 2% Peeling Solution』はかなり刺激が強めのピーリング剤であることから、目のまわりには絶対に塗らないこと。薬剤を塗布後10分以上置かないこと。週に2回以上使用しないこと。3つ目は肌が敏感になっている時は使用しないことなど、使用にあたっていくつか注意事項がある。『AHA 30%+ BHA 2% Peeling Solution』を使用したピーリングはSNSやネットでも騒がれているほど絶大な効果を発揮するためハマる人が続出しているが、もっと早くきれいになりたいと高頻度で使ったり、ピーリング後の保湿を怠るとあっという間にビニール肌になってしまうのだ。ピーリング効果が高い分、その後の保湿を特に念入りに行うことで、ビニール肌を防ごう。

“グライコクリーム”はビニール肌と関係ある?


引用:オオサカ堂
グライコクリームは、肌のターンオーバーを促進する成分であるグリコール酸が配合されたクリームである。古い角質を剥がしてツルッとした肌に導くピーリング効果があるため人気を集めているが、このグライコクリームを使用した人の中にはビニール肌になってしまったと嘆く人がいる。これはグライコクリームの頻回使用が大きな原因である。わかりやすく効果が得られるためついつい使ってしまいがちだが、毎日使っていたら気づいたらビニール肌になっていたという人もいる。ビニール肌になるのが不安な人は、ボディクリームに混ぜて使っていたり、週に2、3回の使用にしたりとそれぞれ工夫して取り入れている。すぐに効果は得られないかもしれないが、長い目で見て少しずつツルスベ肌を目指していくのが1番の近道といえよう。

ビニール肌にワセリンは使い方次第では効果なし!

ビニール肌にワセリンを塗るのは、一見良さそうに見えるが必ずしもそうではない。ワセリンは肌の表面に薄く油分の膜を張ることで外部からの刺激から肌を守ったり、肌の水分が蒸発するのを防ぐ効果がある。ところが、乾燥した肌、つまり水分が足りていない肌にワセリンを塗るとどうだろう。ワセリンには保湿効果はないため、そもそも蒸発する水分がない肌にワセリンを塗っても意味がない。洗顔後、ワセリンを塗る前に化粧水をたっぷり肌に吸い込ませよう。これでもかと水分を与えて潤ったところにワセリンで蓋をするイメージだ。こうすると保湿した肌がキープされ、ビニール肌改善に効果が期待できる。

芸能人のようなビニール肌にならないために!


ここまで、ビニール肌になる原因を紹介してきた。ビニール肌を改善するには、保湿をすることが重要だが、ビニール肌は角質層が薄くなってしまっており、保湿してもそれをキープする力がかなり弱まってしまっている状態であるために厄介だ。一度ビニール肌になってしまうと、治すにかなりの時間がかかるが、諦めずに保湿を続けていってほしい。
ここからはビニール肌になってしまった人や、ビニール肌になりかけている人、ビニール肌になるのが怖くてスキンケア迷子になってしまっている人に効果的なスキンケア方法を紹介したい。

“Curelu(キュレル)”で脱ビニール肌!


引用:キュレル
ビニール肌対策におすすめな化粧水の1つはCurelu(キュレル)の“浸透保湿フェイスケアシリーズ”である。Curelu(キュレル)は敏感肌の人でも使えるよう作られており、ビニール肌にも安心して使える。特に化粧水はⅠ(ややしっとり)、Ⅱ(しっとり)、Ⅲ(とてもしっとり)の3つ種類があり、自分の肌の状態に応じて使い分けができる。ビニール肌の人はⅢのとてもしっとりタイプがおすすめである。Curelu(キュレル)の化粧水は保湿成分であるユーカリエキスが配合されており、肌の角質層まで浸透して潤してくれる。その後で、Curelu(キュレル)の乳液やフェイスクリームでフタをして、潤いを閉じ込める。このスキンケアを続けると、ビニール肌の改善に効果が期待できる。

“SAIKI(さいき)ローション”でビニール知らずの肌へ


引用:小林製薬
SAIKI(さいき)は小林製薬から発売されている第2類医薬品の治療ローションである。SAIKI(さいき)は乾燥により弱まった肌を立て直して、保湿能力の高い健やかな肌へと導くことを目的としており、SAIKI(さいき)に含まれるヘパリン類似物質が、壊れてしまった肌細胞を修復してくれる。肌に浸透しやすいローションタイプであり、1日に数回患部に塗ることで、肌質の改善が期待できる。ひどいビニール肌の人は、こちらの医薬品を使用することもおすすめである。

芸能人にも多いビニール肌とは?まとめ

今回はビニール肌の原因と対策を紹介してきたが、いかがだっただろうか。ビニール肌にならないよう普段から気をつけていくことが大切だ。
最後にビニール肌の原因と対策をもう一度まとめてみよう。
・ビニール肌の原因はスキンケアのやりすぎ!
特にピーリング効果のあるものは、使用方法を必ず守ること。肌に異常を感じたら使用を中止したり、使う頻度を少なくして様子を見よう。
・ビニール肌には保湿が肝心!
ビニール肌にならないためには普段からしっかり保湿をしよう。
もしビニール肌になってしまったら、Curelu(キュレル)の保湿能力の高い化粧水と乳液、フェイスクリームや、第2類医薬品の治療ローションである SAIKI(さいき)を使用することをおすすめする。
肌を健やかに保つためにスキンケアは大切だが、なんでもやりすぎはいけない。肌がもともと持っている力を失わない程度にスキンケアを楽しもう!

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