しつこい手荒れ…。ワセリン・ハンドクリームどっちがいいの?
繰り返すしつこい手荒れ。ハンドケア用品を買いにドラックストアに行ってみると、いろんな種類がありますよね。これだけあると何を使っていいかわからない! 種類豊富なハンドクリームか、それともよくあるワセリンか。どっちを選ぶべきなんでしょうか?
しつこい手荒れ4つ原因・もしかしてそれって?
手荒れと一言でいっても原因はさまざま。原因がわからないと、正しい対処ができなかったり、いくらケアしてもなかなか治らなかったり。とくにしつこい手荒れに悩む人は、これが重大な問題だったりしますよね。
手荒れにはいくつかの原因が考えられます。
1)一般的に水仕事を中心とするもの。台所洗剤や掃除、シャンプーなどの化学物質が肌を刺激して肌荒れが起きている。
2)ビタミン不足によるもの。肌をつくるためのビタミンBやCが欠乏すると、血行も悪くなり手荒れに繋がります。乾燥で日焼けもしやすくなるため、余計に手荒れに繋がりがち。
3)アレルギーによるもの。食べ物はもちろん、食器洗いのためのゴム手袋でアレルギーを発症させることがあるので、ここには注意が必要。
4)免疫力の低下、ストレスによるもの。これが一番厄介で、治りにくい最たるもの。それほど水仕事もしていないし、アレルギーもない。上記にあまり心当たりがない。そんな人が疑うべきなのがこちら。不摂生や睡眠不足からも引き起こされます。
ワセリン VS ハンドクリーム・どっちを使うべき?
原因の後は対策ですよね。しつこい手荒れを改善するために、まず何からはじめたらいいのか。たとえばドラッグストアに行ってみると、ハンドクリームにはいろいろな種類があります。対して、いろいろな場所で取り上げられることの多いワセリン。
ワセリンとハンドクリーム、どちらを使うべきなんでしょうか?
ハンドクリームのメリット・デメリット
まずハンドクリームにはいろいろな効能があることを覚えておくこと。それを知るだけで、使い方や効果が随分と変わってきます。
■保湿系
指先や手の甲が引っ張られるような乾燥や、かさかさと粉をふいている時に有効なクリーム。保湿配合量にも差があるので、クリーム選びには気をつけたいところ。かゆみ・あかぎれにはあまり効果なし。その場合はかゆみ止め系・ビタミン系を選ぶこと。
■尿素系
ごわごわと固くなった皮膚につかうクリーム。角質を柔らかくするので、踵や肘の一筋縄ではいかない部位にも向いています。皮膚が薄い部分、傷があったり、赤くなってしまった箇所には成分が強いので、使用を控えること。ごわごわが改善されたら、保湿系クリームに変えましょう。
■ビタミン系
ひび割れやあかぎれになどの血行不良の場合に使うクリーム。冬の冷えた指先に使っても効果があります。マッサージするように揉み込むのが効果をあげるポイント。
■かゆみ止め系
かゆみ止め成分が配合されたクリーム。かゆくて掻き毟ってしまう時には有効ですが、もしも数日使用しても効果がない場合は、違った原因が考えられるため一度皮膚科に相談に行くこと。
このようにハンドクリームには、種類によっていろいろな効果があります。症状に合わせて使用すれば、ぴったりの成分が配合されているため治りが早いですが、反対に症状に合わせて使用しないと逆効果の場合もあるということ。
ワセリンのメリット・デメリット
ワセリンには白色と黄色があります。とくに白色は不純物を取り除いてあるので医療現場でも使われ、傷口や赤ちゃんにも使える優しいもの。非常に高い保湿力がありながら、肌に優しいので昔から使われているものです。
とはいえ、ワセリンには特に手荒れを治すための成分は配合されていません。ワセリンは肌をガードしてくれるもの。
ワセリンを使用して手荒れがすっかり治った!という場合もあると思います。それは肌をこれ以上荒れないよう守ってくれたから。安価で購入することが出来て、たっぷり使うことが出来る。唇にも使えるのがワセリンなので、肌荒れの心配はない。そういう点で、ワセリンは心配なく使える保湿剤になります。
しつこい手荒れケアは、効果によって使い分ける!
ハンドクリームとワセリンの違いは、だいたい上記の通り。
効果によって使い分けるハンドクリームと、どんな場合でも使えるワセリン。体質にもよりますが、自分の症状によって何を使うか吟味することが大切かもしれませんね。