感染する!?ネガティブな友達といるとネガティブになってしまう理由とは

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ことわざで「朱に交われば赤くなる」という言葉もありますが、人の気持ちは伝染するようです。特に、ネガティブな感情というのは、人に伝染するもののようです。

 

例えば、会社などでも、自分の部署に不満ばっかり言っている人がいたとします。すると、その人の部下も会社の不満を口にするようになってしまいます。これは、気分が伝染していることですよね。周りにこうした人に囲まれると、みんなの言っていることの方が正しいのかな?と思ってしまうのです。

 

一種のマインドコントロールなのですが、ネガティブな発想程、感染力が強いようなのです。

 

◆思い込みがネガティブな現実を引き寄せる!

 

たまたま失敗しただけなのに「私はいつも失敗してばかりだ。」と落ち込む人がいます。ところが、実際は、ほとんど成功しているのに、失敗した何回かについて、そう思い込んでいる場合が多いのです。成功体験よりも、失敗体験の方が、インパクトが強いからかもしれません。

 

けれど、無意識であっても、この「思い込む」という行為を繰り返していると、その思い込みは強固に頭に残っていって、あたかもそれが現実のように思えてしまうのが、危険なことなのです。失敗した姿を、いつもイメージしていると、潜在意識がその姿を脳に刷り込み「そうなりたくない現実」を引き寄せてしまうのです。「どうせ、契約なんて取れない。」と思っていると、実際に、契約は取れないでしょう。ここでの問題点は、最初から「うまくいかないイメージ」を頭に焼き付けてしまっているからです。

 

◆カラーバス効果とは?

 

あなたがネガティブな思い込みを持つと、あなたの意識にネガティブな要素ばかりが、目にはいるようになります。これを「カラーバス効果」といい、英語だとcolor bath。心理的な現象で「色を浴びる」という意味です。

 

つまり、特定の色を意識してしまうと、それ以降は、その色ばかりが目に入ってしまい、世界がその色だらけに見えてしまうという心理効果なのです。これと同様、ネガティブな思い込みを持つと、他のネガティブなことばかり意識してしまうようになっていくのです。ネガティブな発想は、なぜか不安材料を呼び込みます。そのうち、あなたの頭の中は不安で膨らんでいってしまうのです。

 

◆ネガティブは伝染する発想はハーバード大学の研究で提唱されたこと!

 

ネガティブな発想は伝染するというのは、ハーバード大学の研究で提唱されていて、これはミラーニューロンという脳神経細胞の働きによるそうです。同じような発想をする人が集まり、何となくその輪が拡がっていくというわけです。

 

そういう理屈ですと、ネガティブな発想をする人と友人になると、自分までネガティブになってしまうということになります。何しろ、ネガティブな発想は、不安を核としてイメージを膨らませます。そして、不安というのは、いつでも獏として日常に転がっているからです。例えば、「病気になるのではないか」とか「明日のプレゼンで上手くいかないのではないか。」とか不安は尽きぬ程あふれてきりがありません。ネガティーブな発想の方が強いのでそういう仲間の輪は、どんどんネガティブに染まってしまうということになっていくのです。

 

◆モチベーションが下がると思考が停止してしまう!

 

このネガティブ発想に絡まれると、どんどんモチベーションが下がります。「何をやっても失敗する」と思い込んでいると、やる気を失うことになってしまうでしょう。すると、そのうち、他の何をするのも面倒くさくなってしまうかもしれません。何とか道を捜そうとする努力も止めてしまいます。

 

こうした場合、多くの人は、自分の頭で考えることを止めてしまいます。いわば、思考停止状態に陥ってしまうのです。思考が停止すると、人は操られやすくなります。自分の頭で考えられない状況ですと、情報を与える側のカモになりかねません。重ねて言いますが、ネガティブな発想は、案外「思い込み」に縛られているケースが多いものです。

 

常に自分の意見や考えを持っておくことは、伝染を防ぐための予防策と言えます。ネガティブ発想を断ち切っていくことは、不安の呪縛に取り込まれないことでもあるのです。

 

◆まとめ◆原因がわかっていれば回避できる!

 

いかがでしょうか。結局は、物事の捉え方の問題だということが分かっていただけたでしょうか。不安はどこにでも転がっています。考えても、事故に会う時は会うし、病気も避けられないことです。でも、不安の数を数えていても仕方がありません。

 

人生に不安はつきものです。たとえ、仕事で失敗したとしても、今後の人生でその失敗経験は、必ず役に立つでしょう。人生に無駄な経験はないと考えられないでしょうか。そうすれば、あなたもポジティブ発想のキッカケをつかむことができるかもしれません。あなたが変われば、ネガティブ発想に感染してしまった友人も、変わることができるはずです。

 

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