「清潔タオル」と「数日使ったタオル」、雑菌の数の違いに驚愕!
水廻りに必需品「タオル」、冬場は乾きにくくて困っていませんか?
家の中で水廻りの横にある必需品といえば「タオル」です。
・洗顔する時
・お風呂上がりに体を拭く
・キッチンで手を拭く
・トイレで手を拭く
こんな時に必ずタオルを使います。
薄曇りの日が増えて気温も低下する冬場になり、洗濯をしてもなかなかタオルが乾かなくて困ると悩んでいる方が多いのではないでしょうか。
特にふんわりした使い心地のよい柔らかタオル、厚地で乾きにくくて困るのです。
そこで質問です。
使ったタオル、どれくらいの頻度で洗濯をしていますか?
「使ったタオル、タオル掛けにかけておけば、知らない間に乾いているから。」なんて冬場はついつい洗濯をサボりがちになる人が多いのです。
でも、その洗わずに放置したそのタオルは、雑菌が繁殖している可能性が大なのです。ここでは洗わずに使い続けるタオルが、どれほど不衛生になるのかをご紹介していきます。
どの位の頻度でタオルを洗濯していますか?
入浴時に使うバスタオルの洗濯頻度はどんなものかをアンケートしてみました。
・1日に1度洗う 約60%
・2日に1度洗う 約15%
・3日に1度洗う 約12%
・1週間に1度洗う 約5%
驚くなかれ、毎日洗わないと答えた方が、なんと4割近くもいらっしゃいました。「それって、不衛生じゃないの??」と感じた方、そうです、実はとても不衛生なのです。タオルは毎日洗濯をするのが、もちろん正解です。
1度乾かしたタオルを何日も使ってはいけない理由
体の濡れた部分の水分を拭き取りためにタオルを使いますが、拭き取った水分と一緒に剥がれた「角片」もタオルに付着します。タオルが濡れている間は、雑菌が「角片」を餌にして増え続けます。
タオルが乾けば増殖は中断して雑菌の数にほぼ変化がなくなりますが、またタオルが濡れた時に雑菌がその数から増殖を始めます。
数日経てば雑菌の量は恐ろしい数になり、ニキビや吹き出物の原因になったり、体臭の原因にもなります。
もし毎日洗わない場合、どれほどタオルが不潔になるのでしょうか
■1日放置…800倍近い、1700万個
洗いたてのタオルで無菌ということはなく、1枚のタオルにつき20万個程度の雑菌が潜んできます。この雑菌の量は人体に何か影響がでる量ではありません。1度洗った体を拭き取ったものを放置するだけで、これだけ雑菌が繁殖する力を持っています。
■3日放置…更に雑菌は増え続け、その数はなんと8700万個
「なんだか変な臭いがする。」と感じるのがこの日数です。この臭いは「雑巾」のレベルで、臭気判定士によると「ぬか漬けの臭い」という判定が出されます。
3日放置したタオルは衛生上使うことは避けた方がよいです。風邪の季節にきちんと手洗いうがいをしてもそのタオルで手を拭くだけで、全く無意味な行動になってしまいます。
■1週間放置…雑菌の数は9400万個に!
この臭いは「排水口の臭い」と表現されます。また臭いもかなりひどい状態ですからその臭いが肌に移り、悪臭と呼ばれる体臭を発する原因にもなります。
この雑菌の量は、ニキビや吹き出物など肌トラブルを引き起こす原因になります。
■2週間放置…雑菌の数は6億万個
2週間経てば、タオルから発せられる臭いは「下水道の臭い」です。下水道の臭いがするタオルで、顔や手を拭こうとする人はいないと思います。
※ 季節・湿度・温度等の環境の変化で、雑菌の数に増え方は変化します。
タオルは毎日洗って清潔なものを使いましょう!
一人暮らしをしているから節水のために、などの理由は様々あると思います。アレルギー体質・デリケートな肌の赤ちゃんがいる家庭などでは、特段に注意が必要です。
またその日のうちに洗濯をしたとしても家族で使い回しをした場合、傷口の可化膿の原因や、水虫菌や白癬菌などの感染がないとは言い切れません。
神経質かもしれませんが、1度使えば洗う、1人1枚を使い切って洗うという形が、理想だと言えそうですね。