月経出血過多にオススメのハーブ「ラズベリーリーフ」
毎月訪れるたび憂鬱になるもの、月経。気持ちの問題だけではなく、重い人によっては酷い腹痛や腰痛、貧血、頭痛に悩まされているものです。その中に出血量が多く、それによって貧血が引き起こされている場合、もしかするとそれは月経出血過多かもしれません。
月経出血過多の症状とは?
月経出血過多、これを「過多月経」もしくは「月経過多」と呼びます。
《症状》
生理の出血が異常に多い症状。通常の出血が50~100ml(昼用ナプキンで3時間程度は持つ)のところ、それ以上の出血があり何度も繰り返しナプキンを交換しなくてはならない症状です。ドロッとしたレバー状の経血が初日・2日目以降も続き、重度の貧血が現れる場合もあります。
原因はホルモンバランスの乱れ?
月経過多の場合、まず考えられる原因はふたつあります。
■子宮の病気(子宮筋腫・子宮内膜症)
■ホルモンバランスが乱れている
月経過多は10代に多く、その場合のほとんどが思春期によるホルモン分泌の異常が原因です。妊娠に備えて子宮内膜が落ちることで生理がはじまりますが、この時、ホルモンが異常に分泌すると子宮内膜が厚くなります。それによって出血量が増えてしまうのです。20代に入り徐々に落ち着いてくる方もいれば、長年続いてしまう方も。
(ほとんどの場合が「ホルモンバランス」の乱れからくるものではありますが、もちろんそうでない場合もあります。原因の特定については、一度婦人科を受診することをお勧めします。)
■原因がホルモンバランスの乱れなら、ハーブでそれを整えることも?
ハーブには様々な効能が認められています。その中で、子宮に働きかけると言われるハーブがあるんです。
生理痛、生理不順にも効果・ラズベリーリーフ
ラズベリーはジャムの素材としても使用されている果実。その「ラズベリー」の葉を「ラズベリーリーフ」と呼びます。昔からヨーロッパでは「安産のためのお茶」として親しまれており、妊婦さんにも心強いハーブなんです。
■特徴・効果・効能
女性ホルモンのバランスを整え、子宮筋調整に働きかけるハーブ。生理痛の温和や生理不順、妊娠を望む女性の体作りにも良いと言われています。
・出産をサポートし、分娩時間を短くしてくれる
・妊娠後期・授乳中の体調を整える
・陣痛の苦痛を和らげ、子宮収縮の効率を高め出産を助ける
・生理痛を和らげ、生理不順を整える
・月経前症候群(PMS)を和らげる
主な効能は上記のようなものですが、つまりラズベリーリーフはそういった女性のデリケートな子宮に良い効能をもたらしてくれると昔から伝わっているハーブなんです。
(※妊活中は子宮環境を整えてくれますが、妊娠が発覚した後は飲むのを控えること。子宮収縮効果によって流産のリスクを高めると言わています。妊娠8ヶ月以降に飲むことを再開することが望ましい)
オススメハーブ「ラズベリーリーフ」の効能が出る飲み方
女性にとって重要な出産に対して効能があるラズベリーリーフ。子宮環境に関わるホルモンバランスを整えてくれるため、月経出血過多に悩む女性にも心強いハーブなんです。
■ラズベリーリーフの飲み方
ハーブティーなので、基本的にいつ飲んでも構いません。専門店に行けば、リーフタイプ・ティーバッグタイプとどちらも手に入りやすいと思います。自分にあった方法で飲み続けることが大事。
■目安として1日2杯
アイスティーとして飲むよりも、効果を感じたいのならホットで。ハーブティーに慣れていない方は、割高にはなりますがティーバッグで手軽に試すことができます。
慣れてきた場合、同じようにホルモンバランスを整える効果を持つ「ルイボスティー」とブレンドして飲むこともオススメ。どちらもノンカフェインです。味を変えることで、飲み続けていくことによって毎月悩まされていた月経が良い方向へ向かうかもしれません。
もちろんラズベリーリーフは通常のハーブティーなので、単純に「おいしいから」という理由でも愛されているんです。