どうして?彼の愛が冷めてしまうわけ

女子力 ライター:

 

 

よく、冷めない恋はない。などと言いますが、どんなに熱く燃え上がった恋愛にも時間とともに変化の時は訪れるもの。

「何だか最近、彼の様子がおかしい!」「セックスの回数減っちゃったな」「え?このまま離れていっちゃうの?」という不安。恋愛経験のある女性なら、一度は感じたことがあるでしょう。

今回は、彼の恋愛熱が冷めてしまう理由や、その対策についてお話してまいります。

 

 

 

【photo by magazine.campus-web.jp】

 

 

「恋愛」に対する考え方、男と女って違うの?

恋愛感情を抱くと、私たちの心や体には大きな変化が起こります。

好きな人のことを想うと、胸がドキドキする。

今頃、何をしてるかなぁとその人のことを考えてワクワクする。

ちょっとしたことで、嫌われていないかと心配になったり、夜も眠れなくなってしまう。

そんな体験、ありませんか?

 

男女を問わずこうした感情を抱くものですが、ただ、女性の方が恋愛に対する感情の振れ幅は大きいようです。

つまり、言い換えれば、男性の方がもともと恋愛に関しての感情は鈍感、と言えるかもしれません。

 

では、これを踏まえてカップルによく見られる「愛が冷めたのかもと感じる理由」についていくつかご紹介しましょう。

 

 

 

【photo by news.livedoor.com】

 

 

1 「倦怠期」って、愛が冷めた時期のこと?

「彼(彼女)のことが好きで好きでたまらない!」

 

付き合い始めたばかりの頃、こうした感情を抱く時期は、相手のすべてを受け止めようとしますし、現実、受け止めることもできますね。

食べ物の好みや、好きな映画、音楽。ものの考え方。

いわゆる趣味・趣向が少しばかり違っていたとしても、「あぁ、そういうモノもあるんだ」と、これまで知らなかった世界を教えてもらった!と思える。この背景には、お互いが「もっと知りたい」「もっと好きになりたい」「もっと好きになってほしい」という気持ちがあるからでしょう。

知らない世界に一歩足を踏み入れる。そんな瞬間は、刺激があって、スリルもありますね。

毎日がドキドキの連発です。

 

ただ、そうしたことも、日々繰り返していくことで「当たり前」「日常」の中に埋もれていってしまいます。

その頃から、何となく刺激がなくなったなぁ、ドキドキしなくなっちゃった、と感じ始めるのですね。

 

また、付き合いが長くなるにつれ、相手との考え方の違いが目立ってきたり、気になってしまうということもあります。

「どうしてこんな時にそんなこと言うの?」

「ちょっと価値観が違うかも」

これまで、「新しい世界」と感じ、許せていたことが、「失望」や「不満」という言葉に置き換わってしまう。

不思議ですが、そうした時期は誰にもやってくるのです。

 

一般的に、『倦怠期』と呼ばれるのがこの時期。

●付き合ってどのくらいで倦怠期を感じる?●という質問に対し、以下のようなデータが残っています。

一番多かったのは男女ともに、「2年程度」。男女とも2年程度で倦怠期を感じる人が3割強に上ると言われます。しかし、注目すべきはその前後。「半年~1年程度」で倦怠期を感じる飽きっぽい人が、男性は36.2%、女性でも25.2%と少なくないのです。一方、「3年程度」を選んだ女性は22.9%もいるのに、男性はたったの8.6%しかいない!(楽天リサーチより 一部抜粋)

 

・・・やはり男性は女性より飽きっぽいということでしょうか。

それとも、先に書いたように、男性の恋愛感情への鈍感さがこの現象を引き起こしているのでしょうか。

ただ、長く付き合っていれば、多かれ少なかれ「倦怠期」を体験することになりそうですね。

特に、付き合い始めのロマンスの時期、人一倍甘い時間を過ごしたカップルにとって、この倦怠期は辛く切ない時間に感じられるでしょう。

 

 

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2 「釣った魚」に餌はやらない?

付き合い始める前と後で、女性に対する男性の態度が180度違う!という声を聞きます。

 

それは、男性の方が女性よりも「狩り」をする本能が強いからだと言われています。

(最近は「草食系男子」と呼ばれる男性も見受けられますが)

本来、男性は手に入れたいと思うターゲットを見つけた場合、そのターゲットを追いかけることで、より一層「狩猟本能」が掻き立てられ恋愛熱があがると考えられています。

しかし、実際に手に入れてしまうとその途端、熱が冷めてしまうのですね。

 

お付き合いをしている男性が、どちらかといえば肉食系男子の場合、そうした傾向になりがちかもしれません。

 

 

 

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3 案外「プレッシャー」に弱い生き物?

特に男性が社会人で、普段からお仕事上のプレッシャーを感じているとすればどうでしょう。

多々のストレスを抱えながら、その上、彼女からも色々なプレッシャーを与えられれば・・・何となく想像はつきますね。

 

実は、男性と女性、どちらがよりストレスに順応できるのか、といえば、答えは「女性」なのです。

ストレスを感じると、人は「オキシトシン」というホルモンを分泌します。

このオキシトシンは、「癒しと愛情ホルモン」とも呼ばれ、心のつながり、幸福感を生み、ストレスを緩和すると言われています。

恋人や旦那様とのスキンシップをすると、このオキシトシンが作られるそうです。

ラブラブな時期には、カップルの双方にきっとたくさんのオキシトシンが作られるでしょう。仕事でストレスを感じても、彼(彼女)と一緒にいればストレス解消になる。というのは嘘ではないのです。

 

ちなみに、女性は、オキシトシンの働きを強めるパワーを持っています。それが「エストロゲン」。

実は、エストロゲンには、愛情ホルモンである「オキシトシン」の働きを強める効果があります。

一方、男性には、オキシトシンを強める機能がありません。

「アドレナリン」というホルモンの名前を聞いたことがあるでしょう。

アドレナリンは、一種の興奮状態をつくり出すホルモンです。男性の場合は、アドレナリンの作用を利用して、一瞬だけストレスを和らげることはできるのですが、長期的に対応することは難しいようです。

つまり、男性の方がストレスやプレッシャーに弱い、ということですね。

 

倦怠期に差し掛かった頃、「私のことどう思ってる?」「ね?結婚したら子供は何人欲しい?」「私、仕事やめようかなぁ」という、彼女の一言が、ぐさぐさっと心に突き刺さる。「もうやめてくれよ、わかってるって!」という捨て台詞のあとはダンマリ。

そうなってしまう男性が多いのも、こうした影響があるのかもしれません。

男性は案外弱い生き物ということを頭に入れた上で、お付き合いしましょう。

 

 

【photo by koigaku.machicon.jp】

 

 

『対策』恋愛熱が冷めないようにするにはどうしたら?

さて、ここまでをまとめてみると、

1『倦怠期』は必ずやってくる

2『男性の持つ狩猟本能』は、手に入れると熱がさがる

3『男性は案外弱い』

ということがわかりました。

 

では、それぞれの対策をお伝えしましょう。

まず、一つ目の問題。

『倦怠期』を、どう乗り越えるか。

キーワードは、『受け止め方』

 

よく、倦怠期を避けるため、常に新しいことや刺激的なことを探して楽しみましょう、というアドバイスをしますが、日常生活の中ではなかなかそうした体験ができないものです。そこで、ぜひ皆さんに心がけてほしいことがあります。

ズバリ、『倦怠期』の受け止め方次第!ということです。

●愛が冷めた時期、と受け止めるか

●二人の関係(ステージ)が一つあがった、と受け止めるか。

付き合い始めた頃を思い出してみましょう。

あの頃は、お互いをもっと知りたい!と思う気持ちが全面に出ていませんでしたか?

逆に考えれば、私をもっと知って欲しい!もっと好きになってほしい!と思っていたということですね。だからこそ、少しだけ「つくった私」もいたはずなのです。

例えば、本当は苦手なお料理も頑張ってみたり、いつもお部屋を綺麗にしておいたり。彼だって、仕事で疲れていてもスキンシップに時間をたっぷりかけてくれたでしょうし、デートもおごりだった、とか。

しかし、付き合いが長くなれば、ふとした拍子に「あれ?」と思うような出来事が起こってしまいがち。

 

カップルにとって重要な時期であるこの倦怠期、実は、付き合い始めた頃の甘いフィルターがはずれ、やっと素顔で接することができるようになったのだと受け止めると、少し視界が変わってくるかもしれません。

 

倦怠期は、別に「お互いの嫌なところが見える時期」でも「お互いがお互いの存在を気にしなくなってしまう時期」でもありません。

寧ろ、「お互いが、そのままの自分」を出せるようになった。つまり、二人の関係(ステージ)が一つあがったのです。

これからも二人でいたい。

そう思う相手であればこそ、勇気を出して、本当の自分を見せ合い、許しあってみましょう。『倦怠期』を、お互いにとって居心地のいい空間を作りだすチャンスと捉えれば、きっと二人の関係(ステージ)がより親密なものになりますね。

 

 

二つ目の問題、『狩猟本能』をどう満足させるのか。

キーワードは『私を変える』

 

常に、ドキドキするような環境を維持するというのは、長く付き合っていくとなかなかできないものですね。

ドライブも、付き合い始めた頃は立派なデートだったのに、いつしか、単なる移動手段になってしまうもの。

また、たまにそっけない態度で男性をやきもきさせるということもアリでしょうが、そればかり繰り返すと、「軽い女」と勘違いされてしまうかもしれません。

「釣った魚にもちゃんと餌を頂戴!」

そう思う女心はもちろんですが、寧ろ、男性がこの傾向にある場合は、「相手の態度が変わる」ことを願うより、「私自身が変わっていく」方向に目を向けるといいですね。

 

一つには、あまり束縛しない。ということ。

先に書いたことと矛盾するな、と思われるかもしれませんが、男性は「彼女には俺だけの女でいてほしいけど、俺自身は束縛されたくない」と思うタイプが多いのです。だからこそ、「あなたの行動のすべてを把握して安心したいの!」という女性の気持ちを窮屈に感じるようです。

もちろん浮気はノーですが、大好きな相手だからこそ、信じてあげること。男性の心に余裕と開放感を与えてあげることで、逆に男性の愛情が彼女に注がれる、ということもあるのです。

 

と同時に、「狩りたい」と思うターゲットを他に探させないためにも、自分自身を磨いていく。これも重要ですね。

付き合う時間と共に付き合い方が変わるように、女性も年齢とともに磨かれていくべきです。

それは外見だけでなく、内面も同じです。

たまには自分だけの時間をとってみる。自分だけの時間を楽しんでみる。ただ一人で過ごすというのではなく、一人時間を楽しめる女性は、心が強くなります。

ジムやヨガに行くのもいいですし、一人映画もOK。一人で音楽を聴いて過ごすのもいいですね。そうした時間を楽しむことができる。心を強く持ち、自立していくということ。

そうやって、付き合っている彼女がどんどん美しくなり、自立し、輝いていく姿を見ると、男性もドキっとするでしょう。

 

 

最後の問題、『プレッシャー』に弱い男性に対する態度。

キーワードは『愛情バランス』

 

相手にプレッシャーを与える時、どんな時でしょう。そこに答えがありそうですね。

「私は彼に愛されたい」

それは、誰しもがお付き合いをする相手に抱く感情です。ただ、それと同時に、

「私は彼を愛したい」

という感情もあるはずですね。

 

「愛されたいと思う感情」=「愛する感情」

 

ここのバランスはどうでしょうか。

「愛されたい!」と思う気持ちが強くなればなるほど、相手にプレッシャーを与えてしまいがち。

「どのぐらい愛されているのか」、それは目に見えない感情であるとわかっていても、試したくなってしまったり、愛の重さを計ってしまいたくなりますね。

「私は時間を割いて会いたいって思ってるのに」「ね、指輪欲しいなぁ」「結婚したら子供って何人ぐらいがいい?」そんなプレッシャーを急にかけられれば、重圧を感じて逃げ出したくなる男性もいるでしょう。

 

まずは、男性に大きな期待を膨らませすぎないこと。

将来を見据えて付き合うことは大切ですが、その予想図は二人で作るもの。しかも、ずっと一緒にいたい、となれば、何よりも居心地のいい場所であることが一番です。

何か特別なことがあるわけではないけれど、一緒にいると落ち着いて安心できて、居心地がいい。お互いにとってそう思えるような存在を目指すことが大事ではないでしょうか。

 

とはいえ、女性の場合、その「安心」というものが「愛されている実感」とつながっている場合が多いのです。

「愛されているのか不安」という気持ちを抱いたままでは、なかなか素直な自分をさらけ出せないかもしれません。

感情表現の乏しい男性が相手だった場合は尚更です。

不思議ですが、人間は、相互作用によって「自分を好きになってくれた人を好きになる」という傾向があります。

好きだよ、とアピールしてくれると、自然と心が動きます。その頻度が高いほど好きという感情も大きくなっていきます。

 

「私、本当に愛されてるのかな?」

そう思って不安な時、男性からの愛情表現が少なくなっているはずですが、実は、裏を返せば、女性からの愛情表現にも変化が見られるはずなのです。

「愛されたいと思う感情」=「愛する感情」

つまり、愛情に不安を感じる時、女性からの愛情も相手は不安に思っている可能性があるということ。

ただ、だからと言って「愛されるために愛するのね!」と頑張ってしまうと、「こんなに愛してるのに、どうして愛を返してくれないの!」というストレスの原因になりますから、それはやめましょう。

 

一人の時間に、そっと彼を思ってみるといいですね。

その時に、ふと心に浮かぶことをやってみる。

自然体でやってみたいと思ったことを、やってみた結果、喜んでくれた。それだけのことで不思議と愛情という心の器が満たされていくことを感じてみましょう。

 

愛する気持ちは嘘じゃないけれど、それが「犠牲」になったり、「取引条件」になってしまうと、男性は「おまえ、重いって」「俺にばっかり依存するな」と言いたくなってしまうものです。

「愛されたいと思う感情」=「愛する感情」

このバランスを取りながら、女性から素直な愛情表現をしてみる。これも大切ですね。

 

 

 

せっかくの出会いです。

一度燃え上がった愛情を、熱々に保てるように。

3つのポイントを踏まえて、今日からまた素直な愛情を注いでまいりましょう。

 

 

【photo by news.livedoor.com】

 

この記事を書いた人

三橋 久美

三橋 久美

バツイチ、再婚組。子育てしながらカウンセリングに励む日々。専門は、人間関係(家族、恋人、同僚、友人)改善。趣味は恋愛小説を書く事。

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