白ニキビの原因と治し方。〜鼻・おでこ、口周りなど気になる部位のお肌ケア〜
鼻の頭に、頬に、おでこに……繰り返し出来てしまうニキビ。知らない間にぷつっと出来ているなんてことも多いですよね? いい加減ニキビに悩まされる生活から解放されたい!と思いますが、そのためにはニキビのことをよーく知らないといけません。
長い間ニキビと戦ってきた私自身の経験から、詳しく説明していきたいと思います。
たとえば、実はニキビには「種類」があって、それぞれに「正しい治し方」があります。まず最初にこちら。
>>ニキビを見分ける重要なポイント!<<
初期ニキビ(白ニキビ)とは?
最初の段階、白ニキビ。初期だからといって、舐めてかかってはいけません。重要なのは、ここでニキビの悪化を食い止め、進行させないこと。
別名「閉鎖コメド」「閉鎖めんぽう」と呼ばれる白ニキビ。角栓で毛穴がふさがってしまい、毛穴の中に汚れが溜まっている状態のことを差します。
「汚れで毛穴が詰まっている」だけなので、さわっても痛みもありません。
「おでこ」「口周り」「顎」に出来やすいと言われるニキビですが、私は顔のどこにでも出来るので正直アテにはなりません。デコルテや背中にもできます。 一気に数多くできるのも、白ニキビの特徴のひとつ。
白ニキビの原因
白ニキビは炎症を起こす前のニキビのこと。毛穴がふさがっているだけなので、なぜ毛穴がふさがってしまったかを考えると、原因はある程度予測できるはず。
<内因的な要因が原因の場合>
・疲労やストレス、睡眠不足
・生理周期
・食生活の乱れ
まず最初に予測できるのがこれ。
普段はあまりニキビが出来ない人が、一気にぽつぽつと白ニキビが発生してしまったら、ほとんどがスキンケアの問題よりも、内的要因のほうが大きいんです。
<間違ったスキンケアが原因の場合>
・肌にあわないスキンケア
・過剰な洗顔(皮脂の取りすぎ)
たとえば「大人ニキビ(20代半ば~のニキビ)」の方が、ニキビが出来てしまった!と言って、思春期ニキビ用の洗顔フォームで顔をごしごし洗うと、肌にダメージがかかってしまい悪化する事態を招きます。
<乾燥・季節の変わり目>
・肌が気温変化に追いついていない
・保湿の足りない肌が皮脂を過剰分泌している
季節の変わり目や、春の花粉症の季節は肌が敏感になっている時期。こんな時も白ニキビは出来やすいんですよね。一緒に気をつけたいのは乾燥。肌が乾燥すると、足りないものを補おうと肌が過剰に皮脂を分泌させるため、毛穴をつまらせ白ニキビが出来やすくなってしまうんです。
治療法と予防法
出来てしまった白ニキビ。一番良いのは皮膚科で潰してもらうこと。潰していいの? と思われるかもしれませんが、専門的な知識で白ニキビを潰してもらうと驚くほど早く治ります。ただし、もちろん自分でやるのはNG! 専門器具がないと雑菌が入ってしまい、さらにニキビを悪化させてしまうことがほとんどだからです。
白ニキビは毛穴が詰まっている状態。治すのは、それほど難しいことじゃありません。
・クレンジングをしっかり行う
・正しい洗顔(洗いすぎに注意)
・たっぷりの保湿
まず、基本はこれ。ニキビが出来るからと、ごしごし洗顔することは絶対にやめましょう。同じように大切なのが保湿。とはいえ、顔につけた後に「ベタベタする」と感じるものは避けたほうが無難。
どうしても今すぐ白ニキビを消したい!という時
とはいえ、今日は大事な日だからやむを得ない!という時だってありますよね? 後々ニキビが悪化したとしても、今が大事、という時だってあります。
<用意するもの>
・コメドプッシャー(ドラッグストアで購入可)
・ピンセット
・消毒液(マキロンなど)
方法は簡単。
手と器具を消毒したら、ピンセットで白ニキビの表面を軽くつぶします。その後、コメドプッシャーで中の皮脂を取り出して、すぐに消毒!
こうすれば、ほぼ悪化することなく白ニキビは治ります。とはいえ、雑菌が入り込んで悪化する場合ももちろんあります。どうしても今日だけ!という緊急事態にのみ、止むを得ず行うのが良いと思います。
白ニキビはニキビ治療の最前線。ここでニキビの進行を食い止めておくことが、なめらかな肌を守る鍵。日頃から気をつけていきましょう。