肌を乾燥しないようにするための洗顔の常識

スキンケア・美容法

 

 

秋口に気になる肌の乾燥。間違えた洗顔が原因になっているかも?

少し前まで汗をかいて「暑い!暑い!」と言っていたのに、気が付けば朝晩には肌寒く感じるようになるこの季節。そっと頬を触れば「あれ?カサついてる??」と、肌の乾燥が気になる事はありませんか?

 

【photo by news.livedoor.com】

 

・夏場の室内のエアコンによる肌の乾燥

・紫外線によるダメージ

・汗をかき過ぎた事が原因の、肌表面のPHバランスの乱れ

・夏場のお手入れ不足

 

などが原因と考えられ、秋口の気温の低下と空気の乾燥で、肌の疲れが一挙に目立ち始めます。

 

肌の乾燥対策と言えば、一番に化粧水・美容液・クリームなどによる保湿を思い浮かべます。一番に大切なのは、汚れのない綺麗な肌表面に仕上げてから保湿をする事が大切で、軽視しがちな「洗顔」を丁寧にする事が重要です。

 

洗顔って、どうやって行っていますか?

 

昔の間違えた常識をそのまま実践し続けて、肌の乾燥を悪化させている人って実は沢山いらっしゃいます。そこで「間違えた洗顔」と「正しい洗顔」の方法を、ご紹介をしていきましょう。

 

 

 

肌の乾燥を悪化させる、「刺激の強い化粧品の配合成分」って?

肌の乾燥が気になる人は、きっと自分なりの対策をしていらっしゃいますよね。でも思い込みや、お母さん・友達からの間違えた情報、古い常識を繰り返して、乾燥肌になっている人もいるので要注意!

 

一昔前は、洗顔料よりも石鹸の方が不純物が少なく肌への刺激が穏やかなものも多く、乾燥肌・敏感肌の方には固形石鹸がよく推奨されていました。実は一概にどちらが優秀とは言えず、不純物が少なく、界面活性剤・強い香料などができるだけ含まれないものが理想です。ポイントは「成分表示」で、肌に負担になるどんなものが含まれているか?という事です。

 

刺激が強い代表成分ですが、

・メチル

・ブチル

・プロピル

・エチルパラベン

・フェノキシエタノール

 

などが、要注意な成分です。

 

 

泡立ちを良くするために配合されている、

・ジエタノールアミン(DEA)

・トリエタノールアミン(TEA)

 

なども、肌を乾燥させやすい成分です。

 

洗顔料を購入する時には裏面の成分表示を確かめて、意識して低配合・無配合のものを購入をするようにしましょう。

 

 

 

【photo by locari.jp】

 

 

皮脂に対する意識の高い、オイリースキンの洗顔方法は?

オイリースキンの人は、洗顔について高い意識を持っている方が多いですよね。テカリの原因になる皮脂を神経質な程嫌う方が多いので、完全に皮脂を撃退するために、1日に何回も力を入れてゴシゴシ洗うという人も。

 

これでは肌表面を保護するための大切な皮脂まで剥ぎ取ってしまいます。肌を保護するために慌てて皮脂が分泌されるので、またすぐにテカるという悪循環を繰り返します。

 

肌表面って非常に薄くてデリケートなので、新陳代謝のリズムが狂ったり、刺激を強く受けたりすると、肌の乾燥が悪化します。オイリースキンの人はスキンケアでのベタつきを嫌う方も多いので、使用量や使用本数が少なかったり、これも肌の乾燥の原因になります。オイリースキンも、1日に朝晩の洗顔で充分です。洗顔の後は、化粧水・美容液などの保湿剤で、たっぷりと水分を補いましょう。

 

 

 

【photo by www.biranger.jp】

 

 

マッサージしながらのクレンジングって効果あり?

日中のメイクの汚れや皮脂をなじませながら、クレンジング剤を使ってのんびり優雅にマッサージ。時間をかければかけるほど血流もよくなり、美肌効果もアップする…、なんて思っていませんか?現実は、汚れを落とすのと同時進行で美肌成分補ったり保湿をするのは、もし出来たとしても非常に効果の薄いです。

 

実はコレ、絶対やめていただきたい事です。

 

洗顔料には「界面活性剤」が多く含まれている製品があります。界面活性剤は泡立をよくしたり、汚れと馴染んだりするのには優秀な効果を持っています。ところが肌に触れる時間が長ければ長い程、肌の保湿因子も肌から奪い取ってしまいます。洗顔料は汚れと馴染んだら、すぐに丁寧に洗い流す事を心がけましょう。

 

 

【photo by itmama.jp】

 

 

美肌に導く「正しい洗顔方法」を実践しましょう!

洗顔料による「正しい洗顔方法」をご紹介します。 

① 洗顔料は上記の肌に負担になる成分が、あまり含まれないものを選びます。

  洗顔は、朝と晩、2回行うようにしましょう。

 

※ メイクをしている時は、オイル・ジェル・クリーム・ミルク・ローションなど、好みや汚れの状態に応じて化粧落としを選びます。洗浄力は、オイル>ジェル>クリーム>ミルク>ローションです。

 

② ポンプタイプの洗顔料は、ホイップした状態の泡が出てくるので便利です。チューブタイプの洗顔料は、手のひらや泡立てネットを使ってたっぷり泡立てましょう。

 

③ 両頬・額・顎先・鼻先に泡を置いて、中から外、下から上へと螺旋を描きながら汚れとなじませます。力加減は「赤ちゃん、よしよし。」 激弱の力加減が基本です。目の周り・鼻の横、下・口の下など洗い忘れが多い部分は、指先一本で細かく洗います。

 

④ すすぎのポイントです。

温度はぬるま湯、人肌温度です。最低10~20回、これは毛穴に入り込んだ界面活性剤を完璧に洗い流す事が目的です。生え際・耳の前・顎の下に洗顔料が残らないように注意をしましょう。

 

⑤ 水分の拭き取りは未使用の清潔なタオルで、擦るのではなく押さえて水分を拭き取ります。洗顔後はできるだけ早く保湿を行いましょう。

 

 

肌の乾燥が目立っていた、時間がなくて荒っぽい洗顔をしていた、など感じた方は、肌を乾燥させないためにも正しい洗顔方法を実践してみてくださいね。

 

 

【photo by strangedigits.com】

 

 

 

 

 

あなたが綺麗になるためのサロン探し

関連する記事

人気の記事