リキッドファンデにBB・CCクリーム。違いは何？

最近、化粧品売り場にファンデーションの数が増えましたよね？ リキッドファンデーションに、BBクリームにCCクリーム……。どれも同じように見えてしまいますが、さて、この３つの商品。違いが何だか分かりますか？

リキッドファンデ、BBクリーム。違いは何？

まず最初にリキッドファンデーション。これはもちろん、肌をキレイに見せるために開発されたものなので、肌の欠点をムラなく上手に隠してくれる優れもの。肌をキレイに見せる力で言えば、ダントツの優秀さを誇ります。

これに対して＋効果で美容成分を足したものがBBクリームと呼ばれる商品のこと。もともと一般的なケミカル化粧品を使えない人のために（ヤケドやアザに対して）開発されたものなので、目的が「肌をキレイに見せる」ことではなく「肌の欠点をカバーする」ために作られています。

そのため、美容成分は多めに入っていますが、肌をキレイに見せたり、毛穴やシミを消してくれる効果は若干劣ってしまいます。それでも乳液や美容液、日焼け止めやコンシーラーなどの機能も兼ね備えているので、何かと持っていると便利なもの。

……と、ここまで紹介しましたが、その実、現在は境界線が曖昧になってきているみたいです。リキッドファンデーションでもスキンケアファンデーションなどの名前でBBクリームと同様の美容成分が入っていたりするので、ブランドによって様々ではありますが、そこに明確な違いは存在しないんだとか……。

唯一の違いといえば、BBクリームはカラーが少ないことが特徴。カラーよりも美容成分や肌へのなじみ方が重要視されるので、夕方までヨレないカバー力を求めているのなら、今でもやっぱりリキッドファンデーションのほうが良いということ。

では、CCクリームって一体何なのでしょうか？

BBはカバー・CCはカモフラージュ！

肌の欠点をカバーするという目的で作られたBBクリーム。美容成分とリキッドファンデを混ぜ合わせたような存在です。でもCCクリームは、これとはまた少し違います。

肌の欠点をカバーするBBクリームに対して、CCクリームは肌の欠点をカモフラージュするもの。別名でコントロールカラークリームとも言います。カバーというよりもカモフラージュ。ここがポイントです。色補正で肌の欠点をカモフラージュし、全体的にトーンアップするもの。保湿効果が高く、肌を滑らかにするので、考え方としては、潤い効果のある美容液に色補正クリームを加えたような存在。

＜カバー力の目安＞

リキッドファンデーション ＞ BBクリーム ＞ CCクリーム

潤い効果や美容効果の高い順に並べると、これと全く逆になります。

選ぶポイントは？ 

メイクにナチュラルさを求めるのなら断然CC。けれど、BBに比べるとカバー力が落ちることは確かです。どちらも一本あればメイクを完了することは出来るようになっていますが、CCは落ちやすいので、上からパウダーをはたくのは必須。これを怠ると折角のUV効果も薄れてしまいます。

肌に自信のある人ならばCCクリーム＋パウダーで全く問題なし。ただ、これだけじゃ心配という多くの人が、CCクリームとパウダリーファンデーションを併用して使っていることも確か。

けれどCCクリームは、まだまだ登場して数年。そのためブランド事に随分とCCクリームの定義が違っています。カバー力に突出しているものもあれば、スキンケア効果を高く保ってカバー力を抑えているものもあります。

もしもCCクリームの購入を考えているのなら、裏面の説明や、販売員さんの話を良く聞いて、自分の肌に合ったものを購入することが大事。これからの季節はUVの確認をすることも忘れないようにしましょう。