除毛クリームが爪や皮膚についたらどうなる?除毛クリームの仕組みを解説

ビューティ
「除毛クリームって爪や皮膚についたら溶けるって本当?」
「除毛クリームが爪や皮膚についちゃったらどうすればいいの?」
「除毛クリームが爪や皮膚についた後のケア方法が知りたい!」

街のドラッグストアでも販売されており、価格も1,000円以下〜とムダ毛処理にあまりお金をかけられない人におすすめの除毛クリーム。
脱毛サロンや医療脱毛と比べると即効性があり、思い立ったときにすぐムダ毛ケアができるのも魅力です。

除毛クリームは誰でも手軽に使える一方で、毛を溶かす薬剤が配合されているため、使い方を間違えると思わぬ肌トラブルの原因となる可能性があります。
ネットやSNSで「除毛クリームが爪、皮膚についたら溶けた!」という投稿を見たことがある人もいるのではないでしょうか。
特にこれから除毛クリームを使ってみようと考えている人にとっては、爪や皮膚が“溶ける”なんて聞いてしまったら、怖くて使えないですよね。
実は、除毛クリームが爪や皮膚についたら溶けるというのはよっぽどのことがない限り心配いりません。

今回は、除毛クリームが爪や皮膚についても溶けない理由や除毛クリームでムダ毛ケアができる仕組みなどについて解説していきます。

この記事を読むと、
・除毛クリームが爪や皮膚についても溶ける心配はほぼいらないこと
・除毛クリームが爪や皮膚についてしまったときの対処法
・爪や皮膚に除毛クリームがついてしまった後のケアの方法
がわかり、除毛クリームが体のほかの部分に付かないようにと神経質になりすぎることがなくなり、除毛タイムが快適になります!

除毛クリームで爪や皮膚が溶ける?除毛クリームの仕組みを解説!


ネットやSNSで見られるように、「除毛クリームが爪や皮膚について溶けちゃったらどうしよう…」と不安に思っている人がたくさんいます。
しかし、爪や皮膚が溶ける心配はほとんどの場合必要ありません。ここでは、除毛クリームが爪や皮膚についても大丈夫な理由を詳しく解説していきます。
あなたが抱く除毛クリームに関する不安が払拭されますよ!

除毛クリームで爪や皮膚が溶ける心配はない!その理由を徹底解説!

一般的な除毛クリームには、有効成分として「チオグリコール酸カルシウム」が配合されています。これは毛のタンパク質を溶かして分解する性質を持っています。
「…あれ?チオグリコール酸カルシウムはタンパク質を溶かすって言うけど、皮膚も爪もタンパク質でできてるよね?やばいんじゃないの?」
と思ったそこのあなた!とても鋭いです!

確かに人間の体はタンパク質で生成されています。それなのに、タンパク質を溶かす除毛クリームが皮膚や爪に付いても大丈夫なのは、タンパク質の種類が違うためなんです。

除毛クリームに含まれるチオグリコール酸カルシウムが毛だけを溶かす仕組みについて詳しく書かれた文があります。

『脱毛クリームや脱毛スプレーの主成分にはたんぱく質を溶かす「チオグリコール酸カルシウム」が含まれています。シスチン結合と呼ばれる結合を切断する働きを持っていて、毛に含まれるタンパク質の組織を破壊することで毛を溶かして除毛効果を得ます。

毛は99%が硫黄を含むタンパク質であるケラチンで構成されています。ケラチンは毛や爪、皮膚の角質層を構成する大切な成分で、 18種類のアミノ酸が結合してできています。毛はシスチンと呼ばれるアミノ酸が最も大きな割合を占めています。「チオグリコール酸カルシウム」によってシスチン結合が切断されると、毛は状態を保つことができなくなります。

毛は「硬ケラチン」という脂質の少ない硬質のタンパク質でできています。一方で皮膚は「軟ケラチン」と呼ばれる脂質の多いタンパク質でできており、毛とは少し異なる物質でできています。

脱毛クリームはチオグリコール酸カルシウムという有効成分で、 4つアミノ酸の結合のうち、シスチン結合を分解することで除毛する仕組みになっています。ではなぜシスチン結合を狙って除毛をするのでしょうか?

それは、この硬ケラチンに特化して作用させることで、出来るだけ肌へのダメージを抑えて毛を除毛するためです。

除毛クリーム・脱毛スプレーは皮膚のタンパク質への作用を最小限にして、毛のみに特化して作用する事がお分かりいただけたのではないでしょうか。もちろん肌への刺激はありますが、皮膚が溶けるというような致命的なダメージを与えるものではありません。』
引用:札幌さくらビューティークリニック

除毛クリームに含まれるチオグリコール酸カルシウムが皮膚を生成するタンパク質には反応しないことが分かりましたね。

毛と爪は同じ硬ケラチンで生成されていますが、溶ける心配は入りません。それはチオグリコール酸カルシウムはじっくりと時間をかけてシスチン結合を分解させるためです。細い毛を分解するにも10分ほどかかりますから、それよりも厚くて硬い爪を分解して溶かすとなると何時間も放置しておかないといけないことになりますね。

冒頭で、「除毛クリームが爪や皮膚についても溶ける心配はほとんど必要ない」と言いました。それは除毛クリームの取り扱い説明書に記載されている放置時間を守っていれば全く心配はいらず、逆に過度に放置したり、爪や皮膚に付着していることを忘れてそのまま洗い流さずにいると溶け始めてしまう可能性があるということです。
ムダ毛に特化して作用すると言っても、取り扱い説明書をよく読んで適切な使い方を守ることが重要なのです。

除毛クリームが爪や皮膚についたらどうすればいい?


除毛クリームの基本的な使い方は、まず除毛したい部分に付属のヘラやスポンジで塗布して一定時間放置した後で洗い流します。
最終的に薬剤をしっかりと洗い流せば爪や皮膚への影響はほとんどありませんが、例えば除毛クリームを塗布する段階で、誤ってどこか違う場所に除毛クリームが付着してしまい、それを忘れて何時間も放置してしまうと徐々に爪や皮膚に影響が出てくることがあります。
お風呂で除毛される方が多いと思いますが、除毛クリームがしっかり落としきれたか、別の場所についてしまっていないかをきちんと確認するようにしましょう。

ここでは、除毛クリームが皮膚や爪についたらどうなってしまうのか、対処法を紹介します。
これでもし爪や皮膚についてしまっても焦ることなく対処できます!

除毛クリームで爪や皮膚溶けたらどうなる?

除毛クリームが爪や皮膚について溶けるとどういう状態になるのでしょうか。決して皮膚や爪がべろんと剥がれてしまうといったことはありません。爪や皮膚を触るとぬるっとした状態になり、これが溶けているということになります。
また、前述のとおり、除毛クリームが爪や皮膚についても溶けることはほとんどなく、よほど放置したとしてもぬるぬるする程度で洗い流せば問題ありません。

どうしても気になる人は、対策をとっておくと良いでしょう。除毛クリームが爪や皮膚になるべく付着しないようにするには、付属のスポンジやヘラで塗布すること、また、ビニール手袋を付けてから行うとさらに安全に塗布できますよ。

敏感肌や乾燥肌の人でパッチテストで赤みやかぶれなどの肌荒れを起こしてしまった人は溶ける以前の問題で、無理に使用することで思わぬ肌トラブルの原因になるため絶対に使用しないようにしましょう。

除毛クリームが爪や皮膚について溶けたような状態になったときの対処法を紹介!

除毛クリームを使用した後は、肌がデリケートな状態なのでしっかりと保湿ケアをすることが重要です。
除毛クリームを洗い流した後の肌は、敏感で乾燥しやすい状態です。このまま放置してしまうと、肌のバリア機能が失われ、毛長開き、肌の老化が進んでいきます。肌に水分を十分に補給することで、肌のターンオーバーが正常に働き、水分が保たれ得た状態が続くことで皮膚がどんどんキレイになっていきます。

間違って爪や皮膚に除毛クリームが付着してしまった際も同じです。キレイに洗い流したあとでしっかりと保湿をすることで肌を労われます。

除毛クリームが爪についたら薄くなることがある?

除毛クリームが爪や皮膚についてしまい、長い時間放置してしまうと表面が溶けたようにぬるぬるしてきます。これは表面がうっすら溶けて剥がれたことによるものですが、しっかりと洗い流せば解く問題はありません。
表面がうっすら溶けているためその分爪や皮膚が薄くなっているとも言えますが、そのせいで爪や皮膚がべろんと剥がれることはないのであまり心配しなくても良いでしょう。

もともと敏感肌で皮膚が荒れやすい人はそもそも除毛クリームを使えませんが、もし誤って爪や皮膚に付着してしまって荒れた場合は、皮膚科を受診することをおすすめします。

除毛クリームが爪や皮膚についたあとはケアをしてあげよう

除毛クリームが皮膚や爪に付着してしまった場合、すぐに洗い流せば問題ありません。洗い流した後にしっかりとケアすれば肌も健やかに保たれます。

皮膚の場合は、化粧水やボディクリームで水分をしっかりと補給することが大切です。爪の場合は、オイルなどで爪に栄養を補給してあげましょう。市販のネイル用のオイルでももちろんOKですが、ない場合はホホバオイルやワセリン、ハンドクリームでも代用できます。爪の表面よりも爪の皮膚の間に染み込ませるように馴染ませるのがポイントです。

【除毛クリームが爪や皮膚についたらどうなる?除毛クリームの仕組みを解説】まとめ

今回は、除毛クリームが誤って爪や皮膚に付着してしまったら溶けるのか、除毛クリームが爪や皮膚に付着してしまった時の対処法などについて解説してきましたがいかがだったでしょうか。最後にもう一度まとめていきましょう。

・爪や皮膚に除毛クリームが誤って付着してしまっても心配はない。
・除毛クリームに含まれるジオグリコール酸カルシウムは毛を生成するタンパク質である硬ケラチンを溶かす成分である。
・皮膚は軟ケラチンであるため除毛クリームの影響は受けにくい。
・爪は毛と同じ硬ケラチンで生成されているが、爪を溶かすにはかなりの時間が必要になるため、除毛クリームの取り扱い説明書通りに使用していれば問題はない。
・除毛クリームが気づかないうちに誤って皮膚や爪に付着してしまったまま長時間放置すると、除毛クリームが付着した部分の表面がぬるぬるした状態になる。
・皮膚や爪の表面がぬるぬるしたのは表面がうっすら溶けた状態であるため、きちんと洗い流せば問題はない。
・除毛クリームが皮膚や爪に付着することが嫌な人は、ビニール手袋などをはめてから不測のヘラやスポンジで塗布すると良い。
・除毛クリームを使用した後は、キレイに洗い流したあとで保湿を十分に行うことが大切である。
・除毛クリームの使用後は肌がデリケートで乾燥しやすくなっている。そのまま放置すると肌のバリア機能が失われて肌の老化が進んでいく。
・除毛クリームが爪に付着してしまった場合は、洗い流した後に爪用のオイルやホホバオイル、ワセリン、ハンドクリームなどでケアをしてあげると良い。
・元々敏感肌の人や除毛クリーム使用前のパッチテストで異常があった人は思わぬ肌トラブルの原因になってしまうため、除毛クリームを使用してはいけない。

ネットやSNSで見られる「除毛クリームで爪や皮膚が溶けた!」という投稿を見ると不安になってしまいますよね。除毛クリームの取り扱い説明書をきちんと読んで守っていれば安全に使用できます。
除毛クリームはカミソリや毛抜きよりも肌へのダメージを与えることなくキレイに除毛できるため、セルフケア派の人にはぜひおすすめしたいアイテムです。正しい知識を得て除毛クリームを使い、つい触りたくなるツルすべ肌を手に入れましょう!
この記事が除毛クリームの使用に不安感をいたいている人の役に立てれば幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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