ほくろ除去の赤みが消えない!早く消す方法を徹底解説

ほくろ ライター:

「このほくろ、年々大きくなってない?」「この数年、なんだかほくろが増えてきた気がする…」そんな悩みを抱えてせっかくほくろ除去をしたのに、術後の赤みが消えない…。そんな悩みを持つ人は少なくない。年齢や体質、日常生活の影響で長期間に渡り赤みが残ってしまう人が実は多く存在する。そこで今回は、ほくろ除去後の赤みを早く消す方法、日常生活において気をつけるべき点を解説していこう。

ほくろ除去による赤みを早く消す方法はある?赤みの残存期間と注意点。

ほくろ除去をしたあとに残っている赤みはいつ消えるのか。早く消す方法はないのか。数ヶ月の時間が流れると「もしかしたら一生このまま赤みが残ってしまうのではないか」そんな不安がよぎるのは当然のことであろう。では、ほくろ除去後の赤みはいつまで残るのか、そして日常生活における注意点を説明していこう。

ほくろ除去後の赤みを早く消すには毎日の習慣が大切。


ほくろ除去後の赤みが続く期間はどのくらい?
まず、一般的にほくろ除去後の赤みが引くまでどの程度の時間を要するのかを見ておこう。

【切開によって除去する場合】
切開した場合、患部を縫合するため赤みが引いていくのは少なからず抜糸後からということになる。赤みが目立たないくらいまで落ちつくのは一般的に、半年〜1年ほどかかると言われる。ただし、人によっては3ヶ月程度で落ちつく場合もあるため日頃のケアも重要になってくる。

【レーザーで除去する場合】
切開とは違いレーザーでほくろを除去した場合、幹部に少し凹みができそこが赤くなってくる。削る深さや面積によっても赤みの度合いは変わると言われており、深ければ深いほど、面積が広ければ広いほど赤みは強く出ることになる。レーザーの場合も赤みが引くまで、一般的に半年〜1年ほどかかると言われる。

次に赤みが引くまでの期間、生活をする上で心がけるべき毎日の習慣をご紹介する。

⑴紫外線対策を怠らない。
ほくろ除去後の肌は「傷ができている」状態であり非常にデリケート。傷口が紫外線にさらされると、赤みが強く出てしまったり色素沈着を起こしやすくなる。よって紫外線の刺激から傷口を守るためにも日頃の紫外線ケアを怠ってはならない。幸か不幸か近年はコロナウィルスの影響でマスクが欠かせない生活になっている。しっかり紫外線ケアをしたうえでさらにマスクで覆うことにより、紫外線の刺激を避けることができる。間違って欲しくないのは、マスクだけでは紫外線ケアにならないという点である。もちろん何もしないよりはましであるが、マスクはそもそも紫外線を通さない仕様にはなっていないからだ。

⑵患部への刺激は避ける。
赤みが出ているうちは傷が治っていない状態であり外部からの刺激にさらされやすい。よって、傷の治りを早めるためにもできるだけ刺激を与えないでほしい。ほくろ除去後によくあるのは、凹んだ患部をついつい触ってしまうことである。わからなくはない。ちょっと治ってきたかな?と患部をちょんちょんしてしまうアレである。しかしこの刺激が傷の治りを遅らせたり、最悪は赤みが残る原因を作ってしまう、ということを肝に命じてほしい。

⑶ターンオーバーを整える。
皮膚は、ターンオーバーによって日々新しく生まれ変わっている。健康な肌であれば28日周期で新しい肌に生まれ変わるはずである。しかし血行不良、食生活の乱れ、疲れやストレスなどにより新しく生まれ変わるはずの肌が機能していないことは多々ある。ほくろ除去後の傷口が、新しく生まれ変われるように日常生活の見直しをおこなうことも必要である。体の半分は水分でできていると言われている。日頃から水分をしっかりとり新陳代謝を高めることも大切である。

ほくろ除去による赤みが消えない原因


ほくろ除去による赤みにはいくつかの原因がある。一般的に、除去直後の赤みについては皮膚が回復する過程において当然発生するものなので気にする必要はない。そのまま待っていれば良い。問題はそれ以外の原因である。他に考えられる点は以下。

⑴切除の際の削りすぎ、レーザーの出力が強すぎ
切除の際に患部を削りすぎてしまうケースや、しっかり除去するためにレーザーの出力が強くなりすぎてしまうとその後の赤みが強く出てしまうことがある。この点については、あくまでクリニック側のテクニックの問題。あとで後悔しないためにはクリニック選びの際にしっかりと納得できるところで施術するという点に尽きるであろう。

⑵術後の紫外線ケアが足りない
術後の患部は非常にデリケートである。単純に傷口が治っていない状態であるため、そこに紫外線があたってしまうとメラニンが生成されて赤みを残したり、黒ずみとなる場合がある。よって一番気をつけるべきは「紫外線対策」と言っても良いくらい、慎重になってほしい。

⑶かさぶたを剥がすなどいじってしまう。
こちらも赤みを残す原因として、よくあるケース。かさぶたが剥がれかけているとついついペリッと剥がしたくなるのは誰しも経験があるであろう。しかしながら、自分で「剥がす」という負荷をかけてしまうことでその後の経過に影響してしまうことを忘れないでほしい。

ほくろ除去の赤みが消えるまでに守りたい
「5つの約束」


では、次にほくろ除去の術後、赤みが消えるまでの間に守ってほしい5つの約束についてお話しよう。どれも難しくはないシンプルなことばかりなので気をつけてみてほしい。

⑴患部を掻いたりいじったりしない
傷口が治る過程では患部にどうしてもかゆみが発生してしまう。寝ている時なども含め無意識に掻きむしってしまうことも多い。掻くことで皮膚組織の再生が遅れたり、せっかく再生してきた組織が壊されてしまい赤みが残る原因になるためかゆみは我慢してほしい。

⑵かさぶたは剥がさない、いじらない
前述したとおり、かさぶたを剥がしたり気になっていじったりすると、治りにくくなってしまう。よってかさぶたは自然に剥がれ落ちるまで剥がさない、いじらないを徹底してほしい。

⑶患部は清潔に。しっかり保湿
肌は乾燥するとかゆくなるのはご存じのとおりであるが、ほくろ除去後の患部も乾燥するとかゆみが出てしまう。そこで毎日の保湿をしっかりとおこなうことでそもそもかゆみが発生しにくいという環境を作ってあげることも大切である。スキンケアは保湿が命と言われるがほくろ除去においても術後は保湿が命である。

⑷新しい化粧品にトライしない
女性とは、ついつい新しい化粧品を試したくなる生き物である。しかし、術後の赤みが落ち着くまでは新しい化粧品にトライするべきではない。自分の肌に使用したことのない新しい化粧品はどれくらいの刺激があるのかわからないからである。赤みが落ち着いて通常の肌に戻るまでは新しい刺激を与えずに過ごしてほしい。

⑸季節問わず、紫外線ケアを徹底する。
最後は「紫外線対策」である。何度でも言うが紫外線ケアはとても重要。特に注意したいのは春、秋、冬などの涼しい季節だ。夏はだいたいの人がしっかりと紫外線対策をして万全に過ごしている。なぜなら、あからさまに紫外線の強さを感じるため、しっかりケアしないと「これはまずい」と体感的にわかるからである。それとは逆に涼しい季節になると油断してしまうケースが多い。涼しいと紫外線の強さを感じにくく「これくらいなら大丈夫かな」と思ってしまうのである。北国にお住まいの方は特に真冬も油断できない。「雪やけ」という言葉があるように、雪の反射による日焼けは結構深刻なのだ。ゲレンデで真っ黒に日焼けした人を見たことはないだろうか。一日スノーボードをするだけでかなり焼けてしまう。よって真冬も紫外線対策は必須といって良いだろう。

薬を使って、ほくろ除去後の赤みを早く消す

では最後に、ほくろ除去の赤みを早く消すための近道として、薬のチカラを使う方法もご紹介しておこう。薬にはドラッグストアなどで手軽に買える薬と、お医者さんの処方箋が必要になる薬がある。いずれも効き目には個人差があるであろうが試してみる価値はありそう。

ほくろ除去後の赤みを早く消す薬(市販薬)


⑴アットノン(小林製薬)
傷跡の修復に効果が期待できる「ヘパリン類似物質」が配合された市販薬である。ジェルタイプ、クリームタイプがあり保湿効果にも優れている。ベタつきが少ないのも魅力的。アットノンコンシーラータイプは、傷跡を隠しながら治せると言うすぐれものだ。

⑵メンソレータムアトキュア(ロート製薬)
非ステロイドの皮膚改善治療薬。ヘパリン類似物質とビタミンA油をW配合した薬。ヘパリンは血流を良くして赤くなりがちな肌の炎症を鎮めてくれる。ビタミンA油は新陳代謝を促進してくれると言うダブルで嬉しい成分が入っている。

まずは手軽に赤みを消す薬としてトライしてみるのは良いかもしれない。ただし、いずれも注意してほしいのは、使用する前に必ず医師に確認してから使ってほしいという点。素人の判断でむやみに市販薬を使うのは良くない。医師に確認しておいて損をすることはないはずだ。

ほくろ除去後の赤みを早く消すハイドロキノン(要処方箋)

次に、お医者さんに処方してもらう薬「ハイドロキノン」についても触れておく。ハイドロキノンとは、シミやニキビ跡などの改善が期待できる薬である。「肌の漂白剤」とも言われておりメラニン色素が作られることを阻害し、白い肌に導いてくれるのだ。基本的にはほくろ除去の術後、カサブタが取れてから使用するものでお医者さんに処方してもらう薬となる。効果が高い反面、刺激を感じることもあるためお医者さんの指示に従って使用すべき薬である。

【まとめ】ほくろ除去の赤みを早く消すには「紫外線対策」がポイント!


ここまで、ほくろ除去後の赤みを早く消すための方法をお話してきた。基本的には、紫外線対策や保湿ケアなど地道な対策をすることが赤みを消すためには一番の方法であることがお分かりいただけたであろうか。もちろん薬を使って赤みを消す方法も有効に活用していきたい。ほくろは除去するだけで顔の印象がガラリと変わるもの。せっかく取ったからには赤みもキレイに消し去ってすっきりとした顔にしたいものだ。では今回のお話を以下にまとめる。

【ほくろ除去後、赤みの残存期間と注意点】
・赤みを早く消すためにつけたい習慣
⑴赤みの残存期間は一般的に半年〜1年くらい。
⑵紫外線対策を怠らない。
⑶患部への刺激を与えない。
⑷ターンオーバーを意識する。

・赤みが消えない原因
⑴切除の際の削りすぎ、レーザーの出力が強すぎ。
⑵紫外線対策が甘い。
⑶患部を触ってしまっている。

・赤みが消えるまでに守る「5つの約束」
⑴患部を触るな。
⑵かさぶたは剥がすな。
⑶患部はとにかく保湿せよ。
⑷新しい化粧品にトライするな。
⑸紫外線ケアを徹底せよ。

【赤み消しに有効な薬】
・市販薬(一般用医薬品)
⑴アットノン(小林製薬)
⑵メンソレータムアトキュア(ロート製薬)
・処方箋(医療用医薬品)
⑴ハイドロキノン

この記事を書いた人

たんの さやか

たんの さやか

子育て真っ只中、肌の悩みが尽きないアラフォーです。筋トレが肌に良いということでパーソナルトレーニングでの身体づくりに目覚めました。しみ、シワ、ほくろ除去問題など体験をもとにわかりやすく情報をお伝えしてまいります。

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