糖質制限ダイエットの落とし穴、リバウンドを防ぐコツ4つ!
10代のころは、運動すればちゃんと体重が落ちていた。
ところが20代後半になると、運動+食事制限をしなければダイエットの成果が出にくくなります。
そこで糖質制限ダイエットを始めたら、スルスル体重が減っていく!
もう安心だ♪と糖質制限をやめると、また太る。
前の体重に戻るどころか、リバウンドでもっと体重が増えるケースも多いんです。
では、リバウンドなしで糖質制限を成功させるにはどうしたらいいのか。
4つのコツを伝授します!
20代後半からは、食事内容のチェックを!
運動だけで痩せなくなるのは、年齢とともに基礎代謝が落ちるためだといわれています。
ですから20代後半を過ぎたら、食事の見直しもしていかなければいけません。
食べる量はもちろんですが、食べ物の種類も見直す必要があるのです。
最近はやりの糖質制限は、簡単に言うと甘いものと炭水化物の摂取量を制限すること。
簡単に言えば、お菓子などの甘いものとお米やパン、麺類などの炭水化物の量を減らします。
甘いもの・炭水化物を食べると、体の中で血糖値が上がります。
これが体には大きなストレス。
血糖値が上がることだけでなく、食後に上がった血糖値が下がることも体にとってストレスです。
糖質を食べなければ血糖値は高くなりませんし、上下に大きくふれることもありません。
体は血糖値が安定しているときが、ストレスの少ない状態です。
この仕組みを利用して痩せようというのが、糖質制限です。
糖質を制限しすぎると、リバウンドする
いっぽうTVの“ガッテン!”で言われたように、糖質制限はリバウンドが大きな問題です。
糖質制限は肥満体質に効果が出やすく、ほとんどの人は開始1か月で3~4キロダウンします。
これが嬉しくて、どんどん糖質を制限していくと、体に必要な筋肉も落ちてしまいます。
すると糖質を制限しすぎた反動で体が栄養をため込みやすくなり、一気にリバウンドするのです。
リバウンドを防ぐには、甘いもの・炭水化物以外の食べ物をきちんと食べるようにしましょう。
糖質制限では、甘いもの・炭水化物以外は食べてもOKです。
糖質を減らした分はたんぱく質などでおぎない、全体的な摂取カロリーを減らさずにダイエットを続けていくのが大事なんです。
それでは、リバウンドなしで糖質制限をするコツを4つ、ご紹介しましょう!
普段の半分の量に減らして、代わりにたんぱく質を食べる
1.炭水化物を減らしすぎないこと
ご飯やパン、麺類は体のエネルギーになる主食です。
ダイエットだといっても、あまり減らしすぎると体内でバランスがとりにくくなります。
目安は、普段とっている糖質の半分。これが制限できる限界量と思いましょう。
人間の体は、主食を減らしすぎるとケトン体というものが増えます。
ケトン体が増加するほどの糖質制限は、ちょっと一気に減らしすぎです。
ケトン体は主食を普段の1/3以下に減らすと増え始めますから、せめて、いつもの半分量は主食を食べましょう。
2.たんぱく質と脂質をしっかりとること
総摂取カロリーを減らさないためには、糖質を減らしても肉や魚、大豆などを食べることです。
糖質以外のものをちゃんと食べていれば、トータルの摂取カロリーは減りません。
厳密なカロリー計算をする必要はありませんが、ごはんの量を減らしたら、代わりにお肉や大豆をたくさん食べることを意識しましょう。
食物繊維をとり、糖質はバランスよく減らす
3.食物繊維をたべること
お米には食物繊維がたくさん含まれています。
そのためご飯の量を半分に減らすと、食物繊維が足りなくなってしまいます。
女性は食物繊維不足で便秘になりやすいので、意識してたくさん食べるようにしましょう。
食物繊維が多いこんにゃくや緑黄色野菜、キノコ、海藻類で、食物繊維を補充します。
食物繊維が豊富な食べ物はローカロリーの食材が多いので、安心して食べられます。
4.糖質は3食全部でバランスよく減らすこと
1日のうち、どこかで極端に糖質を減らすのは血糖値の上下をもたらします。
できれば3食の全部でごはんを半分に減らして、バランスよく全体の糖質を制限しましょう。
朝ごはんではまったく糖質をとらず、昼ご飯でいつもの量を食べるというのは、おすすめできない方法です。
体重の減少効果は変わりませんが、リバウンドを防ぐなら糖質を平均的に減らすのがベストです。
体調を見ながら、無理のない範囲で続けよう
糖質制限については、医師など専門家の間でも意見が分かれています。
糖質の適切な摂取量や続ける期間などいろいろな意見がありますが、長い目で見ると急激に糖質を制限しないで長く続けるのが、リバウンドを防ぐコツです。
糖質制限ダイエットを始めたら、自分の体調に気を使い、無理のない範囲で続けましょう。