痩せる鍵は骨ホルモン!?オステオカルシンの効果と増やし方☆
「オステオカルシン」
聞きなれないこの名前、実は“骨ホルモン”のこと。これから注目度がぐんぐん上昇すること間違いなしのキーワードなんです!
骨ホルモン・オステオカルシンは、骨を形成する細胞である骨芽(こつが)細胞が分泌するタンパク質です。
骨は、作られたり、逆に壊して吸収するという動きを繰り返し、それを骨代謝回転といいます。骨代謝回転が乱れ、吸収が多くなれば、骨がもろくなってしまいます。
オステオカルシンは、その骨代謝回転と密接な関係があり、代謝の調節や、骨が作られるのを助けたりする働きがあるんだそうです。
骨ホルモンがエネルギーの代謝をUP!?
そしてその他にもオステオカルシンには、全身のエネルギー代謝や臓器の働きを活性化させるという研究結果も出ているのです!
“代謝調整”という言葉が出てきましたが、なにやらこれがこの“骨ホルモン”が、ダイエットの重要なカギを握っていると言われる理由のようです。
代謝改善の効果
1日で消費するカロリーの6~7割は基礎代謝で、そのほとんどが筋肉で行われています。
同じカロリー、同じ量の食事でも、太りやすい人と太りにくい人とに分かれる理由は、筋肉量による基礎代謝の違いにあります。特に基礎代謝が低く、冷え性体質の女性はなかなか痩せにくいと言われています。
運動不足や不規則な生活などで筋肉量が少なくなると代謝が悪くなり、脂肪を蓄えて肥満に繋がってしまうのです。
ということはこの代謝を良くすれば、脂肪を燃焼してくれる働きが体内で活発になり肥満を予防できるということ。
そんな時「オステオカルシン」が無理なく効果を発揮してくれるのです。
「オステオカルシン」の増やし方
どうしたらこの“骨ホルモン”は増えてくれるのでしょうか?食べ物と運動面両方から取りいれましょう。
▽食べ物編
オステオカルシンを活性化させるために「ビタミンK」は欠かせません。ビタミンKが多く含まれている食べ物で代表的なのものは、「わかめ」「納豆」「ほうれん草」「玉露のお茶」など。
また、オステオカルシンは骨内に含まれているので、骨密度を上げることが大切!骨密度を上げるためには、骨の再生に必要なカルシウムやビタミンDを意識して摂りましょう☆
カルシウムは、1日に800mg以上摂取するのが理想的。牛乳、チーズやヨーグルトなどの乳製品、サプリメント、自分が続けられる物で摂り入れましょう☆
乳製品以外にも野菜や大豆製品、小魚、干しエビなどにも含まれていますから、そのようなものもバランスよく食べることが大切です。
ビタミンDが豊富に含まれている食材は魚類。魚類はカルシウムも多く含まれているのでカルシウムとビダミンDが同時に摂取できる万能食材です。
▽運動編
“骨ホルモン”なのですから、骨そのものを鍛えて刺激をすればこの「オステオカルシン」が活発に増えてくれるのです。自宅で簡単にできる方法はこちら。
1. 立った姿勢でゆっくりと大きく真上に伸び上がります。
2. かかとを上げてつま先立ちのような姿勢になります。
3. 一気にストンとかかとを落とします。
つま先立ちがちょっと心配という人は椅子や机につかまったりして行ってください。
回数は一日30回が目安で、特に血糖値(HbA1c)が高めの方におすすめ。骨には神経細胞のネットワークのように刺激が伝わる性質があるため、かかとからの刺激が体の骨全体に伝わります。
この刺激を1週間続けた所、8割の人が「オステオカルシン」の値が上がったという実験結果もあるんです!
ダイエットを骨から見直してみる!
これまでは体重を減らすためには食事制限や激しい運動をしなくてはならないと思いがちでしたが、身近な食材でまずは骨を強くしてみる。
そうすることで“骨ホルモン”が骨の中でせっせと活発化し、それが代謝改善にもつながり脂肪を燃やし体重が減る仕組みになるなんてこれは画期的な発見だと思います。
今日からは乳製品、魚類を意識して食事をしてみましょう。気軽に摂取できるサプリメントもおすすめ。自宅でのかかと落としも忘れずにやってみてくださいね。