体の中から美と健康♪ピーナッツパワーを取り込もう
ピーナッツは好きだけれど、カロリーが高そうだから食べないなんて考えていませんか?
しかしピーナッツには良質の脂が含まれており、健康にいいという話もあります。
いったいどちらが本当なのか…。
そこで、ピーナッツの底力を探ってみました。意外な美容効果もありますよ!
ピーナッツは美容と健康にいい食材
ピーナッツにはたくさんの油脂が含まれている、これは本当です。
ピーナッツの約半分は脂肪でできています。
しかしピーナッツには、体に必要な飽和脂肪酸や不飽和脂肪酸がバランスよく含まれています。
ダイエットの敵として敬遠されがちな脂肪ですが、大事なのは摂取バランス。
エネルギーのもとになる飽和脂肪酸も、体内で合成できない不飽和脂肪酸(リノール酸など)も、ピーナッツを食べれば、まとめて摂取できます。
ちなみにピーナッツを食べると鼻血が出る・吹き出物ができるというのは、噂にすぎません。
科学的な根拠のないことで、美容の面から言うと適量を食べたほうがいい食材なのです。
ピーナッツで太る、は嘘?
ピーナッツの油脂は良質だから体にいいというのはわかっても、カロリーはどうでしょうか。
たとえば、重さ50グラムのピーナッツは約270キロカロリーです。
同じ重さの8枚切り食パン1枚は、約130キロカロリー。単純にカロリー数だけで比較すると、ピーナッツのほうが高カロリーですね。
それでは食パンよりピーナッツが太りやすい食材かというと、そうでもありません。
なぜなら、食材の肥満しやすさには、GI値が大きく関係するからです。
GI値とはグリセミックインデックス値のこと。食後に血糖値の上昇する度合いを示したものです。
低インシュリンダイエットや糖質制限ダイエットをした人にはおなじみの数値で、GI値の低い食材が太りにくいものです。
食後に血糖値が急上昇すると、体内のインシュリンが糖質を脂肪に変えて蓄えようとしますから、なるべくGI値の低い食品を食べるのがダイエッターの心得。
先の例で言うと、食パンのGI値は95。これは最大値の100にかなり近い数値です。
いっぽうピーナッツのGI値はわずか15。寒天やモズクのGI値の12とほとんど変わりません。
つまりピーナッツは高カロリーでも、血糖値が上がりにくく糖質が脂肪に変わりにくい食材。ダイエットに向いている食品なのです。
お酒のおともに、薫りピーナッツ!
健康にも美容にもいいとなると、がぜんピーナッツを食べたくなりますね!
ただ、普通に食べてもおもしろくない…。
そこで、超簡単に作れる”薫りピーナッツ”のレシピをご紹介しましょう。”薫り”とは、加熱したピーナッツの香りが非常にいいことからきたネーミングです。
用意するものは、バタピーなどのピーナッツ。
薫りピーナッツには、豆の色が白っぽいピーナッツがおすすめです。色が白い=浅煎りピーナッツなので、加熱すると香りがしっかり立ちます。
このピーナッツをフライパンに入れて中火で炒めるだけ。
炒めるうちにピーナッツの表面に油が浮きだしてきます。
3分も炒めればピーナッツに焦げ目がつき、こうばしい香りが立ちます。これで完成。
この”薫りピーナッツ”はお酒のおともに最適です。
実はピーナッツに含まれるナイアシンという成分は、アセトアルデヒドを分解するため、二日酔いを予防する効果があります。
またピーナッツにはアスパラギン酸も多く含まれ、これがアンモニアの排出をうながすので、より二日酔いしにくいのです。
お酒とピーナッツの組み合わせは、ベストコンビなんですね。
1日20~30粒のピーナッツで、ムダな間食を減らそう
美容にも健康にも優れた効果を発揮するピーナッツ。
ただし太りにくい食材とはいえ、適量を守ることが大事です
1日に食べるピーナッツの目安は20~30粒。これで十分お腹がいっぱいになります。
おやつタイムには少量のピーナッツで小腹をみたし、太りやすい食材をへらすと、ダイエットの効果もあがりやすいでしょう。
なお、ピーナッツはアレルギーとして表示義務のある食品です。ピーナッツアレルギーの疑いがある人は、食べないようにしましょう。