肌悩みで使い分ける?乾燥肌やニキビ肌にマルラオイルとアルガンオイル
今や美容には欠かせないオイルケア。今回は美容オイルの中でも特に人気の高いアルガンオイルと、近年人気が高まってきたマルラオイルについてご紹介したいと思います。
マルラオイルとアルガンオイル・効果と特徴の違い
美容オイルは多様にあり、何を使っていいかわからないと感じてしまうこともしばしば。そんな美容オイルの中でも特に人気の高いものに、アルガンオイルというものがあります。しかし今、そのアルガンオイルをも超える効果を持つと言われるマルラオイルに注目が集まっています。
ではまず、このふたつのオイルの特徴を見ていきたいと思います。
アルガンオイルの特徴
モロッコ南西部にある砂漠で育ったアルガンツリーと呼ばれる果実の種子から抽出したオイルのこと。ひとつのアルガンツリーからわずかしか採れないため、とても希少なオイルであり、そのことから「モロッコの黄金」とも呼ばれています。
ビタミンEが豊富に含まれており、オリーブオイルの3倍近い抗酸化力を持つとされています。美容オイルとしては主にエイジングケアに使用することが多く、肌の老化予防へ効果を発揮します。オイルですがテクスチャーがサラサラとしているため、ベタつかないことも特徴です。
□ビタミンEが豊富
□肌トラブルへの効果が高い
□酸化しにくい
マルラオイルの特徴
乾燥や紫外線の厳しい南アフリカで育ったマルラの木の実から抽出したオイルのこと。現地では昔からベビーオイルやマッサージオイルとして使用されていて、湿疹やひび割れにも使われてきました。希少なものであるため「神の木のオイル」とも呼ばれて、その高い効果から「次世代のアルガンオイル」とも期待されています。
抗酸化力はアルガンオイルよりも強く、同様に肌の老化予防の効果も高いとされています。アルガンオイルと同様に、オイルでありながらテクスチャーがサラサラとしているため、アルガンと比べられることの多いオイルになっています。
□ポリフェノールが豊富
□抗ヒスタミン、抗アレルギー効果がある
□酸化しにくい
アルガンオイルとマルラオイル/ふたつに共通すること
ビタミンEが豊富で、抗酸化力が高いふたつのオイルには共通する部分が多くあります。紫外線に対するダメージや、肌荒れの防止、アンチエイジングにも高い効果を発揮するなど、優れた美容オイルという点であまり違いはないように感じます。
しかしどちらかひとつを使おうと考えた場合、肌質や用途によって違いが出てきます。この違いを比べてみたいと思います。
ニキビ肌・乾燥肌・エイジング肌/肌質や用途で使い分ける
ニキビ肌にオイルケアは良くないと考えるのは昔のことですよね。今はニキビ肌にもオイルケアは良いと考えられています。ニキビ肌だけではなく、肌質によって使うべきオイルが変わってきますので、肌別で見ていきたいと思います。
乾燥肌の場合
アルガンオイル、マルラオイルに共通する成分として、オレイン酸やリノール酸があげられます。どちらも抗酸化力や肌を内側からふっくらさせる効果が高いため、どちらを選んでも効果はあるでしょう。しかしマルラオイルのほうがより「しっとり感」を感じる場合があるようです。
□乾燥肌には? →マルラオイル
ニキビ肌の場合
どちらか一方を選ぶとなった場合、アルガンオイルのほうが肌に対してさっぱりとしていると感じる方が多いようです。マルラオイルの場合ニキビができてしまったというクチコミもあるため、ニキビ肌や肌荒れなどのトラブルにはアルガンオイルのほうが適していると言えます。
□ニキビ肌・肌トラブルには? →アルガンオイル
エイジング目的の場合
どちらのオイルにもアンチエイジングの効果があり、老化予防の効果があります。どちらか一方を決められない場合は香りや使用感で判断したり、自分の好みによって選ぶのも良いかもしれません。
□エイジング肌には? →どちらも向いています。使用感や香りなど、好みで選ぶ方法をおすすめします。アルガンオイルにはナッツのような独特の香りがあります。アロマとして使うたびリラックスすることができるので、アルガンを選ぶ方も多いようです。対するマルラオイルにはほとんど香りはありません。香りがないものを望む方には良いでしょう。
購入しやすいオイルはどっち?
現在アルガンオイルのほうが入手はしやすいようです。ドラッグストアにも並んでいる場合がありますし、数も多いようです。対するマルラオイルはまだ浸透していないのか、数も少なくネットでの入手が主になっています。
アルガンオイルとマルラオイル/まとめ
アルガンオイルとマルラオイルは、どちらも素晴らしい美容オイルであることは間違いありません。もちろん、どちらか一方が劣っているということもありません。肌質や用途に若干の違いはありますが、やはり続けて使用していくためには、自分に合うものを選ぶことが大切ですよね。使用者の間では、どちらも持っていて使い分けているという方も多いので、そういった使い方を選ぶのも良いかもしれません。