歯のホワイトニングの方法は?「クリニック」VS「 ホワイトニングジェル」
笑った時にきれいな白い歯が見えると、清潔感があって好感がもてますよね?しかし女性の中で「歯に自信がある」というアンケートでYESと答えた人は、なんと全体の20%にも及びません。なかなか自信が持てない歯の悩み。歯を白く保つためには何をするべきなのでしょうか?
なぜ歯が黄ばんでしまうのか?歯の汚れの原因
歯の着色汚れをステインと呼びます。これは毎日の生活の中でじわじわと蓄積されてしまうものです。黄ばんで見えてしまう原因には、以下のようなものが考えられます。
①食べ物によるステイン汚れ
代表的なものとして、コーヒーや紅茶、赤ワイン、カレー、ブルーベリー、ミートソーススパゲティーなどがあります。お茶類やポリフェノール、色の濃い食品などは、色が染み付きやすいとされています。洋服についても染みになるものばかりなので、洋服も歯も同じことが言えるでしょう。
②タバコのヤニによる汚れ
タバコにはニコチンやタール(ヤニ)が含まれています。このタール(ヤニ)は植物に含まれる樹脂のことで、脂っぽい臭いと色があります。こびりつきやすい特徴があるので、喫煙所の壁が黄色っぽく汚れてしまうのもこれのせいです。
③加齢による黄ばみ
永久歯は一生ものです。長い間使い続けてきたものなので、当然少しずつ染み付いてしまった汚れが現れてきます。その他にも、歯のエナメル質が透けてくるので黄色っぽく見えてしまうことがあげられます。
注意! 着色汚れ(ステイン)は長年染み付いてしまったものほど、取れにくくなります。気になった時からケアをしていかないと、どんどん取れなくなってしまうもの特徴のひとつです。
オーラルケア・まずは自宅で習慣の見直し!
①毎日の歯磨き習慣の見直し
まず何よりも大切になるのが毎日の歯磨きです。毎日きっちりと汚れを落とすことが出来れば、それだけでステイン予防になります。
ブラッシングの方法としては、朝晩の1日2回でも回数としては充分ですが、質にこだわって磨くことが大切です。磨けば磨くほど良いと勘違いをしている方がいるかもしれませんが、力の入れすぎや磨きすぎは、歯を保護するエナメル質を傷つけてしまいます。力を入れず、なでるように磨いていきましょう。
②歯磨き粉の見直しと注意点
毎日使う歯磨き粉を、ホワイトニング効果のあるものに変えるのも効果的です。もちろんすぐに効果を得るのは難しいので長期的に挑むことが必要です。
気をつけたいのが、ホワイトニング用の歯磨き粉には研磨剤が含まれていること。力を入れて歯を磨きすぎると、この研磨剤が歯のエナメル質を傷つけてしまい、逆効果になってしまう場合もあります。使用上の注意をしっかりと守って習慣として取り入れましょう。もしくは研磨剤の入っていないホワイトニング歯磨き粉を選ぶのも良いかもしれません。
□オーラルケア アパガードリナメル
【https://www.amazon.co.jp/dp/B009KFBPFK/】
こちらは研磨剤の入っていないホワイトニング歯磨き粉。研磨剤の代わりにナノ粒子のハイドロキシアパタイトという成分で歯を白くするため、傷をつけてしまう心配がありません。
歯科医院(歯医者・クリニック)で行うホワイトニング
近年はホワイトニング専門の歯科医院が増えてきました。とくに女性は対面時に「人の歯を見てしまう」という方が多いので、クリニックでのホワイトニングは、選択肢のひとつとして当たり前になりました。
歯科医院では虫歯やクラック、歯周病がないかを先に医師が診断してからのホワイトニングになります。基本的に使われるものが過酸化水素等の高濃度の漂白剤で、濃度によって施術方法が変わるとされています。方法としては、大きく分けて3種類あります。
□オフィスホワイトニング
費用:3~5万円(審美目的のため保険対象外)
歯科医院に通い行うこと。1回の施術で歯が白くなることを実感できると言われています。プロの目でステインの原因を探ることができるので、白い歯を保ち続けるという意識の上でも良いかもしれません。
□ホームホワイトニング
費用:2~4万円
歯科医院で処方されたものを自宅で行うこと。医院で行うよりも弱い薬剤を使用することになるので、必然的に回数が必要になります。実感するまで1週間程度かかると言われています。
□デュアルホワイトニング
「オフィスホワイトニング」と「ホームホワイトニング」のどちらも併用して行うこと。医院によっては併用することで割引対象になる場合もありますが、やはり費用はかかります。より確実な効果を得るためには検討するのも良いかもしれません。
Q 歯のクリーニングとホワイトニングの違いとは?
A ホワイトニングが「漂白」であることに対して、クリーニングは「掃除」です。歯の表面についた歯垢(プラーク)やヤニを掃除することをさしています。歯の内部にまで浸透した着色汚れを落とすことは難しいですが、歯磨きでは落としきれない汚れを落としてくれます。
Q 虫歯があってもホワイトニングはできる?
A 虫歯の場所と状況に応じて医師が対応してくれます。小さな虫歯なら問題はないとされていますが、歯にヒビが入っていたり欠けていたりする場合、薬液がしみて痛みが出てしまう場合があります。その場合は治療を行ってからのホワイトニングになります。
歯科医院(歯医者)でホワイトニングができない歯もある?
実は専門のクリニックでもホワイトニングが出来ない場合があります。
□歯に大きな虫歯がある
□歯周病になっている
□知覚過敏になっている
□妊娠中の方
□歯が外傷によって変色している
□歯の神経がない
□セラミック、金属、プラスチックの歯
上記の場合はホワイトニングができないので注意が必要です。もちろん虫歯や歯周病の場合、それらの治療を行った後にならホワイトニングをすることができます。出来るか出来ないかは、一度医師に相談してみると良いでしょう。
市販で手に入るオススメホームケア・ホワイトニングジェル
ホワイトニングケアとして歯科医院の費用をデメリットと考える場合、ホワイトニングジェルを選ぶのもオススメです。これは歯磨き粉とは違い、基本的に歯磨きの後に「歯に塗る」ものになります。通販やドラッグストアでも簡単に手に入るため、歯磨き後の習慣として取り入れることで、キレイな歯を保つことができます。
□トゥービー・ホワイト デンタルビューティエッセンス
【https://www.amazon.co.jp/dp/B00PI04RYW/】
専用の歯ブラシを使い、歯の着色汚れを浮かびあげて落とします。1回の使用量が1~2滴であるため、コスト的にも負担にならずに続けていくことができます。いつも使っている歯磨き粉に混ぜて使う方法も紹介されていて、毎日の生活に取り入れやすいのも魅力です。
□パックス ジェルはみがき
【https://www.amazon.co.jp/dp/B001PMZGPG/】
発泡剤、研磨剤ともに含まれていないため、電動の歯ブラシを使用している方も安心して使うことができます。ホワイトニング効果はそれほど高くありませんが、しっかり磨いて予防するという点で優れています。キシリトール配合で、虫歯予防という点からも良いのではないでしょうか。
□ちゅらトゥース
(※こちらは通販のため、公式ページになっております)
通販で販売している沖縄発のホワイトニングジェル。歯だけではなく、歯茎の色をピンクにしたいと考えている方にもオススメです。歯磨き後に取り入れる形になるため、新習慣としてはじめてみるのも良いでしょう。
まとめ
歯の着色汚れは、時間が経てば経つほど落ちにくくなってしまいます。歯は一生使い続けるものなので、いつまでもキレイな歯で過ごしたいですよね?そのためには日々のケアが大切になってきます。自分の生活に一番取り入れやすい方法を探してみるのも良いのではないでしょうか?