浮気男。どうして男は浮気を繰り返すのか?その心理を探る。

LOVE ライター:
「え?どうして?」

 

つきあっている彼、結婚している夫。

ちゃんとした「彼女」「妻」がいるのにも関わらず、別の女性に目がいってしまう。

 

そんな男性、いませんか?

 

今回は「どうして男が浮気を繰り返すのか」について、心理学的な部分から考えてみましょう。

浮気男の共通点

私のカウンセリングルームを訪れる女性の何割かは、彼・夫の浮気に悩んでいる女性なのです。そんな方々から「パートナー」である彼やご主人のお話をお聞きすると、そこにとある共通点があることに気がつきました。

 

浮気男には、

・愛されていないかもしれない

・嫌われているかもしれない

・俺の居場所がない

という、「不安」「恐怖」のような感情があるということです。

 

「え?それって、浮気された女が感じることじゃないの?」

今、そう思ったかもしれませんね。

 

そう。

パートナーに浮気をされたとき、女性は、「あぁ、彼って私のこと愛してなかったんだ」とか、「私って彼に嫌われているのかもしれない」と感じます。しまいには、「捨てられてしまうかも!」という恐怖すら感じるでしょう。

 

つまり、パートナーとの関係に「不安」や「恐怖」を抱くわけですね。

しかし、実のところ、浮気男にも同じ感情があるということに気がつきました。

 

 

しかし、男と女は違います

「普通、愛されていないと思うなら、愛されるように頑張るのでは?」

 

ふと、そんな疑問が生まれませんでしたか?

 

そうですね。

女性の場合、パートナーに対して「もしかして女の影あり?」という疑問を抱いた時、怒りももちろんですが、同時に「捨てられるかも」という考えが浮かぶはずです。

 

そこで、私がもっと愛されるにはどうしたらいいか、と考えるのではないでしょうか。パートナーのことを愛していればいるほど、どうしたらいいのか、と悩みますね。そうして、あれやこれやと策をねるでしょう。

 

しかし、どうやら男性は違うようです。

 

男性の場合、「俺って愛されてない?」と感じると、まず、パートナーへの怒りをあらわにします。しかし中には男のプライドからか、そんな気持ちを丸ごと隠してしまう男性もいます。そんな男性の場合、まるで「保険でもかけとくか」と言わんばかりに、違う女性と関係をもってしまう場合があるのです。

 

女性の場合も、彼や夫の愛情に不安や不満を感じた時、違う男性と関係を持つことはあるでしょう。いわゆる、寂しかったから・・・という理由になるのでしょうが。男性の理由は違います。「俺ってあいつに嫌われてるのかな?」と疑い始めると、嫌われていることを前提に物事を進めていこうとするのです。

 

つまり、「別れてほしいの」と彼女や奥様に突然言われるよりも、はっきりと嫌われる原因を作っておいたほうがいいかも、と思ってしまうようなのです。心の準備をしておく、とでもいうのでしょうか。

 

 

浮気男は罪悪感の塊 

心理の世界で、《罪悪感を感じたがために、さらに悪いことを重ねる》という考えがあります。

 

例えば、「私はいい母親じゃない」と心の根っこで感じているとしましょう。

であれば、いい母親になるために努力すればいいのですが、中には「いい母親」ではない証拠を作り上げるかのごとく、「悪い母親」を演じてしまう人がいるのです。罪悪感があることに慣れてしまい、常に「ごめんね」「私のせいよね」と感じていないと自分じゃない、というスタンスです。その根っこにあるものは、「罪悪感」です。

 

浮気男も同様。

 

浮気は一般的に見て、悪いことに分類されますね。

つまり、浮気男の場合、「俺ってあいつに恋人らしいこと何もできてないな」と思う罪悪感が強いからこそ、ますます「彼女」に対して「悪いこと」を繰り返す、という。本当に困った人が多いのです。

 

 

罪悪感の罠は繰り返す

これまた心理の世界の話ですが。

罪悪感は繰り返すものなのです。罪悪感の習慣性、とでもいうべきでしょうか。まるで麻薬のように、「ダメだ」とわかっていても、ついつい手が出てしまうのですね。もちろん、パートナーを愛している場合は「もう浮気はしない」と約束し、相手と離れるでしょう。

 

しかし、しばらくすると、何か心に違和感を感じます(本人は気が付きません)。

そうして何をするかと言えば、再び、浮気相手と再会したりするわけです。

 

これこそ罪悪感の習慣性

罪悪感に慣れてしまった彼やご主人の心は、罪悪感を常に感じることで心の状態を維持しようとするわけです。ですから、「浮気はやめた」と言いながら裏でこっそり関係を続けていたり、実際に浮気はやめたとしても別のことで彼女や奥様に罪悪感を感じさせられるものを作ろうとします。

 

浮気男のこらしめかた

すでに体験済の方も多いでしょうが。

浮気男は取り締まるだけではいけません。もしも、貴方のパートナーが罪悪感の習慣性を持った人だとすれば、なかなか治りません。そんな場合、目には目を、ではありませんが。

 

愛には愛を返していくといいのです。

 

まったくこらしめたことにはなりませんが。

もしも、どんなに浮気をするパートナーでも、大切なの!と、貴方が心からそう思うのであれば。今までの二人の関係に失っていたものを取り戻すチャレンジをすると決心してください。浮気な行為に対し、ぶつぶつ文句を言っていたって始まりません。

 

それよりも、いかにして「許し」、いかにして「防ぐか」ですね。

 

貴方が「この人、私を愛してないのかしら?」と不安に思ったように、パートナーはずっと前から「こいつ俺を愛してないんじゃ?」と心の中で思い続けていたのかもしれません。お二人が愛し愛されていた頃の自分自身を思い出し、「愛」を表現してみる時期なのかもしれません。

 

この記事を書いた人

三橋 久美

三橋 久美

バツイチ、再婚組。子育てしながらカウンセリングに励む日々。専門は、人間関係(家族、恋人、同僚、友人)改善。趣味は恋愛小説を書く事。

あなたが綺麗になるためのサロン探し

関連する記事

人気の記事