ヘルシー美人秘伝!日本の和ハーブとの上手な付き合い方【ユズ・ドクダミ】

ライフスタイル ライター:

ヨモギ、ドクダミ、シソ、サンショウ、ユズetc。

日本の野山にはたくさんの美容と健康に良い植物が溢れています。これから日本の和ハーブの種類や活用方法について、紹介していきます。

 

■和ハーブって一体どんな効能があるの?

和ハーブの種類も様々ですが、葉だけの物から実がなる物、花が咲く物とあって、葉だけでなく、茎や花びら、実、種、皮といった風にそれぞれのパーツを活かして和漢として活用していく事も可能です。

今からそれぞれの和ハーブの効能について紹介していきます。

 

■ユズ

◆効能

血行促進、疲労回復、風邪の予防、美肌効果、保湿効果、抗菌抗炎症作用

 

◆利用法

・皮をお風呂に浮かべて入浴剤として活用すると、ユズの香りによるリラクゼーション効果や血行促進作用、抗菌効果を得られます。

 

・ユズの皮と種を日本酒に浸けてそれを皮膚に塗ると天然の油分によって、高い保湿効果や抗菌作用があります。冬場の手先のひび、あかぎれ対策にお勧めの手作り美肌アイテムです。

 

・ユズの果樹を絞って水で割って蜂蜜を加えるとビタミンの補給になるので、風邪の予防や美肌にお勧めです。

 

・ユズの皮を細かく刻んで料理の味付けにすると、風味がよくなります。抗菌作用もあるので、さしみや酢の物といったメニューに是非トッピングしてみて下さい。

 

 

■シソ

◆効能

整腸作用、防腐抗菌作用、解熱作用、利尿効果、鎮静作用

 

◆利用法

・衣を浸けて、てんぷらにするとシソの栄養分を丸ごと補給する事が出来ます。

 

・ささみと一緒に混ぜると臭みが取れて風味が増すので、ヘルシーなダイエットメニューになります。

 

・シソをみじん切りにした物を卵焼きに混ぜてもおいしいし、栄養価が高まります。

 

・赤シソジュースと青シソジュースとありますが、どちらもクエン酸が豊富なので、TCA回路(クエン酸回路)の活性化や疲労回復に効果があります。

 

 

■ヨモギ

ヨモギはあちこちに生えているので、比較的取り入れやすい和ハーブです。

 

・ヨモギ茶は甘味がありますが、もしも癖があって飲みにくい場合にはウーロン茶や緑茶に少量加えると飲み易くなります。疲労回復や脂肪燃焼効果、デトックス効果が期待できるので、毎日の水分補給に是非取り入れていきましょう。

 

・ヨモギ入り餅、団子、ホットケーキ

ペースト状にしたヨモギは、餅や団子、ホットケーキ、おにぎりといった風に様々な料理に混ぜて使う事が出来ます。

 

ヨモギに含まれているクロロフィル成分は食物繊維がミクロ化した物なので、腸管のひだの奥深くに蓄積されている毒素や老廃物をきれいに取り除きながら、便として排出していく効果があります。便秘解消、ダイエット、美肌作用と高い効果が期待できるので是非取り入れて下さい。

 

 

■ドクダミ

ドクダミも庭や道端のあちこちに生息しているので、比較的手に入れやすい和ハーブです。別名十薬と呼ばれながら、古来から重宝されてきた和漢成分です。

 

ドクダミの葉を干して煎じて飲む方法が一般的ですが、かなり臭いや味が強いので、もしも気になる場合には、ウーロン茶や緑茶、ジャスミンティーなどに少量ずつ混ぜると飲み易くなります。

 

血糖値を安定させたり、むくみ防止に効果的なカリウム成分や、その他のミネラル成分が豊富に含まれています。フラボノイドも豊富に含まれているので、殺菌効果や利尿作用、血液サラサラ効果と様々な効能が期待出来そうです。

 

■毎日の水分補給に和ハーブを!

和ハーブを日々のライフスタイルに取り入れるのに一番手っ取り早い方法としては、お茶として煎じて飲む事です。出来ればメーカーが粉状にして加工して販売している物よりは、山や道端に咲いている和ハーブを積んできて干して煎じて飲む方が、絶大な効果を得る事が出来ます。

 

もしも都会に住んでいて、天然の和ハーブが手に入りにくい場合には、道の駅で個人農家の人が乾燥させた和ハーブを袋詰めにして出品している物を購入したり、ネット通販で取り寄せるといった方法もあります。和ハーブの活用方法もたくさんあるので、これから和ハーブを日々のライフスタイルに上手に取り入れていく秘伝のコツについて紹介していきます。

 

●干して乾燥させてお茶にする

●抽出した成分をチンキ剤にして、塗り薬にする

●パックにする(シートマスクに和ハーブのエキスを少量混ぜる)

●入浴剤にする

●トリートメントオイルや化粧水として活用する

●料理のかくし味として活用する

●石鹸にする

●防菌剤や防腐剤として活用する

 

和ハーブも少しずつ使い慣らしていくうちに、いろいろな活用法がある事に気が付くはずです。常備揃えておいて、インナーケア、アウターケアとして活用していく事によって、病気の予防にもなるし、化粧品を自分でも作れるようになるので市販の物を購入しなくてよくなります。

 

このように和ハーブと長く付き合っていく事は、健康面、美容面、コスト面でも大きなメリットがあるという事です。

 

 

和ハーブとの上手な付き合い方について紹介してきましたが、興味を持っていただけたでしょうか? 

和ハーブもアウトドアレジャーのついでにまとめて採取しておくと、それを乾燥させたり冷凍保存する事によって長く活用していく事が出来ます。古来から日本に伝わる和漢の智慧なので、是非日々のライフスタイルに取り入れながらヘルシー美人を目指していって下さいね。

 

 

この記事を書いた人

平野 明子(猫瑠璃)

平野 明子(猫瑠璃)

美容薬学検定1級、JOHOダイエットアドバイザー、部屋mite第11回インテリアコンテスト優勝。ランサーズでライターをしています。

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