<海外と比較>汚いと思われている!?~日本の歯ケア事情~
日本人はダイエット意識や美容意識はとても高いと思われていますが、実は歯・口内のオーラルケアに対してはまだまだと言われています。日本の歯ケア・オーラルケアは今どうなっているのでしょうか?
海外と比較して、日本の歯ケア、オーラルケアは最低クラス?
外国人が答えた日本人の歯並びに対するアンケートによると、76%もの外国人が「日本人は歯並びが悪い」と答えたそうです。これは先進国でも最低クラス。なぜ治療をしないのか? そんな回答があるんだとか。
実際に歯並びが悪い人が「治療をしよう」と思う割合も、アメリカ79.3%、中国85.3%に対して、日本は54.2%と、意識の低さが先進国では最下位クラス。
海外では美容院に行くような感覚で、定期的に歯医者に通っている人が80%ほど。対する日本は35%です。
■日本の意識は「虫歯は治すもの」
■アメリカ「虫歯は予防するもの」
この意識の違いが、上記にあるアンケート結果「歯並びが悪い」に繋がっているのかも。
アメリカでは4人に1人が虫歯経験ゼロ。対して日本は、虫歯経験ゼロは20人に1人!
汚いと思われてる? 日本の事情
日本は歯周病という言葉に対する認知度は非常に高いのですが、治療しようと考えている人が非常に低いという結果が。日常のケアアイテムも、「歯ブラシ」と「歯磨き粉」のみの使用者が多く、デンタルリンスや歯間ブラシなどの普及率もかなり低いんです。
そもそも日本では、八重歯はかわいいものと捉える文化がありますが、実はこの文化は日本だけ。外国人から見ると、どうして治療しないの? と思えてしまうのだとか。
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■歯磨き粉は極力使わない
歯磨き粉を使って磨くと確かにさっぱりしますが、実は「さっぱりしているだけ」かもしれません!磨いているうちに泡や唾液が溜まるため、短時間で歯磨きを終わらせてしまう人が多いのだとか。さっぱりするためには良いですが、そればかりに頼らず歯垢を落とすことを心がけること。
■1本の歯を20回は磨く
磨きたいところから磨くのではなく、口の中をぐるっと1周するように1本ずつ磨いていくのが理想的な磨き方。凹凸のある部分は、歯ブラシを縦や斜めにしてしっかり磨くこと。1本20回磨くと、だいたいハミガキにかかる時間は15分。これを目安に磨いてみてください。
■デンタルリンスを使ってみる
たとえば職場でお昼を食べた時、忙しくてハミガキできない人も多いと思います。そんな時はデンタルリンスで口をゆすぐだけで、気分も一緒にリフレッシュできます。1本職場に置いておくといいかも。
日本の歯ケア・オーラルケア事情まとめ
現在76%もの外国人が日本人に対して「歯並びが悪い」と感じている現実。2020年の東京オリンピックを前に、この問題に取り組むべきと声があがっています。
歯は一度失うと二度と元には戻らないもの。だからこそ、歯を守るためにもっと真剣にならないといけないのかもしれません。