よく耳にする「グルテンフリーダイエット」!その正体と効果とは

ダイエット

ダイエットにも役立つとされている「グルテンフリー」。テニス選手のジョコビッチやハリウッドスターも実践しているということでも注目されています。

 

最近では、日本でも「グルテンフリー」を謳う商品も増えてきました。

 

しかし、グルテンフリーって実際のところ、どんなものなのでしょうか?そして、ダイエットにどう活かすのがベストなのでしょうか?

 

■グルテンフリーの正体

そもそもグルテンとは、小麦や大麦、ライ麦などに含まれているタンパク質の一種のことを指します。

 

「グリアジン」「グルテニン」という2種類のタンパク質を水でこね合わせることで、グルテンが生まれます。生地のもちもち感や粘り、弾力のもとになるのがグルテンです。

 

そして、グルテンフリーとは食事からグルテンの入っている食べ物を排除すること。グルテンが入っている食べ物は、小麦が使われている食品がほとんどです。パンやパスタ、ピザ、うどんにラーメンなどにもグルテンが入っています。また、ケーキやドーナツのようなお菓子、カレールー、揚げ物や天ぷらの衣にもグルテンは含まれています。

 

 

 

■グルテンフリーと小麦アレルギーは違う

そもそも、グルテンフリーは小麦アレルギーと混同されがちです。小麦を口にしただけで顔が腫れるなどの症状が出てしまうのが「小麦アレルギー」。

 

グルテンによるアレルギー症状は、まったく異なるものです。

 

小腸がグルテンに過敏反応する「グルテン過敏症」、グルテンがなかなか消化しにくい「グルテン不耐症」の人がグルテンを口にすると、小腸の粘膜にトラブルが生じてしまい、必要な栄養素が吸収されにくくなったり、いらないものが体内に勝手にとりこまれたりされてしまいます。これが慢性的なものになり、体調不良を起こしやすくなるのです。便秘や下痢、自己免疫疾患、PMSや片頭痛なども起こりやすくなり、肝臓にも負担がかかりやすくなります。

 

しかし、グルテンを摂取しなければこのような問題は起こりにくくなります。自分の体を守るためにグルテンを摂らない。これが「グルテンフリー」です。

 

 

■グルテンフリーダイエット

また、グルテンフリーダイエットという言葉にも、実は落とし穴があります。英語では「ダイエット」は“食事法”という意味があります。つまり、海外でのグルテンフリーダイエットとは、グルテンを摂取しない食事法というわけです。

 

では、グルテンフリーでダイエットをすることはできないのでしょうか?

 

いいえ、そんなことはありません。グルテンフリーを実践することで体重が落とすことができるのです。グルテンを摂ると、小腸の粘膜が傷んでしまいがち。そうなると、脂肪がつきやすく太りやすい、それなのに痩せにくい状態になってしまうのです。グルテンを摂取しないことで、腸に炎症が起こらないように心がける。そうすれば、脂肪もつきにくくなるでしょう。

 

しかし、自分がグルテンに弱いのかどうかを判断することはできません。日本国内では現在、保険を使って受けられる検査はないのです。そこでおすすめなのが「3週間ほどグルテンを抜いて生活してみる」こと。普段困っている症状が、グルテンを摂取しない間に改善すれば、グルテンと相性が悪い体質だとわかるでしょう。

 

もしもグルテンが体質に合わないとわかったら、その後もなるべく食べないようにするのが大事です。しかし、どうしてもパンを食べたい!パスタが大好き!と言う場合には、毎日食べないようにすればOK。体の不調が出てきたら、サプリメントや薬を利用するなどするだけでなく、「食べない」ことも心がけるようにしましょう。

 

 

さいごに

グルテンを使った食べ物は美味しいものが多いですが、「美容に悪い」という意見もあります。思いきってグルテンフリーに踏み出して、健康と美容に気を付けてみるのもいいかもしれません。

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