ちょっと待って!あなたのその美容法、間違っていない?

スキンケア・美容法 ライター:

■お肌にいいと思って続けているお手入れだけど

「明日のお肌が今日より魅力的なるように、スキンケアは力を入れて丁寧にお手入れしたい!」

 

忙しい時間をやりくりして、夜にスキンケアをする時間を作っている女性は少なくないと思います。一日頑張って疲れたお肌をいたわって、明日に備える事は大賛成です。明日も元気な笑顔でいるためにも肌にピッタリなスキンケアを選んで、素肌のメンテナンスをしておきたいものですよね。

 

インターネットや雑誌、色んなところから美容情報って入手できるようになりました。「これだけはこだわって。」なんてスペシャルな方法も、日々実行していらっしゃるかもしれません。ところが良かれと思って続けているお手入れ方法だけれど、実は間違っているものもあるかもしれません。

 

これから「NGなお手入れ方法」をご紹介しますから、「正しい方法」に修正していきましょう!

 

 

■「NGなお手入れ方法」と「正しい方法はコレ!」

 

冷水で顔を洗うのはNG!

毛穴が引き締まる理由でしている人も多い冷水洗顔。毛穴が引き締まり過ぎて毛穴の中の汚れが落とせませんし、化粧水や乳液の保湿成分が浸透しにくくなります。

 

正しい方法はコレ!: 洗顔をする時に適切な温度は「人肌のぬるま湯」です。

皮脂が浮きやすい人は少し高めの35度程度、乾燥しやすい人は32度程度の水温がベストです。

 

 

ピーリングのしすぎはNG!

ピーリングは汚れや余分な角質を剥がすのには便利なお手入れ方法です。ただし日本人の肌は元々薄く、過度なピーリングをすると肌を剥がしすぎます。肌が敏感になったり肌荒れの原因になりますから、頻繁にピーリングするのはやめましょう。

 

正しい方法はコレ!:ピーリング剤でマイルドな有名な成分といえば「アルファヒドロキシ酸(AHA)」です。それ以上の剥離効果のあるピーリングは、専門家に任せてお手入れしてもらうのがベターです。使用は週に1~2回程度、肌のコンディションを見ながら使用しましょう。オイリー肌の場合は少々頻繁に使用してもいいですが、ドライ肌の場合は使いすぎは厳禁です。また季節によって使う回数をコントロールするのも大切です。

 

 

化粧水をつける時の過剰なパッティングはNG!

毛穴を引き締める効果かがあるからと、化粧水をつける時に過剰にパッティングをしてはいけません。皮膚を叩くと肌に思った以上に負担が掛かり、メラニン色素を刺激してシミが濃くなり、肌はゴワつきやすくなります。

 

正しい方法はコレ!:パッティングというと「パンパンパン!」と強くたたく人が少なくありません。もしパッティングをする場合は、「トントントン」程度で、力を全く入れない程度のパッティングが正解です。叩き込むというよりも、押さえ込むというニュアンスのパッティングをしましょう。多めの化粧水を使って、肌になじんだら即ストップですよ。

 

 

時間を置きすぎるパックはNG!

化粧品によって異なりますが、パックをするベストタイムは10~15分程度です。それ以上つけっぱなしにしていると、逆に肌が乾燥しやすくなります。パックをしたまま翌朝まで寝ちゃったなんて論外で、長い時間肌にのせておけば効果が上がるわけではありません。

 

正しい方法はコレ!: 商品の取り扱い説明書をよく読んで、適切な時間でパックを剥がしましょう。剥がす時は肌に負担がかかるので、上から剥がすのがコツです。これは産毛は下向きに生えているのが理由で、下から剥がせば産毛も一緒に引き抜いて肌に負担がかかります。パックを付ける前に美容液等を使うと、保湿効果が高くなり剥がす時にも負担が少なくなります。

 

 

シャンプーのしすぎはNG!

頭皮のニオイが気になる、フケがよく出るなどの理由で、シャンプーをしすぎると頭皮にダメージが与えられます。洗浄力の高いシャンプーばかり使っていると、頭皮のコンディションが悪くなり、発毛を妨げて抜け毛が増える原因になります。気持ちがいいからと爪でガリガリ掻くのは頭皮が傷付き、フケが増える原因になります。

 

正しい方法はコレ!:髪の毛や頭皮の汚れを、まずはお湯で洗い流しましょう。シャンプー剤を手に取りよく泡立ててから、優しく指先で地肌をマッサージしながら洗います。すすぎは丁寧すぎるほど行い、シャンプー剤が残りやすい耳の部分など、すすぎ残しがないように気をつけましょう。シャンプー剤に含まれる界面活性剤は肌トラブルの元ですから、顔にかからないようにするのがおすすめです。

 

 

体を洗いすぎる事はNG!

ナイロンタオルでボディブラシで力を入れてゴシゴシこすると、肌の保護膜の「皮脂膜」が剥がれて肌が乾燥しやすくなります。力の入れすぎや洗い過ぎで、敏感肌になったり、肌荒れやくすみの原因になります。

 

正しい方法はコレ!たっぷりと泡立てた肌に優しい洗浄剤で手で洗う事が、肌に負担をかけない洗い方です。「そんな方法じゃ汚れが落ちないのじゃ??」と思ったあなた、今までの洗い方が皮脂膜を剥ぎ取っていた洗い方です。その洗い方を変えないと、美肌は目指せませんよ。

 

 

水分の過剰摂取はNG!

「デトックス効果が高くなるから!」こんな理由で水分を取りすぎている人は要注意です。体が冷える原因になりますし、夕方むくみやすくなる原因になります。

 

正しい方法はコレ!: 1日に必要な水の量というのは体重によって異なるってご存知ですか?

  

体重÷30=1日の必要量

 

体重60キロの人なら、60キロ÷30=2リットル

 

スープやお味噌汁など、食事で摂取する量も合わせた量です。

 

いま人気の白湯を飲む方法などを活用して、暖かい水を少量ずつ摂取するのが好ましいと言われます。

 

 

あぶらとり紙を使う

メイクの上からでも皮脂だけを吸い取れる優秀なアイテムとして、海外でも注目されているあぶらとり紙。肌の上に適度な皮脂があるという事は大切な事で、あぶらとり紙は必要な皮脂まで吸い取ってしまいます。

 

正しい方法はコレ!正しくはテッシュオフ程度の皮脂の取り方が適切です。

あぶらとり紙に慣れている人は物足りないかもしれませんが、ティッシュオフに切り替える事で肌コンディションがよくなる事も!

 

 

 

いかがでしたか?

もしかしたら間違えた方法でお手入れをしていませんでしたか?情報が氾濫している分、間違えた情報も入手しやすいのです。間違った経験は無駄にはなりませんから、気付いた時に正しい方法に切り替えて、美肌力が高められるようにしていきましょう。

 

この記事を書いた人

辻本 愛美

辻本 愛美

大手化粧品会社でビューティコンサルタントを経験。結婚退職後に友人のリクエストでエステを開始。わかりやすい美容情報をお届けします。

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