一番好きな人と結婚できない本当の理由

LOVE 2016-02-24 14:14

「今までで一番好きになった人とは結婚できない」。

こういう話は、誰でも聞いたことがあるのではないでしょうか。「初恋は実らない」のと同じように、人生でもっとも愛した人とは結婚することはできないという説は有名です。

ですが、どうして一番好きな人と結婚することができないのでしょうか？その本当の理由を探ってみましょう。

■好きな人との結婚を選ばなかったのは「あなた」です。

「一番好きになった人」なのに、結婚できない。それは、相手とあなたが“合わなかった”ことに原因があるのかもしれません。

たとえば、イケメンでモテるようなタイプの男性を好きになり、今でもその彼を思い出すことがある。あんなイケメンで素敵な人と結婚できなかった自分を恨めしく思っている……いいえ、それはそんなことはありません。

結婚できなかったのには、理由があります。

たとえば、イケメンでモテる男性の場合、それだけ浮気する人も多いもの。恋人ならばまだ我慢できるけれど、結婚相手として浮気は容認できないということはあり得ます。

相手に「俺はまだまだ遊びたい」「結婚はまだ先でいい」と言われてしまう、もしくはあなた自身が「浮気ばっかりする人とはやはり、結婚しないほうがいいんじゃないか」と決断して恋を終わらせてしまう。でも、どこかでその男性に未練があるからこそ「好きだったのに結婚できなかった」というしこりが残るのです。

これ以外にも「自分は早く出産したいのに、相手の男性が子どもを欲しがっていない」「あまりにも男性に経済力がない」「ギャンブル中毒で、結婚しても明るい未来があると考えにくい」などの理由で、彼と結婚できなかったという女性もいるでしょう。

ですが、あなたはその時点でその人と結婚する道を“選ばなかった”のです。あとから「やっぱりあの人と結婚すればよかった」と思っても、意味がありません。もっとも好きになった人と結婚できなかったのは、あなたがそれを選ばなかったからなのです。

■今の相手と過去の恋を比べて、美化していませんか？

もうひとつ忘れてはいけないのが、「過去の美化」です。

たとえば、何年も片思いしていた男性と付き合ったけれど、結婚まで至らなかったというケースを例に挙げてみましょう。その後に別の人と結婚したけれど、交際期間も短いままで結婚したので、イマイチ前の恋愛ほど燃え上がらない。だから、前の恋人のことがどうにも気になってしまう。

こういう場合、元恋人と現在の結婚相手を比較してしまいがちですが、そんなことをしても意味がありません。過去の恋人は美化されがちです。片思い中や付き合っていた時にされた些細なイライラポイントも、今となっては「あんなこともされたなあ」と美しい思い出になってしまうのです。つまり、欠点すらも美しく思えてしまうというからくりがそこにはあります。

結婚は、小さなことでも気になってしまうものです。何でもキラキラした過去のように感じられる昔の恋人と、一緒に暮らしながら嫌なこともいいことも共有する結婚相手を比べるべきではありません。恋愛と結婚は異なります。どちらにもいい面がありますが、比較して昔ばかりを懐かしむのは愚かなことです。そのことをしっかり理解しておきましょう。