イヤなことを忘れるのに、お酒の力を借りるのは大間違い!?
お酒を飲んでもスッキリできない。お酒を飲んで本当にストレス発散できるの?
辛いことが続くと気持ちをリフレッシュするために、仲のいい友達を誘ってお酒を飲みに行った経験、誰だって一度や二度はありますよね。その原因は何でしょうか。彼氏との喧嘩ですか?それとも仕事の失敗でムシャクシャしていたからですか?
でもそのヤケ酒、実はやってはいけない事なのです。
「おかしいな、昨日あんなに友達と楽しくお酒を飲んだのに…。」重い頭を抱えながら「昨日飲みすぎたせいかな?」なんて、スッキリできない原因を深く追求しなかった事も記憶にあるかもしれませんね。
お酒を飲めば嫌な体験はスッキリ忘れらると思い込みがちなのですが、それが間違いである事が科学的に実証されています。お酒を飲むと私たちの脳がどう働くのか、嫌なことがあっても何故お酒の力を借りちゃいけないのかをご紹介していきましょう。
お酒を飲むと、脳はこう働く
お酒を飲むと、私たちの脳は「記憶力」を高めてしまいます。普段私たちが物事を考える時は、「表層意識」で記憶します。お酒を飲んだ日の記憶が不鮮明になるのは、表層意識で記憶するからです。表層意識はアルコールが原因で、情報をぼやけさせてしまいます。
ところがアルコールを摂取すると、「潜在意識」の記憶力は高くなってしまいます。嫌な事を忘れたいからお酒を飲むのに、その原因の「失恋」や「仕事の失敗」は潜在意識下に刷り込まれます。ですからお酒を飲んでも嫌な記憶は、強調されて脳に鮮明に残ってしまいます。
お酒を飲むと「楽しい」と感じますよね。美味しいものを食べて仲の良いお友達とお喋りが弾むと、その時は嫌だった事は忘れています。楽しいと感じるのは、脳内幸せホルモン「ドーパミン」の働きです。ドーパミンは幸福感を伝達するだけではなく、記憶力アップにも力を発揮します。
ということは、潜在意識に記憶されている「忘れたかったアノ記憶」は、一段と鮮明に脳に記録されてしまうのです。
嫌な記憶を忘れるための正しい対策方法は?
凹み過ぎると「何もやる気にならない。」というのが、正直なところですよね。「お酒を飲んでウサを晴らすくらいしか思い浮かばない。」というのは、世間でそう言われているから自身も思い込んでいるだけです。ですからそういう時は無理をせずにお酒を避けて、自然と「何かしよう。」と思えるまで待ちましょう。
まずはその時の自分に無理なくできる、日常の流れで必ずする内容でリラックスできるようにしてみましょう。
□ ゆったりと入浴タイムを楽しむ
湯船に浸かると血液循環もよくなり、緊張した体が自然とほぐせてリラックスができます。アロマ効果のある入浴剤やボディソープを使って、バスタイムを楽しむのはおすすめです。スーパー銭湯や温泉など、お友達に付き合ってもらうのもリフレッシュできます。
□ 美味しい食事を楽しむ
普段よりも手間暇をかけて、頑張る自分に美味しいお料理を作ってみましょう。作る気が起こらなければ雰囲気の良いレストランで、お酒抜きでランチやディナーもいいですね。もちろん、貴女が一番緊張しないリラックスできる相手を選んで誘ってみて!
□ 身体を動かす
太陽の光を浴びながらできる「アウトドアスポーツ」がおすすめです。ウォーキング・ジョギングなど、日光を浴びながら体を動かすとストレス軽減効果が期待ができます。山登り・ハイキングなどのお出かけは、自然に触れる事で知らず知らずに瞑想状態、すなわち心の休息に入れます。ドライブでお出かけをして、滝のマイナスイオンを浴びるなんていいですね。
何よりも身体を落ち着かせて、良い睡眠を取るようにするのが効果的です。プラスのイメージを描きながら眠りに付けば、翌朝すっきりした気分で目覚められますよから、是非お試しくださいね。