カロリー制限の落とし穴!食事記録ダイエットにはウラがある!
一時期大流行した「食事記録ダイエット」。
別名「レコーディングダイエット」とも呼ばれています。このダイエット法は食事内容を記録するだけで体重が落ちるという簡単なルールが人気を呼び、大きな話題となりました。
■食事記録ダイエットについておさらいしておこう!
まず、食事記録ダイエットについておさらいをしておきましょう。このダイエットの基本的なルールは2つあります。
まず、「食べたもの記録する」ということです。まずは食事制限なしで、記録を続ける習慣を身につけます。
慣れてきたら、次は食事内容や体重の記録にくわえて、食べているもののカロリーを計算してメモしなければいけません。
そしてそれも習慣になって身についたら、今度はカロリー制限を始めます。一日に摂取していいカロリーを自分で決めて、口に入れるものをそのカロリー摂取量以内に収めるようにするのです。なお、カロリーオーバーしてもペナルティはありません。
このカロリー制限も慣れてきたら、簡単なストレッチやヨガ、ウォーキングなどを試しながら、代謝のいい体を目指します。
このような生活を続けているうちに、自分の食生活のクセに気付くことができ、それを改善できるのだそう。厳しい食事制限や激しいトレーニングをすることなく、正しい食生活や食習慣を身につけるのに適していると話題になりました。
■「カロリー制限」のワナ!「リバウンドしやすい」
しかし、この食事記録ダイエットには落とし穴があります。
その落とし穴こそ、「カロリー制限」に関係しているのです。
まず、カロリー制限においては自分の好きなようにその摂取量を決めることができます。なかには極端に低いカロリー値を設定する人もいますが、まずこれが間違いです。
基礎代謝量より低いカロリーしか摂取していない場合、体を健康に保つためのエネルギーすら捻出できません。基礎代謝量ギリギリはカロリーをとらないと、健康を維持できないとされています。
しかし、その一方で、基礎代謝量ギリギリのカロリーさえとっていればいいというわけではありません。なぜならば、そこには常に「我慢」が強いられるからです。お腹が空いても、その日のカロリー摂取値を超えてしまいそうならば我慢しなければいけません。もちろんカロリーオーバーをしてもペナルティはないのですが、それでも毎日・毎食我慢を強いられます。
このようなカロリー制限は、リバウンドを生みやすいとされています。不満やストレスが多いダイエット法は、失敗しやすいのです。目標としていた体重・体型に一瞬なれたからといって、それを維持できなければ意味がありません。
■食事制限ダイエットに頼らないで痩せるにはどうしたらいい?
では、食事記録ダイエットに頼らずに痩せるにはどうしたらいいのでしょうか?
まず、多少の我慢は必要です。
糖質や脂質のとりすぎはやめるべきでしょう。ですが、少量であれば食べてもいいのです。自分の食の嗜好を正しく把握して、それを上手にコントロールするのが大切です。
また、「運動しなくても痩せられる」というダイエット法はないと思って下さい。体をまったく動かさずに痩せることはできません。ですが、激しいトレーニングをしなければ痩せられない、というのも極論です。
★たとえば、歩く量を毎日増やす。ストレッチや屈伸運動などを毎日数分でもいいからするようにする。階段を使うようにする。こういった習慣だけでも、だんだんとあなたの体型は変わってくるはず。
■最後に
規則正しく、バランスのとれた食事を1日3食口にすること。好きなものは選んで上手に食べること。そして、適度な運動を苦に思わず、続けられるトレーニングを見つけることが大事です。
何より、ノーストレスで続けられるダイエットを模索しましょう。ストレスや我慢ばかりのダイエットは楽しくありません。楽しくないダイエットは、リバウンドしてしまいがちなのです。楽しめて、続けられる!そんなあなたに合ったダイエットを見つけましょう。