美のパイオニア・クレオパトラに学ぶ、現在に続く美容法
現在の美容法にも支持され続けている、クレオパトラの美容法
クレオパトラといえば、その名前を知らない人はいません。世界三大美女と言えば、「クレオパトラ」「楊貴妃」「小野小町」です。諸説有り、「クレオパトラ」「楊貴妃」「ヘレネ(ギリシャ神話の美女)」という説もあります。
クレオパトラは、小鳥のような美しい声で、人を引き付ける魅力的な話力を持っていたと言われています。紀元前69年~30年の古代エジプト・プトレマイオス朝最後の女帝で、その名は「父の栄光」を意味します。
クレオパトラの容姿は「絶世の美女」とされています。非常に美意識が高く、その容姿を保つために行った美容法やメイク法は、2000年経った今でも時を越えて支持されています。クレオパトラが追求して発見した美容法は、現在のエステサロンや美容医療にも影響を与えています。30代になっても10代の美貌を保っていたという話もあるそうで、その美容法は実は身近にあるものを使った方法が多いのです。
イスラエルの湖「死海」のミネラル塩を使う
「死海」と言えば、普通の海の7倍の塩を含む湖で、湖に入ると体が何もしなくても浮いてしまうことで有名です。死海の海水に含まれている塩の中には、豊富なミネラルが含まれています。
余談ですが、塩以外でミネラルが沢山含まれていることで有名なのが「泥」で、「泥パック」は余分な皮脂を吸い出しながら肌にミネラルを補給する美容方法です。ミネラルを肌に補給すると、肌の代謝が活性化されるだけでなく、しなやかに潤い健やかでトラブルを起こさない丈夫な肌になることは有名です。
当時イスラエルの死海からエジプトまで海水を運ぶというのは不可能ですから、クレオパトラは海水を「死海の塩」にしてエジプトへ運びます。その死海の塩を使った美容法は、「バスソルト」や「ボディスクラブ」という今でも愛されている美容法です。日本でも温泉に行くと、塩を配合したボディスクラブ製品が並んでいますよね。
薔薇の花から抽出される「ローズオイル」を使う
【photo by www.ginza-tomato.co.jp】
ローズ成分といえば、化粧品や香水といった化粧品で現在も大活躍をしています。ローズ成分の美肌効果といえば、「保湿」「引き締め」「肌の弾力性の活性化」などの美肌効果があります。ローズの香りには精神を落ち着けるリラックス効果もあり、ホルモンの分泌を整える働きもあります。生理痛や更年期障害の緩和効果も認められている優秀な成分です。
現在でもローズオイルは非常に高価なものです。約30mlのローズオイルを抽出するには、数ポンド(450g/1ポンド)の薔薇の花びらが必要とされます。
現在では化粧品にも多く配合されていますから、配合されている化粧品を選んで使うのが簡単です。もし高価なローズオイルが入手できたら、ほんの少し乳液やクリームなどに混ぜて使うといいですね。
ミネラル・アミノ酸が豊富な「ハチミツ」を使う
ハチミツは、天然のビタミン・葉酸・カルシウム・、酵素・鉄を含め、85~190種類の栄養素をバランス良く含んでいます。高い保湿効果・殺菌効果・消炎効果という幅広い優秀な効果を発揮します。肌につけてもよし、食べてもよしと、美容効果は満点です。
直接肌につけるとピーリング効果を発揮するため、クレオパトラはなんと脱毛にもハチミツを使っていたとか!これが今に続く「ブラジリアンワックス」の発祥の根源で、これには驚きを隠せません。
自分で肌に使う場合は、無糖の純正のハチミツを使いましょう。洗顔・化粧水・乳液に、極少量混ぜると保湿効果を発揮します。ピーリングで使うなら、無糖のヨーグルトにハチミツをスプーン1杯程度混ぜて使えばパックにできます。
いかがですか?
今尚愛され続けているクレオパトラが発信した美容法を貴女も取り入れて、女子力を上げてみてはいかがですか?