「新型栄養失調」って知ってる?カラダの不調を感じたら、チェックをしてみよう!

健康法 ライター:

40歳前後の人を中心に「新型栄養失調」が急増中

【photo by bizlady.jp】

 

ランチやディナー、飲み会に行ったらオーダーに迷うほど美味しそうなメニューがいっぱい、デパ地下に行ったらスイーツやデリに目移り。あっちには美味しそうなワインやチーズ、実りの秋の果物だって見逃せない!

 

こんな「飽食の時代」に、「栄養失調」ですって?

 

いえ、よく見てください、「新型」です、「新型栄養失調」って、ご存知でしょうか?食べ物に溢れかえっているこの時代に、40歳前後の方を中心に「新型栄養失調」が急増していると報告されています。

 

「新型栄養失調」とは、カロリーは摂取しすぎなのに、タンパク質やビタミン、ミネラルといった栄養素が不足することで起こります。食事や睡眠はきちんと取っているのに毎日だるくて疲れやすいと感じる、風邪をひきやすくなった、集中力が低下したなど感じる方、もしかすると新型の栄養失調かもしれません。またタンパク質やビタミン、ミネラルと言った栄養素の摂取は、体調管理だけではなく、健康的で若々しい肌や髪を作る大切な材料です。

 

以下チェック項目で、アナタの新型栄養失調の危険度をチェックしてみましょう。

 

 

「自分は新型栄養失調?」セルフチェック項目でチェックしてみましょう

 

【photo by vikuto.com】

 

① 野菜中心の食生活で、肉類は食べない

② 油を取らないように心がけている

③ 野菜と果物が嫌い

④ インスタント食品・コンビニ食が多い

⑤ 栄養ドリンクやスポーツドリンクの摂取量が多い

⑥ 丼ぶりやラーメンなど炭水化物をよく食べる 

⑦ アルコールの量が増えた 

⑧ 冷え性が気になる

⑨ 風邪を引きやすい

⑩ ドライアイ・目が疲れやすい

⑪ 髪が細くなった・抜け毛が気になる

⑫ 精力が減少した 

 

ドキッとした項目、ありませんでしたか?

 

①、②に当てはまる方なんて、ヘルシーな食事そう!って感じますが、真実はそうではありません。もちろんですが、チェックした項目が多ければ多い程、新型栄養失調への危険度は高まります。

 

脱・新型栄養失調!チェックが入った項目を改善するのに、欲しい栄養素はコレ!

 

【photo by conjugal.sunnyday.jp】

 

では、チェックした項目で、どの栄養素が足りていないのか、改善するためには何を摂取すればいいのかを確認していきましょう。

 

「① 野菜中心の食生活で、肉類は食べない」という場合、「タンパク質」不足しています。タンパク質が不足するとイコール老化促進です。「卵」「乳製品」「肉」「大豆製品」を積極的に摂取しましょう。

 

 

「② 油を取らないように心がけている」という場合、「脂質」不足しています。実は脳細胞の6割は脂質で構成されていて、脂質量が不足すると、記憶障害や気分障害が起こりやすくなります。摂取するのにおすすめの脂質は、「青魚」「くるみ」と言った良質な脂質です。

 

 

「③ 野菜と果物が嫌い」という場合、「ビタミン」「ミネラル」「食物繊維」不足しています。便秘や下痢を繰り返す方は、食物繊維の不足が原因で、腸内の悪玉菌が増加していています。野菜や果物でしか摂取できない栄養素もたくさんありますから、積極的に摂取しましょう。どうしても苦手という方は、良質なサプリメントで補う努力をしましょう。

 

 

「④ インスタント食品・コンビニ食が多い」という場合、「カルシウム」不足しています。インスタント食品やコンビニ食は、時間がない時や面倒な時には便利な食事ですが、多量に含まれる「リン」がカルシウム不足を促進します。長期的に考えると骨が弱くなり、骨粗鬆症の原因になりますし、短期的には筋肉がスムーズに動かなくなります。骨ごと食べられる「小魚」の摂取、カルシウムがたっぷり含まれる「ヨーグルト」などを摂取しましょう。

 

 

「⑤ 栄養ドリンクやスポーツドリンクの摂取量が多い

「⑥ ラーメンなど炭水化物の摂取量が多い」 

「⑦ アルコールの摂取量が多い

という場合、「ビタミンB」が不足しています。

 

ビタミンBが不足すると、エネルギーの変換に不具合が起こるので疲労を感じやすくなります。変換に不具合を起こしたエネルギーは「脂肪」になり、太りやすい体質にします。

 

ビタミンBには8種類のビタミンがあります。(ビタミンB1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン)「発芽米」「卵」「牛乳」「レバー」「魚類」などに多く含まれますから、積極的に摂取しましょう。

 

 

「⑧ 冷え性が気になる」という場合、「タンパク質」「脂質」「鉄」が不足しています。血流が悪くなり体が冷えたり、貧血を起こしやすくなります。「動物性のタンパク質」、ナッツ類に含まれる「ビタミンE」、魚に含まれる「EPA」を摂取しましょう。

 

 

「⑨ 風邪を引きやすい」という場合、「タンパク質」「ビタミンA・D」「亜鉛」が不足しています。免疫細胞が低下するため風邪を引きやすくなります。「タンパク質」「レバー」「緑黄色野菜」を摂取しましょう。

 

 

「⑩ ドライアイ・目が疲れやすい」という場合、「ビタミンA」が不足しています。パソコン・スマホ・コンタクトでドライアイになりやすい環境が整っています。「ビタミンA」「レバー」「緑黄色野菜」が、目の疲れやドライアイを改善します。

 

 

「⑪ 髪が細くなった・抜け毛が気になる」

「⑫ 精力が減少した 」

という場合、「亜鉛」が不足しています。亜鉛は細胞分裂には大切な栄養素で、不足すると精液量が減少する原因になります。「牡蠣」が亜鉛を摂取するには非常に有効なのですが、苦手な方も多いと思いますのでサプリメントで摂取しましょう。

 

 

「新型栄養失調」を防ぐために、継続すること

【photo by tabi-labo.com】

 

いかがでしたでしょうか?

ここが気になっていた!という方、必要な栄養素を積極的に摂取するように心がけましょう。栄養素は何かを特別多く摂取すると良いわけではなく、バランスよく摂取しないと吸収率が下がります。

 

そして栄養素と言ったら「健康」に気をつけることということだけを思い浮かべます。ところが健康な体のコンデションを整えておくことは、「美容」という観点で密接な関わりを持ちます。「健康=美しい身体や肌」ということを意識して、バランスの良い栄養素を摂取するようにしましょう。

 

上記12項目のチェックが増えてから元の良い状態に改善するには、何十倍もの努力が必要になることだけはお忘れなく!!

 

この記事を書いた人

辻本 愛美

辻本 愛美

大手化粧品会社でビューティコンサルタントを経験。結婚退職後に友人のリクエストでエステを開始。わかりやすい美容情報をお届けします。

あなたが綺麗になるためのサロン探し

関連する記事

人気の記事