日焼けを気にするアナタ、朝食でパスしたい食品があるって知ってた？

ライフスタイル 2015-08-22 08:36

朝食に野菜や果物を食べると、シミを濃くする原因に？？

朝食に野菜ジュースや果物、最近ではスムージー等で、栄養のバランスを考えて、たっぷりビタミンを補給するように心がけている人が増えています。ところが朝から積極的に野菜や果物を食べると、マイナスな部分もあるってご存知でしたか？

一部の果物や野菜の中には「ソラレン」という成分が含まれています。ソラレンは「高毒性物質」と呼ばれ、紫外線を吸収して美容の大敵・シミを作りやすくする効果を持っています。

ソラレンの高毒性は、摂取してから約2時間後が一番活発で、その効果は7～8時間持続すると言われています。ということは、朝食時に摂取したらお昼過ぎまでは、その毒性に要注意ということです。その他にファゴピリン・フェオホルバイドａも摂取すると、UV感受性を高めてシミになりやすいと報告されています。

せっかく朝食の時にたっぷり野菜や果物を食べたのに、通勤時や通学時間の間にソラレン効果でシミを濃くしてしまうという事実。お出かけ前にせっかくUVケアをしたのに、朝食に野菜や果物を食べたせいで体の中からその効果が半減していたかもなんて、驚きの新事実ですよね。

ソラレンは野菜や果物に含まれていて、光に当たると毒性を活性化させてしまいます。アトピー性皮膚炎や尋常性白斑、乾癬、掌蹠膿疱症の患者様の治療に使われる事もあります。

例えば尋常性白斑とはメラニンができず皮膚の所々が白斑になる皮膚病ですが、白斑部分にソラレンを塗布した後UVを照射するとメラニン色素が再生できるという治療で、それほどメラニンの活動を元気にする効果があるのです。

ソラレンは、野菜や果物でビタミンCの含有量が多いものに含まれています。

例えば果物なら、オレンジ・レモン・ライム・グレープフルーツ等の柑橘類野菜なら、キュウリ・セロリ・人参・シソ・パセリ・野沢菜・春菊などアロマテラピーに使われるエッセンシャルオイルでも、柑橘系のオイルなど、気をつけた方が良いものもあります。

朝食時に何気なく食べている野菜サラダやヨーグルトに混ぜると美味しい果物にも、少し注意をした方がよさそうな食品がありそうですね。

ソラレンを含む食品は避けたいですが、シミ予防食品を積極的に摂取する事はお勧めです。朝食で摂取しておくとシミやシワを防ぐ効果のある食品は次のとおり。

・リコピン　　　　　トマト・スイカ

・アスタキサンチン　サクラエビ・赤い海藻・イクラ・サケ

・αカロチン　　　　ワカメ・ノリ・スイカ・小松菜・ブロッコリー

・βカロチン　　　　ワカメ・ノリ・ヒジキ・抹茶

・ビタミンC　　　　イチゴ・アセロラ・カリフラワー・ブロッコリー・ピーマン

イチゴ・ラズベリー・クランベリー等のベリー類はエラグ酸を含み、メラニンを作る酵素のチロシナーゼを不活性化します。

ソラレンを含む食品は、朝控えて夜食べれば何の問題もありません。また夕食で積極的に摂取すると日焼けの回復をサポートする食品をご紹介しておきます。

・新陳代謝を促進　　牛・豚・鶏・卵黄・牡蠣・カニ・煮干

・細胞の修復補助　　海藻・魚介類・肉類・卵黄

もし日焼けして体に熱感を感じるようなら、カニ・シジミ・海藻は体を冷やす効果を持っています。日焼けをしたら、できるだけ早く冷やすことも大切です。20～30分間冷やすとメラニンを作る酵素のチロシナーゼの働きを弱めます。

美肌を体の中から作るために、食品によって摂取する時間が違うなんて！とびっくりした方も多い事でしょう。今よりも美肌を目指したい美意識の高い女性に、ぜひ実践していただきたい食事方法です。