唇が腫れる…カサカサする…それ唇の日焼けかも!

ビューティ

唇が日焼けするって知っていましたか? 唇は、皮膚が薄くデリケートなので、紫外線の影響も受けやすいところです。にもかかわらず、うっかりUV対策を忘れたということもありがちです。初期症状はカサカサする、唇の皮がむけるなどという程度。けれど、ひどくなると唇が腫れてヒリヒリする、水ぶくれができるなどという症状になります。真っ赤に腫れたタラコ唇や水ぶくれになったら、火傷状態になっていますので、病院・皮膚科を受診した方がいいレベルです。今日は、唇の日焼け予防と、日焼けした後の対処法について紹介しましょう。


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唇は日焼けしやすい

肌にはUVケアーの日焼け止めを使うのに、唇に限って何もしないということはありませんか。気づいたら、真っ赤になっていて海外のリゾート地で、結構慌てたという口コミもありました。何故か、唇は日焼けなんかしないと思い込んでいる人が多いのです。

そもそも、唇は薄くメラニンも少ないので、紫外線によるダメージを受けやすい場所でもあります。また、唇には汗腺もないため、皮脂による油膜が作れず、放っておくと乾いてしまいます。乾き切った唇は、バリア機能が全くない状態なので、紫外線を防ぎにくい状態になっています。もし、こんな症状があったら、それは唇の日焼けです。

・カサカサする
・皮がむける
・唇が痛い
・腫れる
・水ぶくれが出来る
・シミが出来る

こうした症状が出ましたら、それは日焼けがもたらす症状ですから、すぐ対処しなくてはなりません。


【photo by 01.gatag.net】

 

 

唇の日焼け後の対処方

①皮がむけやすくなったり、カサカサするケース
これは、日焼けによって唇の細胞が傷つけられ、水分を逃がしやすくなっている状態になっています。これを直すためには、保湿をしてあげることが大切です。オイル(スクワランオイル、ホホバオイル、オリーブオイルなど)を塗ります。そこにラップなどでパックしてあげると、より保湿効果を高められます。これを5分~10分したらはずし、またオイルを塗ります。こうしているうちに、唇のバリア機能が回復してきます。

唇は、回復が早いですので、皮がむけても、3日くらいで回復します。けれど、もっと早くしたい場合は、ビタミンCを摂取しましょう。コラーゲンが生成され、唇組織の回復力を早めてくれます。


②唇がヒリヒリとして痛かったり、腫れているなどのケース
この場合は、ともかく冷やすことです。こうした症状はヤケドと同じですから、ともかく、まずは冷水で冷やしてあげましょう。そのあと、氷をタオルで包んだものを唇にあてたり、氷ガが入った袋を唇に当てます。また、保冷剤を当てて冷やしてもいいですね。こうしたことで、腫れや痛みを落ち着かせることになるでしょう。



③唇の水ぶくれやタラコ状の腫れのケース
強い日焼けによって、唇に水ぶくれが出来てしまうことがあります。あるいは、ヒリヒリして我慢ができない痛みがあった場合は、ひどいヤケドをしたのと同じ状態なので皮膚科などの病院に行ったほうがいいでしょう。というのも、ひどくなると、ヘルペスができたり、唇のガンが発生したりするケースもありますから、侮れません。すぐに行けない場合は、冷却を続けましょう。水ぶくれの中の水を出したり、皮を剥いだりすることはご法度。余計悪化が進みます。




間違ったケアには気をつけて!

日焼け後のケアを間違えると、取り返しがつかない事態になることもあります。ケアをしないで放置しておいても、唇が硬くなったり、ガン化する可能性もあります。また、日焼けすることで、抵抗陸を失って、ヘルペスなどを起こしやすい体質になることも、多々あるので注意が必要でしょう。間違ったケアの実例を示しましょう。

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①唇の水ぶくれをつぶす
水ぶくれの正体はヘルペス。唇の日焼けでヘルペスになる事はあるのです。それは、日焼けする事で唇の皮膚の免疫力が落ちるからです。そもそも、ヘルペスとは何かというと、ヘルペスウィルスが原因で、皮膚に水ぶくれができる事です。これを潰せば、ウィルスが飛散し、すぐまた隣に出来たり、なかなか引かなくなります。このウィルスは風邪を引いたり、日焼けしたりして体の免疫力が落ちている時に発症しがちです。菌は体の中に潜伏していて体が弱った時にでてきたりしますから、厄介です。

 

 

ヘルペスが発症するといつかは水ぶくれが治りますが、ヘルペスウィルスは潜在して、再度、免疫力が落ちた時を狙ってまた発病します。ですから、ヘルペスを引き起こさないようにするには、免疫力を落とさないよう日頃から注意しましょう。当面の予防は、まず唇を日焼けさせないようにすることが肝心です。

②唇の皮を剥いではいけません!
日焼けによって唇の細胞は、ダメージを受けています。そこをむやみに触ったりすれば、細菌が入るかもしれませんし、皮を剥けば、せっかく保護していた皮が剥がされ、治りにくくこじらせやすくなってしまいます。



③唇を化粧水で保湿するのはダメ!
唇を化粧水で保湿するには、バリア機能が失われた唇に、美容成分が多い化粧水は刺激が強すぎ、かえって悪化させることにもなります。対処法は、腫れたものは冷水で、そして、オイルパックをして潤いを回復させるのがいい方法です。



 

唇の紫外線対策にはUVカットのリップクリームを

帽子を被っても、日傘をさしても唇に降り注ぐ紫外線をブロックするのは難しいです。どうしても、苦手という方は、マスクという手もありますが…。一般的ではないですよね。まずは唇の日焼け予防については、UVカットのリップクリームを使うことです。紫外線の唇へのダメージは結構大きいし、危険を伴うこともあるので、外出時には、UVカットのリップクリームは つける必要があります。紫外線吸収剤は、吸収した紫外線を赤外線に変える際、肌に大きな負担がかかるので、唇が傷ついてしまいます。UVカット効果のあるリップクリームを使う際は「紫外線吸収剤」が入っていないものの方が安心ですね。


UVカットリップクリームには、¥268(税抜)から¥1,200(税抜)までいろいろな種類のUVカットリップクリームが発売されています。なかには、口紅効果と一体になってUV効果も含まれる商品もあります。また、紫外線吸収剤フリーという製品もあります。SPFがついたナュラルorオーガニックリップランキングを一部紹介します。

①アルバボタニカ

「サンブロックリップケア」4.2g ¥648円(税抜)SPF25…100%ベジタリアンのケアを追及している「アルバボタニカ」。使われる原料は11の厳しい基準を満たしたものだけを使用。プチプラ価格です。


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②Hurraw! Balm(ハーロウ!バーム)

「リップバーム 」SPF15 4.3g 672円+税 リップとは思えないライターか何かのような斬新的デザイン。SPF15でUVケア、100%ナチュラル素材なので安心! 


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③ラヴェーラ

「トリートメントリップ センシティブ」税込1015円 4.5g SPF5 有機栽培のシアバターを50%以上も使用したリップ。トリートメントリップシリーズは3種類ありますが、センシティブはUV効果もほのかについています。ライムグリーンのパッケージは印象的!


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④バジャー

「サンスクリーンスティック」 18.4g SPF35 2,160円 (税込)アメリカのオーガニックコスメブランド「バジャー」。化学物質を一切使わない天然100%!な材料を使って作られたリップ、SPFの高さとウオータープルーフが特徴的。

【photo by www.isis-gaia.net】





日頃のケアと免疫力が鍵を握る

紫外線を浴びることによって、その炎症によって10日程免疫機能が働かなくなってしまいます。口唇ヘルペスなども、そのために生じたのでした。だからこそ、UVリップクリームでの防衛が必要ですし、日焼けしてしまった後の正しいケアも大切なわけなのです。

また、口唇ヘルペス対策に、一番いいのは体調管理だということも言われています。たとえ、日焼けをしたとしても、良く眠っていたり、健康な体の場合には、ヘルペスウィルスにかかっていても発病しにくいものです。当たり前のことのようですが、

・UVカットリップを使い、紫外線から唇を保護する
・ビタミンBを摂取し、乾燥しにくい唇にしておく
・リラックスし睡眠をとり過労を避け、ストレスをためない
・バランスのとれた食事を摂り、規則正しい生活を心がける

こうした基本的生活のケアをしておくことが、結果的に免疫力を高めることにつながるのです。特に、紫外線を予防するには、緑黄色野菜やビタミンC,Eが効果的です。



【photo by www.fixabay.com】

終わりに

プルルルン唇は、日頃の生活態度が関係していること、それゆえの免疫力が大切なことも分かりました。そして、紫外線防御が何より大切です。口紅だけ塗っていても、紫外線は素通りしてしまいます。同時に、口紅の油分が酸化で唇の色が変色したりすることにもなるので注意が必要です。唇の日焼けは決して軽視せず、UVカットリップクリームなどをつけ常時携帯しましょう。唇乾燥に効果のあるビタミンB2も補強して、唇の日焼け予防をしっかり意識してくださいね。


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