出世する人は社交辞令なんて言わない、有言実行が将来性のカギ
どうせ働くのなら、デキる人・将来性のある人と言われたい。
では、どうやったら出世する人になれるんでしょう。
今回は人間関係のカナメである会話について、デキる人の特徴を3つピックアップしました。
行動から出世する男性を見抜くもよし、自分の将来性を高めるのもいいでしょう!
年収1000万以上の80%以上は、社交辞令を言わない
人気TV番組の「ホンマでっか?TV」で、社交辞令を言う人は出世するかどうか、というテーマが語られていました。
社交辞令は人間関係の潤滑油にもなります。
適度に社交辞令を言うべきと感じる人は多いのですが、デキる人はムダな社交辞令を言いません。
「ホンマでっか?TV」内でも、マーケティング評論家の牛窪 恵(うしくぼめぐみ)先生が、
「出世する男性は有言実行。言ったことは、社交辞令で済まなさい」
と、言っていました。
出世するビジネスマンの有言実行率(言ったことを社交辞令でなく本当に実行する率)を見ると、年収600万未満の人が約5割、年収1000万円以上の人は約8割になるそうです。
つまり、年収1000万円以上の高所得者層では、80%以上の人がいったん口にしたことを必ず実行しているのです。
この実行力の差が、年収の違いを生み出しているというわけ。
仕事ができる人になりたければ、出世する人の行動の特徴を参考にしましょう!
特徴1:言ったことを確実に実行して、信頼度を高める
有言実行の人は、周囲から高く評価されています。
なぜなら有言実行タイプの人は、社交辞令こそ言いませんが、仕事上でいったん口にしたことは、確実に実行します。
だから周囲からの評価は高まるばかりです。
やがて、デキる人の信頼度は判断力の高さにつながり、ひいてはその人が言ったこと=マチガイのない判断だと、受け取られるようになります。
こうなると、デキる人の一言は千金の重みをもちます。
時には若いうちから大きな仕事をまかせられたり、会社の重要な意思決定にかかわったりすることさえあるのです。
社交辞令を言わずに、行ったことは必ず実行する。こんな人が出世をしないはずがありません。
特徴2:LINEやメールの返信が早く、言ったことはすぐにやる
デキる人は、受けたメッセージにすぐ返信をします。
忙しいはずなのに、実にこまめにメッセージをチェックして、瞬時に返事を返しています。
メッセージを受け取ったら、すぐに返信することが習慣化されると、大事なメッセージを読み逃すこともありません。
恋愛中なら、メッセージを受け取った後に少しじらす…などというテクニックは有効でしょうが、ビジネスでは不要なタイムロスです。
デキる人はこういったタイムロスを嫌い、メッセージを受けたら状況が変わらないうちにすばやく動いて、柔軟に対応するのです。
だから、行動が的確でミスがありません。
仕事にまちがいがない→成功する→周囲の評価が高まる、という流れです。
デキる人は、こまめなメッセージチェックで時間をムダにしているに見えて、実は非常に効率よく仕事を片付けているんです。
特徴3:自分のキャパシティを知り尽くし、もう少し上をめざす
有言実行といっても、自分が簡単にできることだけをやっていては、出世はむずかしいでしょう。
デキる人は、自分の能力とキャパシティを知り尽くしたうえで、さらに次のステージを狙います。
周囲から期待された仕事を、きちんとこなすのはもちろん、相手が期待した結果に少し上乗せした結果を出してくるのです。
有言実行の人は自分のキャパシティをよく知っているので、とうてい実現できないことは最初から引き受けません。
しかし同時に、できることだけをやっていては、成長しないこともわかっています。
ですから時には多少むずかしいと感じることも引き受け、やれますと周囲に言いきることで自分を追い込んで問題をクリアしていくのです。
ちょうどフィギュアスケートの羽生結弦(はにゅうゆづる)選手のように、自分はできると周囲に言い切って、その言葉に自分自身をのせてしまうのです。
もちろん、言葉に乗ってものごとを実現するには、ベースとなる能力や勤勉さが必要です。
やるべきことを毎日コツコツと積み上げているからこそ、いざという時に、予想される以上の力を発揮できるんです。
社交辞令を実行することで、仕事力を高めよう
気軽に言ってしまいがちな社交辞令。
しかしこの社交辞令を実行することが、コネを広げて信頼を得ることにつながります。
うっかり実行できない社交辞令を言いそうになったら、気持ちを引き締め、自分が本当にやりたいこと、やるべきだと感じたことだけを口にしましょう。
これを続けていけば有言実行の人として認められ、しだいに仕事上の評価も高まることでしょう。