スッキリ足がほしい!むくみ撃退には弾性ストッキングを
ダイエットがうまく行ったのに、なぜか足だけが細くならない…。
こういう場合は、足にぜい肉があるのではなくて、むくんでいるのかもしれません。
女性は下半身の血流が悪い人が多く、むくみも深刻な悩みです。
そこで、むくみ対策に使えるアイテム、弾性ストッキングをご紹介します!
座りっぱなし・立ちっぱなしが、むくみの原因
むくみは、足の静脈の血行不良が主な原因です。
なぜそんなに足がむくむのかというと、足の静脈は血行が悪くなりやすいからです。
そもそも足の静脈の大きな役割は、足に流れてきた血液を上半身の心臓に送り返すこと。
重力に逆らって血液を上半身に送るために、足の静脈にはたくさんの弁がついていて血液が逆流を起こしにくいようになっています。
ところが長時間の立ちっぱなしや座りっぱなしだと、血行が悪くなり足の静脈が広がります。
静脈が広がると逆流防止弁もひろがってうまく機能しなくなり、血液が逆流してしまい、血管から余分な水分がしみだしてきます。
水分がしみだすと周囲の細胞の新陳代謝が悪くなります。 これが、むくみの原因です。
血行不良によるむくみや足のだるさに対して、効果的なアイテムはあるのか?
TV番組の”ガッテン!”では、弾性ストッキングが紹介されていました!
履いているだけで、足の血行を良くする靴下
弾性ストッキングとは、着用するだけで一定の圧力を足に欠けることができる靴下のことです。
履いているあいだ一定の圧力を足にかけ続け、足の静脈周囲を圧迫することで逆流防止弁が広がるのを防ぎます。
ただし履くだけで一定の圧力がかかるということは、靴下の素材が、弾力に富んでいるということ。
そのため弾性ストッキングの着用時には力が必要であったり、履きにくかったりするデメリットがあります。
しかし慣れればちゃんと履けるようになりますので、むくみ予防には効果的。
履いているうちにズレるということもなく、快適に1日中履いていられます。
いっぽう、TVの“ガッテン!”の中でも注意するよう言われていましたが、あまりにも長時間続けて弾性ストッキングを着用していると、かゆみやしびれを感じることもあるようです。
これは血管に対して圧力をかけ続けると同時に、皮膚に対しても圧力をかけつづけるために起きることです。
さらに、足の形やサイズが変わると弾力ストッキングは使いにくくなります。
変化があるたびに足に合うものを買いなおすことになるので、むくみ防止効果は高くてもコスパはあまりよくありません。
弾性ストッキングが購入できる場所は?
履いているだけで足の血流をうながす弾性ストッキング。
むくみが気になる人は買ってみようと思うでしょうが、いったいどこで売っているんでしょうか。
医療用弾性ストッキングは、外科や整形外科などがある病院で購入できます。
医療用のほうが圧力をしっかりかけられるのでむくみ防止にはお勧めなのですが購入に際しては、医療従事者による正しい指導が必要です。
かかりつけ医などと相談して、自分の体に合った圧力を教えてもらいましょう。
正しい圧力を知るには足首やふくらはぎ、太もものサイズを正確に測定しなくてはなりませんし、動脈硬化や高血圧など心臓や肺・血管の病気で治療をしている人や糖尿病治療中は使えない場合もあります。
医療用でないものはどこで買えるかというと、ドラッグストアなどで販売されています。
こちらは全般的に、医療用よりはかけられる圧力が低いです。
低いといってもむくみ対策になりますから、健康に問題がない人はドラッグストアなどで、圧力が高めの弾性ソックスを購入するのが近道です。
医療用は、夜間は脱いで寝るのが基本
市販の弾性ソックスのなかには就寝中に利用できるものもありますが、医療用は基本的に、夜間は使えません。
夜に使うと、かえって血液循環が悪くなる可能性があるため、脱いでから就寝します。
市販でも医療用でも弾性ストッキングの利用にあたっては、用法をきちんと守り、効果的に使いましょう。