テカるけど乾燥する!混合肌のファンデーション選び
頬や目の周りはカサカサしているのに、鼻やおでこ、顎はすぐにテカってしまう。こんな悩みを抱えている人は多いはず。このような混合肌の方は、どんな下地やファンデーションを選べばいいのでしょうか?
テカるけど乾燥する!厄介な混合肌
乾燥肌でもオイリー肌でもない。乾燥で肌がカサカサになってしまう部分もあれば、すぐにテカってしまう部分もあって、どちらとも言えない。こんなふうに肌の状態がパーツごとに異なる混合肌は、日本人に最も多く見られる肌質だと言われています。
混合肌の特徴
□頬や目の周りは乾燥する
□おでこや鼻がテカる
□顎の先はベタつく
□毛穴の開きが気になる
□ニキビのトラブルが多い
□肌にふれた時、カサカサの部分と、ベタつく部分がはっきりと分かれている
上記に当てはまる人は混合肌の疑いがあります。そのほかにも、季節の変わり目だけ肌の状態が変わってしまう、生理前や睡眠不足の時だけそういった症状が出てしまうなど、いろいろな状況があるようです。
化粧前のステップ・混合肌の基本のスキンケア
肌トラブルのほとんどの原因は「乾燥」にあります。それは混合肌も例外ではありません。肌の水分量が足らず、それを補うために皮脂を分泌してしまっている状態が、混合肌やオイリー肌に見られるテカリの原因です。
混合肌のスキンケアで大切なのは、まずはしっかりとした保湿を行うこと。しかしテカリやすいパーツに対して、油分の多いクリーム等をたっぷり使うと、ニキビや黒ずみの原因となってしまいます。そのため基本的に使う化粧品は同じでも、パーツごとに使い方を変えていくことが基本です。
脂浮きが気になる部分へのクリーム等は、蓋をする程度で。乾燥が気になる部分は、重ね塗りをすること。化粧水、乳液(クリーム)などで全体をケアした後、5分程度置いてから再び重ね塗りをすると、乾燥や化粧崩れを予防することができます。その後化粧をするまで5〜10分程度時間を置いてみるのも、スキンケア成分が肌に馴染んで化粧崩れが起こりにくくなるので、こちらも試してみてください。
混合肌の化粧下地は塗る前が肝心
混合肌の下地選びとしては、付け心地の軽めのものを選びます。重いこってりとしたテクスチャーのものよりも、水っぽく伸びの良い軽いものがオススメ。何種類も塗らなくても良いように、日焼け止めもしっかり入っているものが良いでしょう。カラーコントロールのできるCCクリームを下地に使うのも良いかもしれません。
下地を塗る前のチェック
□スキンケアが肌になじんだ後に行う
□テカっていたらティッシュオフ
□乾燥している部分はないか
上記の3つをチェックします。
とくにスキンケアが肌になじむ前に下地を塗ると、すぐに崩れてしまうので要注意。
混合肌のファンデーションの使い分け・選び方
混合肌は、乾燥するパーツとテカってしまうパーツがあるため、ファンデーションも肌の状態によって使い分けするのがポイントになります。
□全体用にリキッドファンデーション
基本はリキッドファンデを使います。しかし使用するのは少量で良いでしょう。全体的にうすく伸ばし、テカリが気になる部分は少し足りないくらいが丁度良いかもしれません。
□部分的にパウダーファンデーション
化粧崩れを予防するためにも、リキッドの上からはパウダーをはたきます。乾燥が気になる部分は、場合によって使わずにいても良いかもしれません。基本的に化粧崩れ予防と、足りない部分へのカバーとして使いましょう。
季節の変わり目や、生理前、疲れている時など、肌の状態はいつも違ってきます。肌の状態に合わせて、このふたつのファンデーションの割合を変えたり、使い方を変えてみたりすることが化粧崩れを予防して、キレイを長持ちさせるコツになります。
化粧崩れしてしまった!緊急のメイク直し
簡単な化粧直しの方法も、一緒に覚えておくと役に立つかもしれません。
□ティッシュオフよりも、スポンジオフ
多くの混合肌やオイリー肌の人がやるテカリのティッシュオフ。ティッシュでももちろんテカリはとれますが、理想はファンデーションなどについているスポンジでオフすること。これによって潤いが自然に肌に残るので、次の化粧崩れがしにくくなります。
□化粧直しには乳液プラス
化粧が崩れてしまった時、上から再びファンデーションを塗ると、どうしても変になってしまいますよね?化粧が崩れた際のお化粧直しは、基本的にファンデーションは使いません。理想は化粧がよれた部分のみコットンに含ませた乳液でオフをして、そこにパウダーをはたくこと。少し手間がかかりますが、これが一番キレイに直すことができます。
化粧直し用の乳液は、100均の小さなケースに詰め替えたり、あらかじめコットンに乳液を浸したものを、小さなビニール袋などに入れてポーチに忍ばせておくことなどがオススメです。
まとめ
乾燥肌もオイリー肌も悩みは尽きませんが、そのどちらの症状も出てしまう混合肌も厄介ですよね。混合肌は体調や季節などで肌の状態がずいぶんと変わるため、常に自分の肌がどんな状態か知ることが必要です。「毎日同じスキンケアで、同じ化粧で大丈夫」と思わず、しっかり肌をいたわってあげてください。