食べてないのに太る…それって、トランス脂肪酸が原因!?
食べていないのに太っている。そんな疑問を抱いたことってありませんか? 実はその問題、トランス脂肪酸が深く関わっているかもしれないんです。
食べてないのに太ってる? 体重が増えるわけ
食べてないのに太った。もしくは、日頃からそれほど食べない人が、太っている。思い当たる節はありませんか? 特に下半身太りに多く見られるのがこれ。食べてないのに太っている。その問題はどこにあると思いますか?
朝はパンとコーヒー、昼は菓子パン1個。量は少ないのに、痩せないどころか太っている。こういった問題には、知らないだけで本当はこわいトランス脂肪酸が関わっているかもしれません。
知っておきたいトランス脂肪酸のはなし
そもそもトランス脂肪酸って何? と思う人も多いと思います。トランス脂肪酸とは、マーガリンを代表に、菓子パンや菓子類に含まれる油のこと。成分表記に「ショートニング」と書かれていたら、それにもトランス脂肪酸が含まれています。
実はこのトランス脂肪酸がやっかいな油なんです。
アメリカの場合ですが、2018年までにアメリカではトランス脂肪酸は全面禁止になりました。なぜなら、トランス脂肪酸には肥満や心臓病との関連が指摘されており、「安全とは認められない」と結論づけられたからです。
トランス脂肪酸は摂取を続けると肥満になる。一言で説明すれば、こういうことです。
ではなぜ日本ではまったく規制されていないのでしょうか?
食べてないのに太るのは、トランス脂肪酸が原因?
日本でトランス脂肪酸が規制されていないのには、いろいろな理由があります。トランス脂肪酸というのは油ですが、もともと液体の油を人工的に固めて個体にする時に生成されます。個体になった油というのは、パンやケーキ、ドーナツ類など、様々な場所で使われています。とても危険なのでは? と思いますが、日本人の平均的なトランス脂肪酸の摂取量は0.92~0.96gで、この程度だったら問題がないと言われているからです。
しかしこれは平均です。少ない人もいれば、多く摂取している人もいるということです。
トランス脂肪酸が多く含まれるマーガリンや、菓子パン・菓子類を日常的に摂取している人は、それほど食べていないのに肥満傾向になっています。そこに下半身太りの原因があるのかもしれません。
少食の人こそ太る? 気をつけたい食生活まとめ
たとえば昼食はコンビニのパン1個。そんな少食の人でも、このトランス脂肪酸が関わってくると、容易に下半身太りに悩まされてしまいます。たとえ少食でも、食べるものの選びかたで脂肪の付き方は変わってきます。もちろんトランス脂肪酸だけが悪者とは限りません。食塩・脂質のとりすぎにも下半身太りの原因は隠れているんです。
安いマーガリンではなく、バターを使う。手軽に買えるコンビニ菓子パンは控える。味付けの濃いものばかり食べない。たったこれだけのことですが、ここを気をつけるだけで体の中が変わってくるのがわかるはず。
肥満の原因となるトランス脂肪酸を食生活の中で、出来るだけ排除していくことで、体質が変わってくるかもしれません。肌の老化、どろどろの血、ぱさぱさの髪。これら全てが食生活にかかっています。もともとあまり食べない人ならば、より一層食生活には気をつけて、バランスのとれた食事をするように気をつけたいですね。